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秋アニメ

 マドレーヌなど焼いてみる。無塩バタを使わず普通のバタで作ったので(←めんどくさがり)、微妙に塩味がするのはどうかとは思うけど、でも焼き立てはおいしいなあ(ホントです)。
 この前地上波でやっていた『デスノート』をみた。原作読んでいないので、こんな話だったのかーと初めて知った。おもしろかったけど、後編はわざわざ見に行かないかもー。原作買いもなさそう。ちょっと青臭いところに苦笑、、、。
 この秋ハマってしまったアニメは『ヤマトナデシコ七変化』。『ヤマナデ』のついていけるような・ついていけないようなテンションの気持ち悪さに病みつきになってしまった。清春ってだれ?ってかんじなのにー。

映画感想

 部屋の模様替えなどをする。模様がえといっても、夏の日差しを避けて窓から離れていた机を窓向きに変えただけだが。でもコード類が机の裏に隠れてすっきりしたし、ちょっぴり部屋も広くなった。
 前から欲しかったジュゼッペ・パトローニ・グリッフィ の『さらば美しき人』のDVDを購入。ルネサンス期のイタリアを舞台にした美しい映像を堪能しながら、夜中にちょっとずつ見ている。一気に見るのもいいのだが、すでに一回見たことがあってその悲劇的結末を知っていることもあって、ラストに向かって少しずつ堕ちていく主人公たちにゆっくり付き合いたいなあ、と思って。
 あと、リドリー・スコットの『キングダム・オブ・ヘブン』も見た。こちらは十字軍物。エルサレムの町でイスラムの人々が生活しているなかを、帷子を着込んだ十字軍兵士たちが闊歩している映像とか、見ているだけで楽しい。自分で思っている以上に、わたしは世界史系歴史映画が好きかも。衣装や舞台装置をぼーっと眺めているのもいいし。

iPodnano

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デザインがカワイイつながり。かかっている曲はthe beautiful southのpainting it red。

カレのアクセサリー

ここのところ、月が魂を吸いとられそうになるほどに美しい。星が見えないほどに月の光も明るい。
デンマークのアクセサリー・ショップcarré copenhagenでピアスを買った。ここのお店はデコラティヴなものからスマートなものまで、選びようがあるのがいい。大ぶりの宝石を使った豪奢なものもほしいなあと思いつつ、実際にはそういうのは普段の自分の服装には合わないから、見た目は地味で小ぶりのものを買う。宝石のまわりに花びらのように銀色の玉があしらってあるピアス。最初から燻してあるような銀なので、ちょっとアンティークっぽい雰囲気を出している。普段着にはちょうどいいデザインなので、ここのところ、毎日このピアスを使っている。なんとなく、月のイメージとかぶるのもいい。

イグ・ノーベル&MANGA

イグ・ノーベルの受賞者と研究内容の発表。まんまモンティ・パイソンなノリに笑える。でもマジメに研究されてるんだよねーこれって?。個人的には、
「文学賞:「必要性に関係なく用いられる学問的専門用語がもたらす影響について──不必要に長い単語の使用における問題」の研究で、プリンストン大学のダニエル・オッペンハイマー氏に授与。同氏の研究報告書の題が、不必要に長い単語を用いている。」
が気になります!  内容がすっごく冗長そうな論文っぽいんだけど。
 ところで先日、宅に日本のマンガを英語圏に翻訳・販売するお仕事をされている人が遊びにきた。海外旅行のみやげにMANGAを買うしもらいもするけど、よく考えれば、それを販売すべくこの市場を作り上げている人たちがいるんだよね。ジャンプ系のマンガはほぼリアルタイムでアメリカに流れるけど、それ以外のマンガは、ものによるけど、だいたい7−8年くらいのタイムラグがあるそうだ。とくに少女マンガはこれから流通をはかっていこうとしているジャンルらしい。いろいろ新鮮でした。

秋の気配

 お仕事一つ終えました。ゼリーのごとく身も心もぐにょんぐにょんになりたいのに、明日以降当分予定がつまってて、あまり一段落してない。それでもウレシイけど。でも不摂生生活が続いていて、生活・美容・健康の乾きっぷりはかなりのもの。ここんとこ、野菜と肉を焼くだけのホットプレート料理を頻繁に多用し、まだ夏の気配も残っているのに鍋に突入した(あんこう鍋おいしかった)。手抜きばっか・・・ちゃんと料理したい! 
 とはいえ、今年は秋が早い気がする。9月はわたしの誕生月で、ありがちに誕生月ごろの季節が好きだったりする。まだまだ暑くても、初秋の気配を感じ取れる9月はなかなか好ましい。昼夜の寒暖の差がはっきりするのも、ほっとする。梨や柿や葡萄が店頭に並ぶのもいい。ブーツを履いたり長袖を着たりするのも気分が変わって楽しい。それにお月さまもきれい。今、自分仕様のGoogleトップページにお月さまの満ち欠けを表示させているのだけれど、ネットでみるお月さまの形が、実際のお月さまの形と一致していると、なぜだか楽しくなる。知ってるもんねーみたいな気分になるから。
 古本で志村貴子の『ラヴ・バズ』を買う。2冊まとめてきれいにラッピングされていたから完結しているものと思っていた。2巻の終わりまで読んで、まだ話が終わってなくてショック。でも絵うまいなーこの人。安野モヨコの『ジェリービーンズ』も読んだが、無理やり打ち切り?な終わり方だった。立て続けにしり切れトンボなものばかり読んでしまった・・・。

可愛い生活

 9月に入って朝晩は涼しくなり、だいぶ過ごしやすくなってきた。が、わたしは当分煮つまり気味、、、。いったん緩んだ気持ちをもう一度引き締めるのは、なんでこんなにむずかしいのか。
 時間に余裕があればやりたいことが、掃除とか料理とか裁縫だったりする。いくらでも手をぬけるものだから、時間があるときこそ、逆に丁寧に味わいながらやりたいとか思うわけです。で、ミシンをだしてきてリメイクやったり、雑巾しぼって柱とか天井とかを拭き掃除したりしだすのね。それでミシンの針を折ったり、部屋中ホコリだらけにしたりするのね。なんかこう、「美しい生活」とか「可愛い生活」とか「やさしい生活」とか「丁寧な生活」とか、そんな雑誌タイトルみたいな生活に無駄に憧れてしまう性分みたい(普段どれだけやさぐれてるのか・・・)。
 そんなわけで、調子にのって最近買ったもの。
1 布。エプロンか布バッグつくろう!とリメイク熱の波に乗って、型紙もないのに適当に買ってきた。当分放置っぽい。
2 パン用の粉類いっぱい。ま、これは必需品なので。ドイツパン風のパンを焼きたくて、マルチシリアルとライ麦粉類を充実させる。甘めのパンも恋しいので、ドライマンゴーとかフィグとかレーズンとかもいっぱい買う。パン焼きに関してはルーティーンワーク化できるんだよな、わたし。
3 棕櫚箒。中国産だからかそんなに高くなかった。うち畳の部屋しかないし、掃除機より趣きがあるじゃーん♪とか思って。趣きのありすぎるチリトリまで買った。箒は安かったがチリトリは高かった。・・・ついボタン押しちゃってさ、夜中に、、、。昨日、魔女のコスプレでもすんのか?っつーよーな箒が届いた。あと、ドジョウすくいでもすんのか?っーよーなチリトリも。
 これがわたしの理想の「美しく可愛い生活」、、、? 中途半端にオトメ成分が入っているから、イマイチ合理化されずに、無駄に小物買いをするのでタチが悪い。

リメイク

 お仕事が一段落ついて、ちょっとは人間らしい生活がしたい!という切ない欲求のもと、何を血迷ったのか、ミシンを出してきて服のリメイクを始めた。ちょっと昔の丈が長めのシャツを、今風に短くしてレースの縁飾りをつけたり、模様は気にっているけど、丈が気に入らずに放置していた巻きスカートを短くしたり。縫い目ガタガタだけど、すごい満足。
 手芸や編み物系は、憧れはするけど生まれながらの不器用で、昔っから最後まで完成したことがない。編み物の本を見ても、作り方を読みこなせない(○○編みがどういうのか分からん、編目を減らすってどうやんの?みたいな)。学生の頃授業で作ったパジャマは、詰襟仕立てのチャイナ風にしたけど、着てみると袖がきつくて腕が肩より上に上がらなかった。スカートはウェストがブカブカになった(計ったはずなのに・・・)。セーターは授業中に作り終えることができず、完成前にゴミ箱行きになった(絶対着ないことが確実だったから)。
 なのに、手作りモノの可愛いエプロンとかスカートとかワンピとか布バッグとかみると、むしょうに作りたくなるわけです。ヘタなのに。今忙しいからまた今度、と言い聞かせてきたけど、今のこの波にのって麻の布とか買いに行きたい。でももう遊んでる時間ないかも、、、。

夏の旅行

夜空の花火。派手に打ちあがる色鮮やかな花火。ときおり、線香花火のように、パチパチ光る塊が海にゆっくり落ちていくのもいい。
見つけた星座。夏の大三角。蠍座。白鳥座。射手座。乙女座。天秤座。北斗七星。スピカ、デネブ、アルタイル、ベガ、アンタイル。街中では見えない星がいっぱい。
空調の効いたホテルのベッドに寝そべりながら、午前中はもってきた本を読む。旅行にもっていく本は、普段読みたいと思いつつ積読になっているもので、さほど重くはならないもの。旅行前にいくつか候補を考えているけれど、行く直前になって鞄に放り込むのは、たいてい即興で手にとったものだったりする。
電車の窓から海が見える。ちょうど西に沈むころで直視するのは厳しい。それでも橙色に染まった海がだんだん紫色から群青色へと変わっていくのはあっという間。
朝食を食べにくる客で混雑したホテルの食堂も、朝食を昼食に切り替えると、ゆったり食事をすることができる。アルコールも注文できて尚よし。地元野菜のピクルスなどが美味しい。

長崎

 バスを降りてから、石造りの古い橋がいくつも架かる川沿いを歩く。黒揚羽や鴉揚羽が水際をひらひらと舞っていて、陽光にあたって羽がきらめいていた。途中、市電にのりこむ。市電そのものがどこか懐かしい雰囲気をもつ乗り物だけれども、料金箱が手動だったり、ずいぶん味がある。ヨーロッパの町にもトラムはたくさん走っていたけれど、あちらは最新のデザインになっているのが多かった。長崎はまだ20世紀前半の佇まいを色濃く残しているように思った。
 観光名所のグラバー庭園に向かう途中、大浦天主堂に立ち寄る。ステンドグラスから落ちる色鮮やかな光の影が、薄暗い教会内に落ちているのが美しい。江戸時代に弾圧されたキリスト教徒たちの子孫が、明治になってから、来日したフランス人神父と聖母子像のもとに辿り着いた出来事が録音テープから語られるのを、扇風機の風にあたりながら聞いていた。ヨーロッパで見る聖母子やキリストの絵画やタペストリーには、普通ラテン語が書き込まれているけれど、ここで展示されていた絵画(屏風絵の一枚のようだった)には、ひらがなでキリストを讃える文字が書き込まれていた。民衆のあいだに信仰が根付いていたのだろう。
 長崎には、西洋との出会いにいくつかの波がある。戦国時代にイエズス会の宣教師と出会い、領主や農民たちがキリスト教に改宗していった段階と、江戸時代に出島を通じてオランダ人と交際した段階(おもに役人関係だろう。カステラなど洋風のお菓子やそれに使われる白砂糖などは、このルートで入ってきたらしい――父親が家族のために懐に洋菓子を忍ばせて出島から出てくる様子は、なんだかほほえましい)、それから明治維新以後、聖職者や知識人、さらに一旗あげようとした商人たちが極東をめざしてやってきた段階。グラバー邸など居留地に建てられた建物の景観の見事さやその贅沢な造りをみれば、この時期の経済的成功者はどれほどの特権を享受していたのかと思わせる。その後の歴史からすれば、こうした栄華も一瞬のものでしかなかったということになるのだろうけれど。
 あとは食べ物。長崎名物ということで、ちゃんぽんと皿うどんを食べた。ちゃんぽん、一口食べて甘くてびっくりした。最初の一口二口は甘くて美味しいのだけれど、だんだん甘さがくどくなってくる。正月料理と同じで、砂糖を多く使うのが贅沢・富の徴だったのか? ガイドブックの解説をみると、中国人留学生のために安くて栄養価が高いものをということで考案されたとあるから、さほど贅沢な一品でもないように思うが。カステラは、いまどきどこのデパ地下でも買えるお菓子だから、これもさほどありがたみがない。豚の角煮も有名らしく、角煮バーガーという、角煮をパンのようなものに挟み込んだものが売っていた。パン生地をもっとしっかりした中華まんの生地に包んだほうが味しくなるのでは?と思ったけど、角煮はおいしかった。