和歌山の海に遊びに行った。いちおう水着ももっていく。台風のあとのせいか、お盆をすぎたせいか、波は少し荒かった。ちょっと寂れたような海辺だったけど、人はいないし、水は澄んでいるし、天気も上々。一日ずらしてよかったと思う。
水際で波と遊んでは、日陰で服を乾かしながら、本を読んでいた。地平線の向こうに船が現れると、本から目を離して、地平線に沿って船が移動するのをみつめていた。風がきつくて、時折顔に砂つぶてがあたるのがうっとうしかったけど、海と空しかない単純な風景のなかにいるのは、なかなかいい気分だった。
旅館のテラスから日没を見て、夜は星空をみた。目が慣れてくると、びっくりするくらいに満点の星空だった。月が満月に近くて、光が強すぎたから、東の方向は見られなかったけど、さそり座と北斗七星と北極星は発見できた。実はさそり座をみたのははじめて。北極星を見つけられたのもはじめて。街中で育っていると、冬空はまだしも、他の季節に星を見ようなんて、あまり思わない。夜もずっと明るいしね。
海はもう真っ暗で、波の音しか聞こえなかった。部屋にもどって、波の音を聞きながら眠りたいと思ったんだけど、防音がしっかりしすぎているのか、窓を閉めていると、ぜんぜん聞こえなかった。こどものころ泊まった旅館では、波の音を聞きながら寝入ったものなんだけど。
海辺ってこんなに涼しいのかと感激していたら、大阪に帰ってきても涼しかった。なんだ、どこでも涼しいのか。フル稼働していたクーラーも久しぶりに休憩している。夏もおわりか。
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パソコンの使い方
たまちゃんと会って話していたとき、ネットの話になった。たまちゃんの会社のパソコンはYahoo!がトップページになっていて、検索に便利なんだけど、家のパソコンはbiglobeがトップページで、不便だとこぼす。
「じゃあ、トップをYahoo!にすればいいじゃん」とわたし。
「そんなことできんの? だって家ではbiglobeと契約しているんだよ。」
「あれ?プロバイダーの話をしてたん?」
「?」
「トップをYahoo!に設定したら、家のパソコンでもYahoo!が使えるよ?」
「そんなことしてお金取られへんの?」
「?」
「家のパソコンからYahoo!見ても、お金取られへんの?」
「なんで???」
なんか、ものすごーく噛み合わない会話を延々してたような気がする。
今日は台風が横切ったせいか、一日中風が強くて、おかげでずいぶん涼しい。クーラー入れずに夜を過ごしているのは久しぶりだ。でも実は今日は、海にいく予定だった。台風で明日に延期になった。明日の海が荒れてなければいいけど、どっちにしろ、泳ぐには寒そう。でもいいんだ、海みるだけで。和んでこようっと。
ドレスデン
デパ地下に入っていたケーニヒス・クローネで、抹茶ゼリーとマンゴー・プリンと焼きプリンを買う。
ケーニヒス・クローネ、それは商品名にドイツの都市名をつけまくるが、ドイツを連想させるものはほとんどなく、ひたすら「和」を追求する謎の洋菓子屋。ちなみに、抹茶ゼリーに白玉と小豆をたっぷりのせた商品は「ドレスデン」、栗の渋皮煮を敷いたあっさり味の焼きプリンは「ベルリン」である。うまけりゃそれでいいのかもしれないが、スパゲッティにトマトケチャップをまぶして「ナポリタン」といっていた時代の趣がある。ある意味キッチュ。あるいは単にベタなだけ。
でもなんでマンゴー・プリンにはドイツの都市名をつけないのだ? そういう首尾一貫性のなさはいかがなものかとミスター・ダンケ(←トレードマークのクマ吉の名前)に抗議したい。
ドレスデン・・・そういや今は洪水にみまわれているのだった。プラハもえらいことになっているらしい。でも前にプラハに行ったとき、ひどい人種差別をされて、わたしにとっては超ムカつく街なので、洪水で世界遺産がどうこうといわれても、「あっそ。観光資源しかないショボイ街なのに大変ね〜」くらいにしか思わない。ドレスデンは、別にいい思い出もないが悪い思い出もないので、「がんばってくれ」くらいには思っている。
個人的記憶においても、抹茶ゼリーとドレスデンは結びつきませんね。
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最近のお気に入りは、葛まんじゅうにかき氷の組み合わせ。冷たくて喉ごしもよいので、お風呂上りなどに食べるとおいしい。
昨日はキューブリックの「バリー・リンドン」を観た。3時間超の大作である。睡眠不足にもかかわらず、いちども寝なかった。夜は9時半頃から爆睡。結局12時間くらい寝ていた。寝だめができるといいのに、とため息をつく。「バリー・リンドン」のコメント、またのせたい。いろいろ書きたいことが出てくるようないい映画だった。うまくまとめられるかが自信ないんだけど。
連日飲み会
怒涛のように忙しかったけど、今日でとりあえず一段落。ここんとこずっと飲み会ばかりがつづいていて、少々胃もたれ気味です。しかし、今日飲みにいった創作料理の店はレベル高くておいしかった。鱧の梅肉和え、お漬物の盛り合わせ、茄子と味噌とチーズのグラタン、雲丹をのせた焼鯛、天然鯛のお造り等々、味付けがとても丁寧でお箸がすすんだ。最後に抹茶わらびもちを注文するのも忘れない。
いっしょに飲んでいた人たちとは、中味のある会話を楽しめた。みなさん穏やかな性格で、しかも知性的な方々だったので、映画や音楽の話をしてもそこそこのレベルで話がすすむ。これはほんとうに楽しい。先日の飲み会は、曲がりなりにも知性があるであろうと推測できる人々だったにもかかわらず、ほとんど体育会系のノリ。しかも一部が酒の勢いからオヤジ化してしまい、ちょっとムカツクくらいにからまれたので、サイテーだった。今日とはまったく大違いだ。(あ、おもいだしたらまたムカついてきた・・・。こいつら判別可能な言語を喋ってないんだよ? 進化が追いついてないんじゃないの?)
ともあれ今日は、美味しい料理にマトモな人々、ひとつひとつのテーマでしっかり会話が成り立つということに非常にヨロコビをおぼえた一日でした。
でもちょっとショックだったのは、養殖のハマチや鯛はヤバイですよといわれたこと。スーパーで買うお刺身はいつも養殖。どうしてですか?と尋ねると、餌に肉骨粉を使っている可能性が大だからとのこと。魚に肉骨粉?
「そんな情報はじめて聞きました。どこで知ったんですか?」と聞くと
「BSEの専門誌を読めば書いてありますよ」
読みません、そんな雑誌。フツー。(しかしこの人も、専門家でもないくせになんでそんなものまで読むんだ?)
親密な関係
暑い。この時期はテンションさがりまくって、ダメです。予定がどんどんずれ込んでいって、気がつけばもう8月。7月末までに終えようと思っていた仕事、今やっと一つ片付けた。もう息切れしそう・・・。
毎日毎日35度とか36度とか続いて、尋常じゃない。こどものときもこんな気温だったっけ? こどものころは、ラジオ体操、虫取り、花火、海水浴、プール、ひまわりやあさがおの観察等々、夏休みにやることはたくさんあったから、気温なんて覚えてない。今は(仕事以外)やることないから、気温でグダグダいってるんだろうなあ。情けないことに。
このまえ、イッポリートくんたちと話をしていたとき、小学生・中学生の女の子たちはどうして連れ立ってトイレにいくのか、という話になってきた。なんかよく分からない「仮説」をイッポリートが打ち出したりしてきたが、ピント外れだと思った(もう覚えていない)。
わたしは中学のときには、多少背伸びしようとしていたのか、いっしょにトイレに行くという行動は幼稚だと思っていたので、中学生の女の子の行動パターンはなんともいえそうもない。ただ、小学生のころを思い出すと、5、6人のグループでいつも行動していた。トイレにまでいっしょにいったかは覚えていないけど。詳しくいえば、いつも5、6人でいっしょにいるというよりは、そのなかでも特に仲よしの子と親密な関係を築くのに夢中だったような気はする。交換日記をやっていたし、秘密を共有するのがとても楽しかった。秘密なんて、いくらでも作り出せるものだった。(今おもえば、かぎりなくツマンナイことだったんだろうけど。日記がでてきたら、笑い転げるか赤面するかだろうなあ。)
そういえば、中学のときにも、手紙の交換はひっきりなしにやっていた。授業中にどんどん回ってくるし、休憩時間にはよそのクラスの子からも回ってくるし、いったい何が楽しくてそんなことをやっていたんだろう。今の中学生もそうなのかな?
とりあえず、イッポリートたちには、女の子のほうが繊細なのよといいくるめておいた。
昔から、複数の人数で行動するのは苦手で、特定のお気に入りの子と仲良くしたいという気持ちのほうが強かった。大学に入ったころまでこの傾向を自覚していなくて、友人を不快にさせてしまったことがある。みんなといるときは、みんなと話をするもんだと怒られた。以後反省しているんだけど、染み付いた習性はなかなか抜けない。大勢で話をするよりも、少人数で話をするほうが断然おもしろいので、つまらない話題だと適当に席を外してしまう。いやー、なかなかオトナになりきれませんね。
死後の関係
うだるような暑さのなか、昔お世話になった亡き先生のお宅に弔問にでかけた。ちょうど三回忌になるのだろうか。総勢8人ほどででかけたので、賑やかだった。ご仏前に近況報告をし、その後食事をいただきながら、久しぶりにあった知り合いたちと盛り上がったた。
先生の蔵書も気に入ったのがあればもっていっていい、と奥様が仰るので、何冊かいただいてきた。パラパラとめくると、書き込みがしてあったりして、亡き先生の痕跡をたどっているような気がした。
先生が亡くなられて、それまでの関係性はその時点で凝固してしまったように感じていた。でも、こうして、先生のお宅にお邪魔して、書斎をみて、本を手に取ったりするようになるとは思ってもみなかった。先生の死後も、わたしたちとの関係は終了してしまったわけではないらしい。なんだか不思議だ。
安くなる雑貨
阪急沿線の岡本に用事があって、久しぶりに行った。行く度に街の雰囲気が変わっているのだけれど、おしゃれなお店がさらに何軒か増えていた。
わたしは(これでも)雑貨が大好き。古本屋と雑貨のお店だけは、遠慮なくずかずか入っていける。で、岡本にKITCHEN KITCHENというお店ができていて、雑貨のお店だなとめぼしをつけておいたので、帰りに寄ってみた。シンプルなカップやグラス、コットンタオル、ステイショナリー、アジアンテイストの食器、籐の籠、キッチン用品等々、F.O.B.COOPやfranc francを思わせる品揃え。テーマは「お家カフェ」。もう下火かもしれんが、ま、流行りですわね。と、ここまではいいんだけど、値札を見てびっくり。ほぼすべての商品が100円になっている! そのせいでこんなに賑わっているのか、と合点がいった。
財布の紐が一気に緩みそうになったが、時間がなかったので散財はしなかった。コットンタオル2枚とイグサ編みのかばんと薄紫のショールを買う。しめて420円。この手の商品をこの値段で買える時代になったのかあ。この前ナンバのヴェトナム雑貨のお店に行ったときも、卸しの店だからか、かなり安いなあと思っただけに、それを上回る安さで、正直コワイ。ここまでデフレが進んでいるの? こうなると、他の雑貨のお店では買えなくなるんだよね。安いのはいいんだけど、経済をトータルでみると、ヤバイんじゃない?と心配になります。
住基ネット
今朝のサンデー・プロジェクトには片山総務大臣がでてきて、住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)は大丈夫!ということを主張しようとしていたようだ。でもこの大臣が喋れば喋るほど、聞いている人はみんな、不安がかきたてられたんではないだろうか。
個人情報保護法案も十分審議されていないのに、一極集中のネットワークシステムで国民の個人情報が管理するなんて、営利目的や犯罪目的のハッカーの格好の標的にされるのが目に見えている。だいたいですね、ファイヤーウォールをいくら築こうと、パスワードを何重にしようと、上の役職にいけばいくほど、ネットワークに疎いオジサンたちが権限をもつわけだから、もうダメだと思う。パスワードにこどもの誕生日とか入れたりして、ハッカーに簡単に突破されそう。
片山大臣とか、どうみてもコンピュータやネットワークに詳しいとは思えない。もしかしたら、マウス操作さえ危ういかもしれない(おじさんにはありがち)。パスワードに自分の誕生日とか入れてそう。コワすぎ!
管理職以上の役職についている人(もちろん大臣も)には、ネットワーク系のテクニカルエンジニアの資格取得を必須にしよーよ〜。
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毎日が暑い。不快眠による睡眠不足で、昼頃まで頭がぼーとしている。人様から指摘されるくらい、ぼーとしているみたいで、ちょっと情けない。でももう、この時期は仕方がないのよ。
夕ごはんはしっかり食べようと、ホタテとエビを買ってきて、魚介類のトマトスープを作る。カレーにしようかとも思ったけど、狂牛病騒ぎ以来、カレールウはなんとなく買わないようになってしまった。みんなもうふつうにカレーを作っているのかなあ。
食品関係の撤去騒ぎはたくさんあったが、ポテトチップスに発ガン性が指摘された記事も出た。なのに、ポテチにかぎり、撤去騒ぎが起きなかったのはなぜ? ポテチまで食べられなくなるのはいやなので、みんな無意識に見てみぬふりをしたのだろうか? 謎。
たとえ暑い盛りでも、人と会って話をするのは楽しいはず。でも話し相手が、超がつくぐらい退屈な話しかしないのに、なんかエラソウなヤツだったりすると、こっちのテンションがどんどん下がっていく。キャッチボールしてるのに、見当違いな方向にボールが飛んでいくから、はい見送りーてかんじで、キャッチボールになってません。
来週は日曜日まで予定が埋まってしまった。うーん、お酒を飲むなら今日が最後のチャンスだろうか?