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映画『HERO』&秋の気配

 張芸謀の『HERO』を見た。張の映画は、『紅いコーリャン』とか『菊豆』ぐらいしか見ていなかった。色彩へのこだわりは共通しているものの、内容の充実度がぜんぜん違うので、すごく面食らった。エンタメとしてみるべきなんだろうけど、それにしては退屈。中国剣士のハイパーな戦闘シーンなら、王家衛の『楽園の瑕』のほうがぶっとんでておもしろかったしなあ(これもよーわからん話だったが)。ワイヤー吊り下げは、もうなんとも、、、。
 さて、今日はとても秋を感じた一日だった。肌寒くて、外に薄着で出ると震えるほど。夏の暑さにはホトホト参ったので、今日みたいな過ごしやすい日がこれから増えるのかと思うと、すごくうれしい。温かいお茶も飲みたくなるし、お鍋も美味しい季節になる。果物も安くて種類も豊富になる。まだ値段は高いけど、今日は柿が登場していた。今は甲斐路を見つけたら買っている。巨峰ほど甘みが強くなく、わたしの好きな味。暦も来週には10月になるのだから、秋の気配が漂ってくるのもあたりまえですね。

メキシコ料理とボサノヴァ

 どこに行くにもMP3は必需品なのだが、鞄のなかから出ているヘッドホンのコードがヘンに引っ張られて、すぐに壊れてしまう。また片耳が聞こえなくなったので、帰り際に梅田のヨドバシに寄って買い替えることにした。ヘッドホンの棚に行くと、あまりに種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からなくなった。両耳から音がちゃんと出ればいいのだが、こんなにあるとどうすればいいのか分からないー。無駄にウロウロしてすごく時間を食ってしまった。近所のマツヤデンキに行けばよかった。しかし、Apple iPod nano、超薄型! あの薄さにはたしかにココロ惹かれるものがあるよ。見てしまうと欲しくなるー。
 今ひたすら聞いているのは、やはりボサノヴァ、ジャズノヴァ、ボサポップ。The Mosquitosがいまのところお気に入り。ボサといえば南米、南米といえばタコスというわけで、先日トルティージャで巻き巻きする料理を食べに行った。アボカドが好きなのだけど、ディップやサラダで食べるのは当然として、煮込み料理のなかにもアボカドが入っていたのが新鮮だった。
 メキシコ・ビールのメニューとにらめっこして、コロナ以外、ドス・エキス、ボヘミヤ、ネグロモデロを注文してみる。わたしの好きな味ではなかったので、メキシコ・ビールはもういい。暑い国のビールはどうしても炭酸がきつくてライトな味になるものらしい。ドイツ、ベルギー、チェコあたりのビールが美味しいんだけど、どこも寒いし。オリオンビールが全国進出しそうなのに、銀河高原ビールは東北でしか売らなくなったし。これも温暖化のせいなの?
 食べている途中、生演奏が始まった。この手の生演奏でいい思い出はあまりない。食べにきてるんだから、音楽は別にいらんと思う。ポンチョ着てサボテン・ハットをかぶったおじさんたちが「コンドルは飛んでいく」とか演奏するのかなあ、そういうのはいらないんだけどと思っていたら、ボサノヴァだった。あれ?もしかしてラッキー? ナラ・レオンとかジョアン・ジルベルトあたりの有名な曲を流していたので、ふつうにいいかんじだった。生演奏いらねーとか言ってすいませんでした。

眼鏡新調

 眼鏡を新調した。ほんとは数日前に誂えたんだけれど、度がきつすぎるのでレンズがお取り寄せになるといわれた。レンズが入荷されたらまた連絡するとのことだった。そういうわけで、今日やっと入手した。
 今の眼鏡は室内用なので、外に出ると、どうしても視界がぼやける。それでもう少し度数を上げたものを作ったのだけれど、さすがに度が強すぎて頭がぐらんぐらんする。慣れるまでの辛抱とはいえ、今日は目の奥が痛い。ここまでくると、コンタクトのほうがいいと思うんだけれど、これがまた目が乾くんだな。一長一短です。
 新調した眼鏡で本屋によるとめまいがしてきた。よって今日は本屋はあきらめる。買い物でふらふらすることにする。アロマオイルが欲しいなあと思って見ていたけど、知識がなくてどれを選べばいいのか分からないのでまた今度にしよう。ロクシタンのシアバターとヴァーベナの石鹸を入手。ヴァーベナの香りをかいでいるだけで癒される。うっとりする。

映画観ました(クストリッツァとNANA)

 エミール・クストリッツァの「ライフ・イズ・ア・ミラクル」を見てきた。監督の人生観をあらわしたタイトルみたいだ。ハズレはないだろうと思っていたとおり、いい映画だった。人生泣き笑いってかんじだ。またコメントちゃんと書きたい。
 それから、なんか血迷って「NANA」も見た。一日に二本もみたせいか、疲れた。でも原因はそれだけじゃない。普段行かないようなオオバコ映画館で、9割がた女子で超混雑していて、しかもヘンな席しか取れなかったのが疲れの原因かと思う。首痛ぇよ。
 で、「NANA」だけど、原作読んだことないのでなんともいえないです。たぶん原作をうまくまとめて無難に作ってあるんだと思う。原作からさほど逸脱していないのであれば、良しとすべきなのでは?(川原泉の『笑う大天使』が「和製チャーリーズエンジェル」になるとかいう話に比べると、、、。)
 それより、中島美嘉に釘付けだった(原作のイメージに合っているかどうかは判断できないんだけど)。細い、細すぎる! 少女マンガの(ふつーはありえない)肢体をリアルにもっているなんて、、、うらやましいというかなんというか。手足長いー指長いー、体脂肪率15%くらいなんでは? ちょっと病的な美しさでした。

有楽町日比谷地区、三信ビル保存プロジェクト

東京の日比谷公園近くにある三信ビルディング(昭和5年、1930年建立)が解体される予定にあるようです。
「まちから消える風景。その時間をもうすこし引き延ばしませんか」の文字とともに、
有楽町日比谷地区まちづくり提案
三信ビル保存プロジェクト

が始動しています。
Citta’Materiaのqazさんが中心になっておられます。
高層ビルがどんどん建てられているご時世ですが、ある古い建物に次世代に残すべき価値があると考える人たちが集まって、その建築物を残していくための行動を起こしています。こうした問題に関心のある方は、ぜひリンク先のサイトに飛んでみてください。
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(写真は上記サイトより引用させていただきました。)

おしゃれになりたいバトン

MAIさんとこより、バトンが回ってきました。
し、しかし、「おしゃれになりたいバトン」だなんてハードルが高いよ〜と思いつつ、それなりにオシャレは好きだったりするので、やってみようではないですか。
01§最近のお気に入りコーディネイトをどうぞ。
フェミニンとボーイッシュを組み合わせるコーディが好きですね。
ボトムはジーンズ、トップはダークカラーのレースがきれいなキャミを着て、そのうえに、シースルーのシャツか、よくみると刺繍がほどこされているようなシャツを重ねる。もしくは、胸元レースやリボンを結ぶタイプの、光沢のあるかんじのシャツを組み合わせるなど。
それとチャイナ風が好き(チャイナドレスではない)。しかしこの手の服を着ると、みんなに「中国人、中国人」と囃される・・・。やりすぎると「コスプレ、コスプレ」といわれそうなので、注意が必要。
02§好きなブランドを3つ厳選して答えてください。
うーん、、、あまりブランドにはこだわらずに買ってる。チビなのでサイズの合わないことも多いし。サイズが合うという意味でよく買っていたのは、ミシェル・クランか? 仕事着的に使いやすい。
sybillaも好きだった。肩とかAラインがかわいいんだよねー。丸みのある柔らかい雰囲気になるのがいい。でも高いので最近は買ってない(買えない)。
チャイナ風の服はエスニック系の雑貨屋を探し回る。ブランドでいうなら、ozz onなら安くゲットできるけど、ここの服は全体的になんともいえない雰囲気があるので(関西ではヤンキーぽくなってしまう、客層もそんなんが多い)、できればvivienne tamあたりに移行したいの・・・。
03§よく読むファッション雑誌は何ですか?
ランダムに読みます。でも雑誌を読むときは、この雑誌の購読層はどんな人たちか?みたいな分析をついしてしまうので、ファッションのノウハウとしてはあまり参考にしてないです。
04§買い物は、どこの町に行く事が多いですか?
梅田、心斎橋、阿倍野あたりをふらふらと。
難波はあまり好きではないです。
05§買い物は一人で行く派?それとも友達と行く派?
基本的には一人です。
でも服や鞄や靴を買うときは相談相手もほしいので、人と行くのもいいなあ。
06§今まで買った中で、一番高価なお洋服(または小物)は?
わたしの散財なんてたかが知れているのだけれど。やっぱシビラのコートかなあ・・・。パーティ用の、1、2回着ただけで眠っているというモッタイナイ服もあるなあ・・・。
07§最近買ったお気に入りアイテムを紹介してください。
今日、奮発して茶色い皮製の鞄を買いました。イタリア製。
大きめなので、物がたくさん入るぞー。
お手入れが大変だけど、末永くお付き合いしたいです。
08§好きな色の組み合わせは?
黄みがかった皮膚の色なので、それに合う色の服を選びます。
同じ青でも、似合う青と似合わない青があるから。
色じゃないけど、服にピアスを組み合わせるのは楽しい。チープなものでもいいから、たくさん欲しいアイテムです。
09§おしゃれに目覚めたのは、何歳のとき?
高校生くらいのときに目覚めはしたけど、こういう服装にしたいと頭のなかでイメージしていることと、実際に自分が着ていた服は分裂していたと思う。その時々のおしゃれのうまい友達に影響されて、なんとか修正していったのではないかと。
一人友人で、ほんとにおしゃれな子がいた。抜群にセンスのいい人だった。雑誌の伝えるファッション情報なんて、後追いでしかないと思った。ああいうのはもう天性の才能だと思う。
10§振り返りたくない過去の自分の服装を告白してください。
やはりイメージと実践が分裂していたころに集中しているかも。
こういう服が欲しいからと大枚はたいて買ったはいいけど、サイズがぜんぜん合っていない、バランスも悪い、でも着たいから大枚はたいてお直しに出す、そのうちそういう服に興味がなくなって、たんすの肥やし、みたいな。お金の使い方が下手だった・・・。着物にも手をだして失敗した・・・。
11§お金が無い時、食費とおしゃれ代、どっちを削りますか?
おしゃれ代。
わたしのおしゃれ意欲なんてそんなもの?
もちろん、お金がないと食費も削らざるをえないけど、日々の糧は基本ですから。おいしいものを食べたい意欲のほうが強いです。
12§好きな異性のファッションは??
・・・あまり異性のファッションには興味がないみたい。街中を歩いていても、女性のファッションはみるけど、男性は視界に入ってない気がする。しいていうなら、スーツが似合うとかいうよりは、ハーフコートやパーカー、Tシャツ、ジーンズといったラフな格好が似合っていればいいかな、と。なんかフツーだけど。あ、でも何か一点でもこだわりがあれば(Tシャツとか)、それについて話を聞くのは楽しいですね。
 こんなもんでしょうか? ま、ここのサイトは映画と食べ物の話しかしてないから、ファッション関係は疎いジャンルではありますね。

沖縄食材

 数年前あたりからゴーヤの美味しさに目覚め、毎年夏になって市場価格が安くなったとたん、ゴーヤづくしになる。茄子その他の野菜といっしょに炒めて食べれば、ほんとに美味しい。あと、今年はシークァーサーにもハマった。柑橘類系の香りだけど、初めての香りで、これがまたゴーヤのサラダと合う。甘みがあまり感じられなくて、酸味が強い果実みたいだ。ただ、瓶詰めシークァーサーの市場価格はまちまちである。安いところをがんばって探したほうがいいかも。
 気候がますます亜熱帯化しているからか、たんに流通ルートが開拓されたのか、南の食材を簡単に手に入れられるようになってうれしい。食べてもほんとに美味しく感じられる。夏とゴーヤはもう切り離せないなあ。
 沖縄ブームを反映してか、あちこちで沖縄物産展をしている。先日は、「黒糖黒胡麻ジャム」なるものを買ってみた。ふつうに黒蜜を買おうと思っていたのだけど、珍しいのでこっちにした。パンにぬると美味しいけど、他の食べ方はないのかと模索中(あまり甘いパンは好きではないので)。寒天に黒蜜の代わりに入れると、おいしかった。蕨もちをつくるときに練りこんで作ってみたら、墓石カラーのどうみても蒟蒻な蕨もちができた。風味も飛んでしまい、これは失敗。バニラアイスにかけると美味しそうなのだが、黒蜜というよりはジャムなので、かけにくい。少し水で溶いて濃度をゆるめようとしたら、墓石色の変な水になってしまった。黒蜜の濃度にしたいのだが、、、そのまま使うしかないみたい。ヨーグルトにも入れてみたが、可もなく不可もなくな味になった。ヨーグルトの酸味といまひとつ合わない気がする。・・・ベストな食べ方を発見する前に、なくなってしまいそうだわ。
 あ、今思いついた! 黒蜜と黒糖黒胡麻ジャムを混ぜて溶けばいいんじゃないのかな? しかし今手元に黒蜜はないか・・・(黒砂糖もない)。

映画バトン

 MAIさんよりバトンが回ってきたので、試みにやってみます。タルコフスキーの「鏡」とパラジャーノフの「ざくろの色」はMAIさんがすでに挙げられていたので、なかなか外しがたい作品だけれど、今回は外しておいて、、、
1.心に残り続ける映画
、、、これ難しいな、挙げだすとキリがない。ムリヤリ挙げるとすると、
レオス・カラックス「ポーラX」
「汚れた血」も捨てがたいけれど、「ポーラX」のほうが衝撃度が高かったので。画面から漂う不穏な空気は、今思い出しても、胸苦しくなる気がする。
アンドレイ・タルコフスキー「惑星ソラリス」
〈ハリー〉のあの神秘的な形象は忘れがたい。あれは幽玄的な存在だった。レムの原作やソダーバーグのリメイク版との対比ができるのも楽しい。(そういえば、レムのポーランド語版の原作が邦訳されたらしい。ハヤカワ文庫はロシア語版の翻訳で、レムにとっては不本意な削除があると聞いた。その削除部分というのが、学者たちがソラリス学について延々論じる部分なんだそうだけど、、、映画的にはマニアックすぎてウケなさそうな部分だわー)
2.愛する人と見たい映画
リサンドロ・ドゥケ・ナランホ「ローマの奇跡」
ガルシア=マルケス原作の映画化作品。7歳の娘を突然亡くした父が、数年後に墓をあけると、娘が眠ったまま生きていた。父は娘を連れて、ローマ法王に奇跡の認定を求めるためバチカンに赴く、という不思議な物語。奇跡認定の手続きに翻弄される父親の、眠ったままの娘への愛情がとても切ない。
ペドロ・アルモドバル「オール・アバウト・マイ・マザー」
これも、突然息子を亡くした母が主人公。あまりに辛い現実であっても、人と人との関係は新しく作り出されるし、失くしたはずの絆もまた、ゆるやかに、前よりも豊かに結びなおされていくこともあるのだ、と希望を感じさせてくれる。
3、震えたホラー映画
ホラーは見ないです。
代わりにわたしの「お尋ね映画」を書いときます。
ポーランドかどこか東欧の映画で、数学者である父親と息子が登場する。ある冬の日、父は池に張られた氷の硬度を算出し、絶対に割れることはないと太鼓判を押す。父を信頼している息子はその凍った池にスケートをしにいくのだけれど、氷が割れて息子は死んでしまう。父は息子が死んだという「ありえない現実」に直面して、呆然と立ちすくむ、、、という出だしだった。
・・・不条理さと救済がテーマだったのか、続きがとっても気になるのだけれど、あいにく映画のタイトルも監督名も分かりません。誰がご存知であれば教えてください。
4、バトン回す5人
では、nozakiさん、遊民さん、梨子さん、岡田さん、よしふみさんのお名前を挙げておきます。強制じゃないので、メンドくさかったらスルーしてくださいねー。

韓国紀行

 韓国から帰ってきました。
 唐辛子摂取量が極端に多くなったせいか、帰ってきて胃腸を壊した。なかなか治らないのでどうも夏風邪をひいたみたい。頭は痛いし、おなかは痛いし、熱っぽいしで、楽しかったわりには今すっごくブルーです。
 旅行は、直前にツアーで申し込んだものだから、ホテルまで送迎付きでラクチンだった。ただ、添乗員に飛行機の離陸時間の4時間前にホテルのフロントで集合といわれて、一緒にいった友人など離陸時間の90分前に空港にいればぜんぜん大丈夫という考え方の人だから、ぶーぶー文句を言っていた。ツアーはラクチンだけど、なんか不自由だよねー、、、やたらと免税店に誘導したがるし。免税店で買うものなんてほとんどないっつーの。といいつつ、お楽しみとして、毎回コスメや香水を自分用に買うけど、ま、小物ですしね(でもネット通販のほうが、免税店より安くなってる! 経済の世界ってふしぎ〜)。
 
 やっぱ買い物が楽しいのは、街中のお店やスーパーマーケットでしょう。今回は韓国の友人と会って、いっしょに買い物について来てもらったので、量り売りのキムチとか細かい注文も全部通訳してもらったので助かった。韓国海苔とか棗のお茶とか焼酎とかキムチラーメンとか、やたらと嵩張るものを買って、ちょっと後悔したけど、、、。あと、キムチがどれだけ密閉しても匂ってくるのはさすが。日本で売っているのとは味の強烈さが違った。
 食べ物で美味しかったのは、参鶏湯(サンゲタン)。鶏さんが丸々白いスープに浸かっているのは、ちょっとグロいと思った。でも一口食べると、これまで食べたことのない味で、淡白なのかコクがあるのかよくわからないけど、すごく美味しかった。鶏のおなかに詰まっているもち米や朝鮮人参や栗や棗などを食べていると、代謝の悪いわたしでも汗がにじんできて、量が多いのにいつのまにか全部平らげてしまった。これは薬膳なのね。またどこかでメニューに載っているのを見たら、ぜったい注文したい。
 あとは定番で、ビビンパとかカルビとか堪能した。そんなに肉好きでもないわたしだけど、さすがに美味かった。野菜がたっぷりついているのが、日本の焼肉とは違うところかなー。あと時間がなかったから残念だけど、屋台も挑戦してみたかったなあ。
 日本と味覚が違うなあと思ったのは、ビールや珈琲がやたら薄いこと。飲み物はアメリカの影響が強いのかな。びっくりしたのは、無理やり見つけて飲んだギネスまで薄かったこと。バカ高かったのでヤラレタ〜という感じだけど、ほんとに薄味が好みみたいだ。そしてお茶とかお菓子はやたらに甘い。日本と同じ商品でも、韓国のものは若干甘い。カルビのあとに出てきたザクロ茶があまりに甘く、肉のあとにこういう甘さがくるとは、意表を衝かれる気分だった。
 
 ほとんど食べ歩き旅行だな・・・そんなだから、今おかゆと梅干の食事なのね・・・。写真は参鶏湯は撮ったけど、あとは全部食べた後に気がつくといういつものパターンで、ほとんど撮ってないし、、、。とりあえず体調悪いので、もう寝ます。

映画レビュー100本記念企画

100本ということで、ちょっとオアソビ。チャート式っぽく、これまで観た映画の傾向と対策など。
【ナショナリティ別で監督のラインナップ】
米:ムーア、リンクレイター、ソダーバーグ、ゴンドリー、ギブソン、マンゴールド、ジョーンズ、ストーン、キューブリック、スピルバーグ、ノートン、サンド、タランティーノ、ツワイゴフ、スミス、ウォシャウスキー、パーカー、ミッチェル、ズウィック、ファレリー
独:ヘルツォーク、ファスビンダー、ベンダース、ムルナウ、ヒルシュビーゲル、ストローブ=ユイレ、ティクヴァ、アドロン、ヴェンダース、ラング
伊:ベルッチ、ビスコンティ、タヴィアーニ、アントニオーニ、ロージ、ゼフィレッリ、グリッフィ、フェリーニ
仏:ルコント、ロメール、カラックス、ポランスキー、ゴダール、レネ、ラブノー、ベルリネール、アノー
英:ウィンターボトム、カニエフスカ、ポッター、ギリアム、ハドソン、フリアーズ
露:タルコフスキー、シャフナザーロフ、パラジャーノフ(グルジア)
(旧)ユーゴスラヴィア:クストリッツア、ケノヴィッチ、シヤン
西班牙:アルモドバル
葡萄牙:オリヴェイラ
波蘭:ホランド
丁抹:トリアー
豪州:カンビス、カンピオン
瑞典:ハルド
越南:トラン・ユン・アン
印度:ラヴィクマール
コロンビア:ナランホ
中国:王家衛、陳可辛
韓国:クァク・ジェヨン
日本:鈴木清純、蜷川幸雄、黒澤明、是枝裕和、森田芳光
ナショナリティなのか映画の製作地なのかブレるけれど(パーシー・アドロンはドイツ人だけどアメリカで製作しているとか、ストローヴとユイレはフランス人だけどドイツで製作しているとか)、切りがないし、ワケが分からなくなってきたので、適当に大まかに放り込みました。
こうしてみると、北米・欧州の映画に偏った見方をしているなあ。それも市場ルートにのってくるものがほとんどだから、アメリカの大学とかでひっそり上映しているような映画とか、観たくても観られないのも多い。たまに美術館で「ウォーター・メロン・ウーマン」みたいな映画を上映してくれたりするけど、、、よっぽどアンテナをはっておかないと見逃すことも多い(てゆーか、見逃してる)。マイナーな映画はなかなか観る機会がなくて残念です。
【レヴューを書くつもりで観たけど書けなかった映画】
・キューブリック「時計仕掛けのオレンジ」
・クストリッツァ「アンダーグラウンド」
これ双璧ですね。書けない! あとは、
・坂本順治「この世の外へ クラブ進駐軍」
・田壮壮「春の惑い」
などでしょうか。
こちらは書きそびれた感があります。「春の惑い」の中国語「美しき青きドナウ」の場面はすばらしかったです。
【昔見たけど、もう一度みたい映画】
・タヴィアーニの「カオス・シチリア物語」
・ヴィクトル・エリセの「ミツバチのささやき」や「エル・スール」
・鈴木清順の「ツィゴイネルワイゼン」ほか
・ルイ・マルの「地下鉄のザジ」
・ベルトルッチの「ラスト・エンペラー」とか「暗殺の森」
・張芸謀や李孝賢の映画…etc.王家衛の「ブエノスアイレス」もう一度観たい!
ここにあげた映画は、印象的な場面がいくつも記憶に残っているもの。「エル・スール」では、バールで父親が手紙を書いているところを、娘がそっとガラス窓の外からのぞくシーンとか、「ミツバチのささやき」のアナ・トレントが現実と夢の区別がつかず、熱をおびてうなされているシーンとか、「暗殺の森」のダンス・シーンとか、「カオス・シチリア物語」の青い空と白い砂浜のシーンとか。あげていくと切りがないですね。
【観たけどコメント書くほどでもなかったという映画】
ウォシャウスキー「マトリックス」
大島渚「御法度」
ま、ほかにもいろいろ・・・。
【これからどんな映画が観たいか】
・まず、ロシア圏、東欧圏の映画をもっと観たい。
・南米の映画もいいです。「赤い薔薇ソースの伝説」とか「ラテン・アメリカ/光と影の詩」、印象的でした。棺おけが洪水で遺族のもとに流れてくるとか、不思議な映像だった。
・あと日本の映画、意外と観てないのよね。小津とか黒沢とか溝口とか、一時期がんばって見た覚えはあるのだが、、、。日本映画の日本語を聞いていると、なじみのない言葉のように聞こえてくるから不思議だ。最近の日本映画も観るべきでしょうねー。日本にかぎらず、中国語圏・韓国の映画も観ていこう!勢いあるしね。
・イスラム圏、アフリカ大陸は皆無ですね。この辺の映画はほんとに知らない。開拓の余地あり? あ、イランのキアロスタミあたりの映画ならいくつか観れるのか。
傾向と対策になっているのかな? 観るものが多くて選ぶのも大変です。ともあれ、ちょっと一息。わたしは明日からソウルに行ってきます!数日で帰ってくるので、次はコリア・レポートの予定。