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字体のはなし

 紙や本の整理をしていると、だんだんイライラしてくる。本の帯がちぎれたり、硫酸紙が破れたり、はさんである広告の紙や栞がバサバサ落ちたり、とにかく、イラッときたら即行ゴミ箱に捨てる。それから手や指に細かい切り傷がいっぱいできる。お風呂に入ると痛いくらい沁みて、こんなに傷ついているのかと溜息をつくくらい。お風呂上りにハンドクリームを塗って手当てをするけど、とくに指先のガサガサはなかなか治らない。 だいたい、指紋の彫が浅いのか、一枚一枚紙をめくるのも苦手なほうで、ハンドクリームはあちこちに常備している。今回は、ハンドクリームの減りが著しい。紙は潤いを奪っていくものらしい。気分のささくれだつ要因はほんとにたくさんある。
 ところで、本棚をさらっていると、昔の自分が書いたノートもたくさんでてくる。あまりじっくりみてもいないけど、字体って同じ人間でも変わるものなんだなあと妙に感心している。最近はもっぱらPCで書いてプリントアウトだから、字を書くこともめっきり減ったけど、それでも、今書く字体と昔の自分の字体は、見た印象がずいぶん違う。筆跡の鑑定者がみると、同一人物の手と判断するのかもしれないけど、性格診断とかは違ったものになるんじゃないだろうか。 

お片付け

 雪のちらつく寒い春の一日、花粉症を気にして窓もほとんど開けず、本の処分にあけくれた。でもため込んでいるのは本だけじゃない。服もあるし、葉書・手紙類もあるし、写真・ネガの類もあるし、よくわからない雑貨もたくさんある。とにかくあまり考えずにガンガンすてる。年末のときに大掃除をしていなかったから、ほんとにたくさんゴミ袋ができた。
 去年祖父が天寿まっとうで亡くなったのだが、独り住まいで跡継ぎもいないので、家そのものを処分した。とにかく大変だったと母から聞いた。物が多すぎて。おすそ分けということで、ものすごく古い石鹼とか、カチカチに固まった洗剤とかもらったのだが、こういう日用雑貨もやまほどあったらしい。
 どれだけ自分が愛着をもつ品でも、死んでしまえば、人からすればただのゴミの山だよなあとつくづく思った。生きている間から死人のように暮らす必要はないんだけど、適度に物は処分しながら溜め込みすぎないようにするほうがいいと思うようになった。服は一着買ったら一着処分するとか、数年使っていない/着ていないものは処分するとか。自分なりにルールを決めて実行していこう、とゴミ袋の山をまえに誓った(反省した)。

日本におけるドイツ年

2005/2006年は「日本におけるドイツ年/Deutschland in Japan」ということで、特集サイトがあった。トップページの駐日ドイツ大使さんが、ドイツを紹介するのに、かなりアバウトでテキトーなトークを披露してくださっていて、まずここで笑える。それから、マスコットの「マウス」くんも、どっかの万博キャラクター並みのイケてなさで、ここでも笑える。このサイトの紹介は当分つづくのかな。楽しみだなあ。

映画感想「あずみ」

 一瞬ひまな時間ができて、あれもしようこれもしようと思っていたら、あっというまに首がしまる状態になっている。気がつくと三月。梅の花は咲いているけど、まだまだ寒い。喉を痛めたみたいで、風邪っぽいけど、季節がら花粉症かもしれない。まあ花粉症も国民病化していて、関連グッズが昔よりたくさん出てきていいよね。どうせかかるなら多数派の病気にかかるほうがいいとつくづく思う。
 昨晩は「あずみ」をみた。テレビをつけたら放映されていたので、なんとはなしにみたら、おもしろくてそのまま最後までみてしまった。使命って結局なんなの?とか、いきなり船上にどうやってでてきたの?とか、時間関係どうなってるの?とか、物語の整合性をあわせようとすると頭がパンクするので(マンガだし)、ひたすらアクションとビジュアルを堪能することにした。頭のなかがパーになって、それが気持ちよかった。なにより上戸彩ちゃんがかっこいい。それにつきる。無敵すぎ。返り血浴びても、霧吹きでふきつけたアクセントになるくらいの量しか浴びない。アクション・ヒロインは昨今ではたくさんいるし、アンジェリーナもジョボビッチもユマもかっこいいけど、やっぱ東洋人キャラのアクション・ヒロインのほうに惹かれるなあ。体型も顔立ちも少女的というか子ども的というか、なんか卵っぽくていい。

花束

 知り合いの結婚式2次会にお誘いをうけたが、都合により馳せ参じられないので、花を贈ることにした。HPをみるかぎりオシャレ〜な花屋さんにFAXで注文。予算と花の色系統を伝えて、あとはお任せとなるらしい。華やかな人生をおくっているわけでもない大方の人間にとって、一生のうちで花束をもらえるなんて数えるほどしかないんだよなあ。自分で買う花は慎ましいものだし。そんなことをつらつら考えていて、花屋さんには、ぜひ華やかなブーケをつくってくださいとお願いしておいた。お届けなので、どんな花束になるのか自分では分からないんだけど、頼みますよ、花屋さん。
 閑話休題。
 昔から計画をたてることが苦手だった。計画をたてても、実践できない。そんなんだから、記憶頼り・腹時計頼りで、スケジュール帳も時計ももたない生活をしていた。でもだんだんそんな悠長なこともいってられなくなってきた。スケジュール帳も時計ももつようになったけど、だからといって、これまでの散漫で無計画な生活態度がぬけきるわけでもなく、日々時間におわれて焦燥をかかえこむ羽目におちいっている。ストレスとかプチ鬱とか、原因はこの無計画さにあるんじゃないかという気がしてきている。
 なんとかするしかない。なんとかする方向は、無計画の反対だから、計画的な人間になるしかないわけですよ。計画的な人間になるためのノウハウなら、世の中にやまほど出ているハウツー物を読み漁るのが手っ取り早い。人にもそうすすめられた。あんまり気もすすまないんだけど、ほっておくと手にも取らないだろうから、こんな文章をかいて自分を追い込んでいるのです。

チョコレート・スフレ

 世の中ヴァレンタイン・モードなので、わたしのチョコレート大好き曲線も少々上がり気味。日々ネットサーフでチョコレート菓子のレシピをみてはうっとりしている。そしてカロリー表示をみてぞっとしている。そんな人生における無駄な時間をすごしつつ、今日は、材料的に今すぐ作れるレシピだったので、チョコレート・スフレを作ってみることにした。
 わたしはお菓子をつくるとき、ダイエット〜とかいって、示されている砂糖やバタの分量を勝手に減らしてしまう。そして大抵、味のボヤけたお菓子をつくってしまう。先日つくったチーズケーキはレモンの味ばかりが際立つ代物、今日のチョコ・スフレもフワフワ感はあったものの、「スフレってこんなんだっけ??」と首をかしげる代物だった。
 まあわたしのこの手の度重なる失敗はもうどうでもいいのだが、ヴァレンタインの「手作りチョコ」なるものって、世の中的に評価高いよね。なんか「手作りチョコ>高級チョコ」という図式があるようなんだけど、手作りのお菓子って、味的にはたいしたことないと思う(←おもに自分の失敗経験から)。価値があるとすれば、「焼きたての旨さ」と「(比較的)ヘルシー」でしょう。もしわたしがチョコをもらう側であったとして、ヴァレンタインに「手作りチョコ」をもらったとしても、「手作りキットの金額で高級チョコ2粒くらいは買えるのになあ」とかって思うんじゃないかな〜と、、、そういう失礼なチョコ・オタクの紳士諸君だって、数は少なかろうけれどいるんじゃないでしょうか。え?いないですか?

美術館

 京都市美術館の「フェレンツェ――芸術都市の誕生」展をみにいってきた。向かいの京都国立近代美術館で「草間彌生展」もやっていたけど、あの水玉シリーズをずーっとみていくのは、考えただけでしんどそうなのでやめた。「フィレンツェ展」のほうはまあ客寄せ的な企画だけど、案の定、人も多くて大変だったけど、けっこうおもしろかった。絵画だけではなくて、彫刻とか建築とか金物細工とか医学グッズとか毛織物とか、いろんな角度からこのルネサンス都市に光をあてていて、万遍なく見せてくれているようだった。ミケランジェロ作の磔刑のキリスト像がよかった。あれはすばらしいね。美術館に行ったのがほんとに久しぶりすぎて、自分でもびっくりする。
 京都のパン屋さん探しもしたかったけど、事前チェックを怠ったため不発。目についたパン屋さんでいくつか買ってみたけど、味はフツーてかんじで、もう記憶に残っていない。でも晩ごはんに食べたイタリア料理が絶品だった。またぜひここのお店には行きたいなあ。ただ、隣の席の人が一品食べるたびに煙草を吸う人だったのが唯一の不満。煙害にずっと悩まされる。居酒屋じゃないんだからさ〜。席をかえてもらったらよかったなあと後でぼやいても遅いか。お店のほうも配慮してほしいよ、せっかくの料理なのに。
 しかし京都は寒い。もう少しふらふらしたい気分もあったけど、寒さにまけて帰ることにする。やっぱり大阪にもどると体感温度が1、2度はあがる気がする。

ストーブが恋しい

 今年の冬は暖冬とみて灯油を買っていなかった。昨日からのあまりの寒さにやっと石油ストーブをだして、去年の残りの灯油を燃やしたが(←ちょっと残っていた。燃えるもんだなあ)、あっというまになくなる。補充したいけど、「たきびだたきびだおちばたき〜♪」と童謡を鳴らしてやってくる灯油売りのトラックはおそらく当分こない。というのも、近所のお寺の節分祭のため、交通規制されてるから。さぶっ!
 リンクを整理整頓いたしました。映画評のサイトという建前なのに、映画関係のリンクがめちゃくちゃ少ないことに気がついた・・・。じつは友だちがいなかった・・・。

雪の朝

 冷え込みが厳しいと思ったら、朝は一面の銀世界だった。というほど文学的な朝でもないけど(コンクリートの上の雪はすでに溶けていたので)、それでもやっぱり大阪に雪が積もるのはめずらしく、雪をみると気分がわくわくする。よみがえる子ども感覚。でも車の上の雪をあつめて雪玉をつくったり雪だるまをつくったりは、子どもの頃は喜んでやったけど、今はもう寒そうなんでやらない。
 今日から二月。近所のお寺の節分祭がはじまるので当分賑やかになる。巻き寿司食べたい。ヴァレンタインも近いせいか、チョコレート情報がたくさん出回っているので、ついつい煽られて購買欲が高まっている。普段はリンツとかコートドールとかのブラックチョコをもっぱら買うんだけど、ショコラティエのつくるお高いチョコレートも食べてみたくなった。梅田のハービス・エントにチョコレート専門店ができているので、今度行ってみようかな。
 このまえチョコレートを買い足したとき、ブラックチョコばかりも芸がないので、洋酒入りのリンツのチョコを買ってみた。口のなかでとろける洋酒とチョコのハーモニー・・・でもざらっとした砂糖が崩れる感触と甘すぎるチョコレートがイマイチだなあ。洋酒入りのブラックチョコって売ってないのかな。

使い捨てコンタクト

 目の調子が治ったので、さっそくコンタクトレンズをつくりにいった。診察してくれたお医者さんにかーなーりーきつくたしなめられた。古いレンズで目を酷使しすぎているのは自覚はしていたんだけど、いろいろデータで示されるとさすがにヘコむ。ワンディの使い捨てか二週間で使い捨てのコンタクトを推奨された。まあ目の健康を考えれば、使い捨てが一番いいよね・・・。
 とりあえずソフトレンズは使ったことないので、お試し用に3日分のレンズをもらってかえる。さっそく昨日と今日つかってみた。新しいレンズはやっぱり気持ちがいい。ただ、夕方には乾燥しているのが分かって、ハードより目を覆っている面積が大きい分、なんとなく息苦しい。目薬は必需品ぽい。ハードもいっしょだけど。
 もういちどハードを作ってもいいんだけど、妙に物持ちのいいわたしはまた同じアヤマチを繰り返しそう。ソフトの使い心地は悪くないし、使い捨てに乗り換えようかな。しかし、付け外しが不慣れでうまくいかない。眼球を直接触っているみたいでコワイ。