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ゴアイサツ・メール

 正直、逃避したくなるくらい時間的余裕がない。貴重な睡眠時間が減っていく・・・。(こんな駄文書いているヒマがあるのか!?)
 マツモトさんとヤマダさんとのお仕事が一段落ついた。仕事しているより雑談しているほうが多いぞ?という会合だったけど、すごく楽しかった。そんなこんなで、ヤマダさんから今日ゴアイサツ・メールを頂く。
 内容をはしょりながら載せると、わたしの第一印象は「よくわかんない人」でどーしたもんかと思ったけど、「やっぱり大阪人」でおもしろかった、「変な感性の人」に出会えて楽しかった、ということらしい。
 一読して、なんですと?てかんじの内容で、だいたいヤマダさんという人は、筋金入りのサブカル・オタクの兄さんで、なんでこんなワケの分からんヒトに「変な感性の人」といわれねばならんのか、まったくもって心外ですわ。返事どうしよっかなー。

冷たい水

 からだが溶けそうな暑さが続く。夜になっても、ぜんぜん涼しくならない。しかしクーラーのなかにいると、とたんに体調が悪くなってしまう。朝起きると、からだがガチガチに固くなっていて、目覚めも悪い。どこか涼しいところに行きたいという願望が日増しに強まっていく。
 大阪の水道水はこの時期、生ぬるくて、水というよりは中途半端なぬくい水が出る。まあそういうものだと思っているからどってことないんだけど、地方に行くと、真夏なのに、水道からでる水が冷たくてびっくりする。日本海側はとくに冷たい水がでるような気がする。感動のあまり、水道水を出しっぱなしにして、手を冷やしたりしていた。水道水を出しっぱなしにして、スイカや缶ビールを冷やしている映像をみるけど、なるほど、これだけ冷たければそりゃスイカも冷えるわと納得する。ああ、うらやましい。避暑にいくなら、絶対水道水の冷たいところがいいなぁ。
 夜、神社でやってる夏祭りに行く。御払い券で厄除けしてもらい、うちわと撤饌を頂く。撤饌のなかみが紅白のお砂糖でがっくりする。砂糖ってほとんど使わないから、もらっても困るだけ。まだお干菓子だったらお茶請けにするのになあ。少量でいいから、金沢名物の「花うさぎ」みたいなお干菓子を配ってほしい。たとえワガママといわれようと、砂糖なんかいらーん。
 今週は木曜日まで予定がつまっている。木曜の夕方か金曜日には絶対映画見よう。この空時間は死守するぞ。

ドストエフスキー『悪霊』

 天皇家のアイコちゃんの誕生祝にタイ王室から子象をプレゼント、という記事を読んで、ちょっと羨ましくなった。子象だよー、ぜったいカワイイって。いいなー、わたしも誕生祝いにキリンのこどもとかプレゼントされてみたいぞ。でもどこで飼うんだろう?と思ったら、上野動物園だって。ふーん。象を贈られても飼う場所に困らないなんて・・・もうわたしは今からデモクラットになるぞ。そしてすべてのコドモに子象を!だ。
 今日は台風のあとのせいか、びっくりするくらい空がきれいだった。それにどういうわけか、昨日も今日も熱帯夜ではないみたい。クーラーつけなくても過ごせるくらいに涼しい。こういう夜は、のんびり小説でも読みたいなあ。今よみかけの本、いったい何冊あるんだろう? 
 とりあえずドストエフスキーの『悪霊』、これは上巻があと少しで読み終わる。ちびちび読んでいるから、謎めいた話がずっと続いていて、ミステリーを読んでいるような気分になる。スタヴローギンという人物が謎めいていて、彼の動向が気になっている。
 無神論や人神思想といった、ドストエフスキーの作品にはおなじみのテーマも再び登場してくる。こういった問題はどう理解すればいいのか考えあぐねるところがあるけど、かなり興味をそそられている。無神論の問題は、神への強烈なまでの信仰と裏表の関係にあるんだろうとは思うけど・・・もう少し勉強してみよう。ともかく早く『悪霊』を読み終えたい。

台風の天気予報

 台風が来るかとワクワクしていたのに、お昼くらいにちょこっとだけ風が吹いたくらいで、あっさり逸れていった。拍子抜けだわ。今日は篭城するつもりで、大量に食料を買い込んだっていうのに。テレビの台風情報を見ていると、いろいろ準備しなきゃという気にさせられるんだよね。今回もだまされてしまった。
 なぜかわたしは昔から天気予報が大好きで、ニュースの時間帯には各局の天気予報はしごをする。あの「気象衛星ひまわりからの映像」だの、「雲の動き」だの、「明日の天気」だの、「最低気温と最高気温」だの見ていると飽きないのだ。Yahoo!にあるピンポイント天気予報コーナーにもしびれます。なんてったって、自分の住んでいるところの天気が分かるんだからね。地方に行ったり、外国に行ったりしたときも、ニュース番組の天気予報が待ち遠しい。普段みているのと違う地形に、違う「晴れマーク」や「雨マーク」が出てきたり、まして滅多にみない「雪マーク」なんかあるときにはもう・・・とにかく目が離せません。
 そして何よりも、今日の話題は台風。台風のときには、いつもは番組の最後に位置している地味な天気予報コーナーが、番組の最初にやってきたりする。そして、白い大きな台風が、太平洋上から日本列島に覆いかぶさってくるのが分かる、あの派手な図! どうやっているのか分からないけど、台風の進路予定図まで教えてくれて、なんだかとっても科学的! そして自分の住んでいるところに台風が来るかもしれないときの、あのそこはかとない緊張感! 台風は天気予報のコーナーにとって、この時期にしかないビックイベントなのである。といっても、だから台風が好き、といってるわけではありません。派手な天気図でなくても、雲が覆っていたり、ぜんぜん雲がなかったりする、普段の天気図も大好きです。

リニューアル

 Mach mal Pause?のリニューアルです。サーバでいろいろトラブってたし、新規一転でtopからbbsからcinemathekから全部変えました。
 最近は映画を見る余裕もなく、新しい記事は増えていませんが、またぼちぼち書いていこうかと思います。ここを訪れてくださる皆さま、またあらためてよろしくおねがいします。

カンディンスキー展

 ローズヒップ入りの紅茶を買う。お茶請けには、ビスコの新商品「ビスコ 小麦胚芽入りクラッカー」を選ぶ。今までのビスコは、ビスケットの部分がどうもモシャモシャして決して美味しくはなかったのだが、これはそこが改善されてました。十分食べられる美味しさ。一箱4パック入りで、気がついたら2パックあけていた。しまった、カロリーオーバーだよ〜。
 先週、京都にカンディンスキー展を観にいった。
 カンディンスキーという人物はなかなかクセがあって、そう簡単に解釈させてくれない。無謀を承知で以下感想など。
 カンディンスキーはもともと国民経済学とか勉強してる学者で、30歳すぎたあたりで絵描きになろうとしたらしい。学者肌ももちあわせていたせいか、彼のミュンヒェン時代の作品は、芸術を科学化しようという試みに見える。もしくは絵画で表現した「芸術社会学」? 人物や風景のもつ具象性をひたすら純化していくことで、対象のもつエネルギーや本質を浮かび上がらせる、ということか。20世紀初頭のドイツは、社会科学や人文科学の領域においても、自然科学に負けない科学性が追求された時代だから、その知的ムーブメントにカンディンスキーも位置づけられるだろう。
 ただ、理論に走ればモンドリアンやデ・スティル方向の抽象絵画になるんだろうけど、カンディンスキーはそういう方向に行くわけでもない。彼らよりもう一枚二枚上手のところで思考していたのではないかと思わせる。彼の作風をあえていうならば、「永久に停止しない」ことではないだろうか。晩年にいたるまで、スタイルの確立はない。あえてそれをはぐらかし、ずらし続けていたように思える。
 バウ・ハウスという工業製品化に熱中する人々のなかで教鞭をとりながら、カンディンスキーは絵画での表現に徹する。あたかも物理学に対する数学のようなものとして、絵画を想定していたのだろうか。けれども、そういいきってしまうのも自信がない。彼の絵画に現れるロシアの息吹はどこか土着的で神秘的で、ついつい、ドイツ・ロマン主義とロシア神秘主義の混在した要素にひきずられてしまうからだ。かといって、彼は、ロマン主義や神秘主義に傾倒しきった人物にもみえないのだな。このあたり、ほんとうに一筋縄ではいかないと匙を投げたくなる。
 モスクワへの愛着を抱きつづけたカンディンスキーにとって、1905年革命、1917年革命の政治的激動が彼の人生に深く刻み込まれていないはずはないだろう。けれども、その困難さを、ダイレクトに絵画に表すような素直さはない。革命や戦争という一瞬で世界が変わるような体験をし、西から東へ、東から西へと亡命をくりかえした、そんなカンディンスキーという人物が見た人間世界は、極限にまで分解されることでしか表現できないものだったのか。彼の作品をみていると、20世紀という時代に人間がたどった運命を、あらためて考えさせられる。
 ともあれ、「コンポジシオン」シリーズとモスクワ時代の作品が見れて満足している。ベルリンの美術館とミュンヒェンのレンバッハ美術館には足を運んであるので、これで彼の有名な作品の多くを生で見ることができたかなと思う。

ドイツ対ブラジル

 遅ればせながら、6月30日のW杯決勝戦について。
 この数日前に、ともだちのリモくんたちを呼んで、うちでテレビ観戦しようということになっていた。前段階でリモと話をしていて、わたしがドイツを応援する!といってるのに、彼はぜんぜん乗ってこない。ドイツはブラジルには勝てない、カーンのゲルマン人顔をみていると、コイツもどうせエゴイストでいやなヤツにちがいない、ゲルマン魂などというがそんなものはない、とかなんとか散々にこきおろす。じゃあブラジルを応援するのか、ときくと、ブラジルの国民性はオレには合わん、あんなサッカーのことしか考えていない国はいやだとかいいだす。ほかに呼んだイッポリートとキザキくんも、「サッカーはどうでもいいけどメシ食えるんなら」というので来るという。なんだか不安なメンツだが、とりあえずみんな6時半頃にうちにくるようにと号令をかけておいた。
 当日、リモくんは昔のドイツのユニフォームを来てあらわれるやいなや、でかい声で「ドイチュランド!ドイチュランド!」とコールしだした。「勝利の美酒にとっておきましょう」とワインを差し出し、応援グッズとして、わたしとpallaさんのドイツ・ユニフォームまでもってくる始末。どうも徹底的にドイツ応援するぞ!に頭をきりかえたらしい。サッカーが始まるまでに夕食を食べ、万全の体制で応援に臨む。イッポリートは「オレ阪神ファン」とかいいながら、リモくんがドイツを応援するのを見ると、ひそかにブラジルを応援しだしていた。ブラジルが点をいれるだびに、「やったー!」とリモのほうをむいて小声で叫ぶ。この小心者!ブラジルを応援するのは巨人を応援するのと一緒だぞ。見ろ、スタジアムほとんど黄色じゃないか。
 でもまあ、しょせん、ドイツ応援する連中なんて、独文関係者か世界規模で展開している某語学学校生くらいなんだろうよ。しかしイッポリートは「そうでもないよ」という。「軍事オタクも応援しているはずや。今ごろきっと、ハイル!ハイル!とかいってるって」。・・・・・・サイテーだ。pallaさんもドイツ・ユニフォームを着せられてはいたが、ロナウドみたいなタイプに弱いから、心情的にブラジルを応援していたのではないかと思う。キザキくんは静かに観戦するタイプらしく、試合中は非常に静か。リモくんとわたしとで、ひたするドイツ・サポに徹して騒いでいた。
 前半まではよかった。カーンの出番もあまりなく、それはドイツが攻めているんだから、この調子でいけば、ブラジルは絶対あせりだすと思っていた。ブラジル人は調子がいいとどんどん調子よくいくが、あせりだすと調子を悪くしていく国民にちがいないと勝手にきめつけて、後半に希望をつないだ。なのに、結果はドイツの負け。2点目入れられた時点でわたしは観戦の集中力が切れてしまったが、リモは突然「ゲルマン魂だ!」とさけびだす。おいおい、それは禁句じゃなかったの?と釘をさしても、「こうなったらゲルマン魂しかない!」。ないって、そんなもん。韓国とアイルランドにはあるかもしれんけどさ〜。
 宴のあとは、頭きりかえて仕事です。ただ、帰国した傷心のドイツチームを、ドイツ市民が歓呼でむかえたというニュースを知って、素直によかったなあと思った。あと、ロナウドのちょんまげ。コイツすごいわ。pallaは「センスあるね!」とベタぼめ。ドイツ人は、たとえ優勝してもちょんまげで凱旋帰国はしないだろう。

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サーバのダウンで、5日以上自分のサイトが見れなかった。もうどうなってんのー、と思っていたら、いきなり復旧していた。しかしまだ完全復旧ではない。日記はなんとか書けるけど、cinemaには入れない。もうそろそろ潮時か・・・バカみたいに安いサーバなんだけど。

ミヒャエル・バラック

 ブラジル対トルコ戦を見ていた。とくにこっちを応援する、というのがなければ、試合は冷静に見れるものだ。決勝戦は、ドイツ対ブラジルに決定した。正直いって、ブラジルの選手のパスの確実さやスピードを見ていると、ドイツが勝てるのか不安になるけれど、最後は最高の試合になればいいなと思っている。バラックが出られないというのが、本当に残念なんだけど。
 このまえの試合を見終わった後、あちこちの記事を読んで回って、バラックは本当によくやったんだとあらためて感心した。とくにイエローをくらったファウルが犠牲覚悟の行為だったというのは、見る人がみたらすぐに理解できるのだろうけれど、サッカー素人のわたしは教えてもらうまで分からなかった。こういうプレイもあるんだなと、サッカーの奥深さを知らされたように思う。
 バラック関連のファンサイトがあって、そこをのぞいていたら、彼自身のコメントが寄せられていた。自分はファウルをしなくてはならなかったし、その結果として決勝戦に出られなくなったのは、プロのサッカー選手としてはとても辛いことだ。でもチームが決勝にでられたことに喜びも感じているんだ、と。
 前評判がよくなくて、目をみはるようなスター選手もいなくて、ドイツ人たちもここまでくるとは思っていなかったという。勝っていけばやっぱりドイツ、さすがドイツといわれてしまいがちだけど、今回のドイツチームはトーナメントを這い上がっていくことで強くなっていったように見える(多分これは、韓国もトルコも同じだろう。ブラジルだけはやたら強いように見えるけど、やっぱりブラジルも、かな)。逆に、優勝候補とされないことが、気負いもなく、プレッシャーも少なく試合に臨めて、結果的にいい方向に働いたのかもしれない。目立つスターがいなかった分、スターが生まれてくるかもしれない予感にわくわくさせられる。今のドイツはそういうチームであるような気がする。日曜日が待ち遠しい。

ドイツ勝ったよ〜。

 ドイツ対韓国見終わりました。ドイツ勝った〜。アメリカ戦とちがって今日は最初から攻めていたから、「これはいけるかも?」と思っていた。でも、韓国をふりまわしているわりには全然点数が入らなくて、だんだん「だめかも?」という気分になってきた。でも後半にバラックがシュートを決めて、ドイツ応援組みとしてはホッとする。ヘディング以外で点入れたのはじめてか? 韓国の最後のチャンスをとめたリンケもすごい。ドイツって、シュート打たれるにしても、ディフェンスがシュートコースを限定させてカーンに軌道を読みやすくさせているらしい。地道に堅実に基礎工事してますってかんじね。
 ドイツって点数いれても、肩をたたいてポンポンというかんじで、喜び方が地味ですな。あとのニュースでベルリンの様子とか映っていたけど、試合終わって30分くらいたつと、人がまばらになってて、えらくあっさりしてるなー。ま、日本や韓国の盛り上がり方と比べると、どこでもそう見えちゃうか?
 これまで対韓国戦では誤審問題とかいろいろあって、カーンも「誤審覚悟」といかいうし、あまり後味が悪いといやだなあと思っていただけに、今日は審判で「えー?」というのがほとんどなかったからよかった。韓国もほんとによく戦ったなあ。さわやかな終わり方だったと思う。
 でもバラックがイエローとられて、決勝に出られないなんであんまりだわ。あの1点は置き土産か。ドイツの記事にも「悲劇のヒーロー」って書かれてた。前回だってバラックがヘディングで点数いれたっていうのに。クローゼが途中で退場したのは、決勝戦対策なんでしょうか。クローゼの活躍が今日もみれなかったよー。今日はヤンカーも出てなかったし。カーンもスーパープレー続出というわけではなくて、あまり目立つシーンがなかった。まあそれはあまり攻め込まれていなかったからで、いいことだろうけど、ちょっと残念。
 試合前にはリモくんから、「ハマンが出場できるかどうかがポイントでしょう」というメールがくるが、理由を書いてくれなきゃ分かんないよ。タマちゃんからはまたもやカーンの写真が送られてきた。「カーンかっこいいよね!?」って、うきゃーこれドイツのサイトであたしも見た写真だぞー。もっとレアなやつ送れーどんどん送れー。こうなったらドイツ応援組みで、土曜日は韓国を応援して、日曜日はドイツを応援しよう。めっちゃ強いぞドイツ!では全然ないので、応援しがいがあります。ベッケンバウアーに、これまでドイツが勝ってきたのは「運」といわれてるそうで、ベッケンバウアーて、きっついね・・・。でも今回のドイツは地味に強いチームなのよ。地味に優勝してくれー。