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阪神好調かぁ

 世の中GWまっさかり。天気も上々。のんびりお昼寝極楽三昧。なのに、隣に住む人がDIY大好き親父で、ここ2週間ほどドリルやとんかちの音を朝早くから響かせまくり。一言の挨拶もなく、日曜だろうが休日だろうが、朝の7時頃からガンガンやってくれるので、たまらず文句を言いにいく。オヤジに聞こえるようにジョン・スペンサーでも聞かせてやろうかと思うが、他のご近所の迷惑になっても仕方ない。パワーゲームになるのもアホらしいし。

 阪神が好調なのは知っていたけれど、そろそろ周りの阪神ファンがおかしくなりつつある。「今年はちがう」と言い切るその目の輝きは、たしかにいつもとちがう。
 「ミスター・ルーキー」が関西圏でかなりの動員数を獲得したと聞いて、カズシゲは阪神ファンに受けいれられてるんだーと思っていたけど、どうもそうではないらしい。映画を観にいく人たちはみんなバースを観にいっているのであって、カズシゲではない、あれはミスキャストだ、おれは許さん、ずっとマスクかぶっとけ、ずっとマスクかぶっとくんならカズシゲである必要はないだろう!?ということだそうだ。どうも映画の内容以前の問題みたい。でもあの映画は2を作るとか聞いたけど? どうすんだろ、カズシゲは外すのかな?(でも主人公だし?)
 知り合いの熱狂的阪神ファンがドイツに留学中。今ごろドイツからエール送ってんのかなあ。帰国は9月末の予定と聞いてるが、それまで関西の狂いぶりはエスカレートしているのだろうか。

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 このまえ心斎橋で映画「ヘドウィク・アンド・アグリー・インチ」を観てきた。そのあと、お昼ごはんで「蓮家renya」というお店でランチを食べた。ヌーヴェル・ジャパニーズ・キュイジーヌだって。アメリカ村のあたりの猥雑さはうっとうしいものがあるが、店の奥のほうにうまいこと誘導する形に設計されてあって、外界と遮断されていたのでポイント高し。なんか派手な観音菩薩みたいなのがどーんと店のまんなかに立っていて、けったいといえばけったいだけど、天井高いし、ランチも安くてまあまあ美味しかったので○。心斎橋や堀江あたりに、ビルを適当に改装しただけで「金をかけずにセンスで勝負してみました」みたいなカフェがわんさかできていて、そんな店なのにしっかり料金はとるのでムカツクこと多し。それに比べたら、このお店はなかなかよかったです。

 映画のコメントは、もうすぐ新バージョンのKiryns Kinoができるのでそっちに書きたい。あと今日は「シュリ」を地上波で観ていた。派手な撃ち合いシーンが長くて、頭くらくら。でもおもしろかったよ。韓国映画じゃないけど、坂本監督の「KT」は絶対みたいですね。

ヒコーキ、キライ

 いきなりナンだが、わたしは飛行機がキライ。その理由のひとつに、耳が痛くなるから、いちいちNASAの耳栓を買いに走らなければならないというのをあげることもできる。でも、何よりも何よりも、離着陸のあの感覚がキライ。もう命をかけて飛行機に乗っている。「なんでこんな鉄の塊が飛ぶんだ?」という非常に古典的な疑問を、わたしは本気で口にしている。本気で、スチュワーデスとかスチュワートとか機長とか、こんな職業につく人の気がしれないと思っている。
 あたりまえだけど、人にこういうことをいうと、賛同してくれる人と「え〜なんで〜?」という人の二つに分かれる。
「あれはね、鉄の風船だと思えばいいんですよー、風船だったらお空に飛ぶのもあたりまえ。ホラもう平気でしょ?」て、んなわけあるかー、思えるかー。
 電車がつかえるときは絶対電車。だから国内移動は飛行機使わない。飛行機でないと行けないところは行かない! でもヨーロッパに行くのに、飛行機使わないのはちとしんどいしなあ。行けないことはないんだけどね。昔ドイツで知り合った男の子が、シベリア鉄道でロシアを横断して東欧からドイツ入りしたと言ってたから。別に彼は飛行機嫌いじゃないと思うけど、ヘンなやつだった。
 「飛行機キライ」をつきつめていくと、「墜ちたらアウト」にいきつく。墜落するかどうかは、結局のところ、自分の運しだい。わたしはそんなに運がいいほうかというと、正直あまり自信がない。この自信のなさが、離着陸の3分間における極度の緊張をひきおこすのだな。もう当分乗りたくなーい。

「タクシー2」

 この日記を書くのにgreymatterを使っているけれど、これに慣れてしまうと、Kiryns Kinoの使い勝手の悪さに閉口する。記事をアップするのに手間がかかりすぎるので、面倒くさくてついつい後回しにしてしまう。いかんなあ。

 そういやこの前「タクシー2」をみたのだった。車好きのヒトには、やたらと多い爆音付き滑走シーンはたまらんものがあるのでしょうか。かなり時間を割いてるよねー。結構楽しいけどね、みてても。
 しかし、今頃なんでニンジャなの?(ヤクザはなんとなく分かるが。)むかし、ショー・コスギのニンジャモノ観てゲラゲラ笑ってたのを思い出したよ。メイド・イン・USAのニンジャがフランスへ流れたのか、ベッソン流のジャポニズムなのか、ジャパニーズ・アニメの延長線なのか、なんなんだあれは? でもこのニンジャたちは、日本の時代劇で出てくる忍者より身長が高いんだよね。あれは中身はフランス人か? いやー、なんか妙ちくりんな映画だった。

お買い物モード

 きのうの仕事は意外に長引いて、梅田についたのは7時半頃だった。心斎橋まで行ってOPAで服を見る。黒のパンツも欲しいしシャツもほしい。でもこれいいなあと手にとったシャツは高すぎる。選りに選って、値段もかわいくカチッとしたかんじのエンジ色の半そでシャツを買った。帰宅してから試着してみたけど、上半身にボリュームのないわたしとしては、ちょっと貧弱さが目立ってしまうかも・・・。
 あと、何を血迷ったか、ペパーミントとカモミールの種を買った。もちろん選んでいる最中は、カモミール・ティとペパーミント・ティが頭のなかにちらついていたんですけどね。蒔き時にちゃんと蒔くんだぞ。ちゃんと間引きもするんだぞ。花が咲いたらちゃんと摘んで乾燥させるんだぞー。分かってるのか、おい?
 それから店じまいの文房具屋さんで、スヌーピーのプラスチックケースに入った付箋を買った。小さくて使いやすそうな付箋だ。入れ物もかわいい。小さい付箋はなにゆえにこうも数が少ないんだろう。もっとニーズがあったっておかしくないのに。
 

『大阪豆ゴハン』

 春らしい陽気ですごしやすい。最近はどうもいそがしくて、生活を早送りしているみたい。今日も昼から大阪のほうに出る。せっかく出るのだから、あまった時間で何か買い物したい。服買いたいなあ。ピアスもほしい。古本屋ばかり行ってるのも少々むなしくなってきた。
 きのう歯医者さん。きちんと磨いたおかげで最近は調子がよい。歯医者さんに「もう一回きてください」といわれたけれど、もう行かないつもりだもんねー。

 サラ・イイネスの『大阪豆ゴハン』を読む。これオモロイ。絵はヘタだけど、人物描写がしっかりしているので読めます。ただ大阪弁が氾濫していて、大阪弁嫌いなヒトにはおすすめできませんが。しかもかなりレトロな大阪弁で、そういやウチのおばあちゃんがこんな言い方してたわ、とか思い当たるようなこと多し。
 笑いのツボをついてくるような、味わい深いマンガです。某大手設計事務所やら某大学だの、妙に場所が特定できてしまうのがオカシイ。大阪在住以外のヒトにはどういうふうに読まれてるのか、興味しんしん。大阪は大阪でも、昔ながらのかなりエエトコの町中が舞台だから、いわゆる「エエシ」(←まんなかの「エ」にアクセント。「金持ち」というくらいの意味)の話なんですねー。前栽のある大きなお家だなんて、うらやましいわー。まんなかのオネエちゃんとオオシミッさんのその後が気になる・・・(11巻までしか読んでないのよ)。

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出先で歯ブラシを忘れたことに気づき、コンビニで急遽購入する。歯ブラシがなんか増えてきたぞ。しかし、シュークリームも買ってしまう。ま、歯を磨けばいいんだし・・・。いいんだよね?

PHSを新しい機種に交換する。今までのとちがって、かなり携帯に近い。カラーだし、すごく使いやすい。和音も単音じゃないし、なんだかうれしい。おまけに電波の受信能力も高いようで、今までは電波の届かなかった家のなかでも使えてしまう。これならほとんど携帯と変わらないかも。

また歯医者さん

 なんだか歯の調子がおかしい、というか歯ぐきが腫れていて気持ちわるいので、歯医者さんに駆け込んだ。またブラッシング指導を受けるはめになる。ブラッシングの仕方なんて何十回も指導されてもう分かってますよーとぶつぶついっても、歯ぐきを腫らしている手前、歯医者さんには通用しない。歯の模型とでっかい歯ブラシで指導され、機械でぐいーんと掃除され、抗生物質を塗りこまれて、もう食欲も失せるって。晩ごはん、食べ損ねた。
 「この歯ブラシあげますから、これでしっかり磨いてください」といわれて、「○○神社前××歯科 tel △△△―6480 ムシバゼロ!」とロゴの入っている歯ブラシをもらってきた。でもなんかこれ妙に小さいし、コドモ用じゃないのぉセンセー?
 なんで人間って食事を摂らなきゃいけないんだろう。おなかはすいているけど、今は何にも食べたくない。物をたべなきゃ歯痛にもならないのにー。
 それにだね、ごはん食べた後、できるだけすぐに磨いているのに、なんでこうなるんだろう。相方にいわせると、わたしは「磨きすぎ」で、しかも「つまみ食いしすぎ」なんだそうだ。「なんで女の子って泡たてて歯磨きするくせに、甘いものをあんなに隠しもっているんだろう?」といつも思うらしい。わたしもその範疇に入っているみたい。泡立てたりはしないけどさー。でもたしかに机の引出しにはハーシーのキスチョコが入っているし、小瓶につめたキャンディーとかも棚の上にあるなあ・・・。フルーツ・グラノラもおなかがすいたらぽりぽり齧っていたし・・・。原因はこの辺か。

カンディンスキー

ミュンヒェンのレーンバッハ美術館には、1900年代からのカンディンスキーの作品がそろっている。年代を追ってみていくと、具象から抽象への流れが分かっておもしろかった。この一筆のラインは、袖の部分だったんだなとか、この丸は人間の頭だったんだなとか。こんな観方が正しいのかどうかわからないけれど、芸術家の作品をまとめて見るというのは重要だ。
 でもカンディンスキーの抽象化志向は、他の仲間たちよりも群を抜いている、というか、ひとりだけぶっとばしているかんじだ。もっと抽象度が進んだ時代の作品はみんなが欲しがるからか、ここの美術館には一枚しかなかった。ベルリンの美術館にはもう少しあったのになあ。
 『点・線・面』という彼の本もいちおう本棚に並んでいるので、ちゃんと読んで見なきゃ。20世紀初頭のドイツは、なかなかおもしろいのだ。

ドイツの田舎町

 4月って世間が妙に活気づいていて、なんだか気疲れしてしまう。花粉のせいか目のあたりもむずかゆいし、春ってこんなんだっけー?と調子が狂っている。

 ドイツではミュンヒェンとか大きな町にも行ったけど、カルウとかウルムとか小さな町にも行ってみた。カルウはいわゆる「黒い森」のなかにあるヘッセの故郷で、ドイツの田舎はこういうかんじなんだなあと感慨深かった。電車も単線で、森のなかを分け入っていくかんじ。森がひらけると、赤い屋根の町が車窓から見え、それをすぎるとまた森のなかに入っていく。きれいな小川があって、途中からはずっとその川沿いを電車が走っていった。
 カルウに行ったのは日曜日で、電車の本数も少なかった。時刻表をみまちがえて平日に来るだけの電車を待っていたから、時間が中途半端に余ってしまった。駅のまわりはちょっとどうしようもないエリアだったので、もう少し山の上まで登ってもよかったなと後悔した。でも天気もよく、駅のベンチにぼーと座っているのも悪くはなかった。
 ヘッセの生家はぜんぜん別のお店になっていて、ヘッセの家だったと記したちっぽけなプレートがかかっているだけ。すぐ近くになる町の教会に入ってみた。めずらしく内部は木で作られた教会で、こじんまりとしていた。この日の7時からはコンサートが予定されていたらしく、椅子が演奏者の座るような形に並べられてあった。残念ながら、7時までここにいることはできなかったのだけれど。どんな音楽が奏でられたんだろうか、と少し心残りだ。

 ウルムは大聖堂がある町。田舎ではなくて、地方の小都市といったところ。とにかく大聖堂のゴシック教会の迫力はすごい。とまった宿は、なんとこの大聖堂のすぐ真横のペンション。19世紀末の貧乏書生が住んでいたような屋根裏部屋みたいな部屋だった。ドイツのホテルは、それでもシーツやタオルは清潔なので助かる。小さな窓からは教会しか見えず、一時間ごとに鐘がなる。何時間おきには、鐘も五重奏くらいでなってくれるので、一晩中賑やかなことこの上もなし。この町は時計がいらないんじゃないかな。夜はパイプオルガンを練習する音がかすかに聞こえてきた。
 泊まった日の夜には、前の広場でトルコ人のデモがあった。ここでは外国人労働者の姿をよく見かけた。ベルリンほどではないにしても、ハイデルベルクではほとんど見かけなかったので、ウルムは今のドイツの町の一般的な姿なのかもしれない。
 ウルムでは天気も悪く、小雨もふって、おまけに寒かったので、あまり動きまわっていない。で、することないからか、大聖堂の塔を登ってしまった。昔、バチカンの聖ピエトロ教会の塔を登ってエラくしんどかったので、登る気なんかなかったのに〜。ゴシックの高い塔のほとんど先端まで登ってしまった。地上から160メートルくらい登っても、石の装飾部分のすきまから地上が見下ろせて、はっきりいって怖い。風もびゅーびゅー吹き付けて、ヤメテクレーって思ってた。次に機会があったとしても、もう登りたくないね。