ドイツ旅行:街歩き編

 ブレーメンに行ってました(↓アリバイ写真)。
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 ハンザ同盟の自由都市と世界史で習ったことと、ブレーメンの音楽隊のイメージくらいしかなかったけど、旧市街の建物や駅舎や教会がものすごく豪奢で、この街の経済力と気概を感じるのに十分だった。旧市街そのものはそんなに大きくはなくて、トラムにのってれば、観光地はほとんど回れる。観光にも力を入れているけれど、観光だけしかない街という印象ではまったくなかった。そういう意味で、京都に似ているように思った。
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 教会もカトリック系とプロテスタント系があった。なんとなく、プロテスタント教会のほうが豪奢だったような気がする。たまたま、近くのアートスクールの学生さんがパイプオルガンを練習しにきていて、教会のなかでオルガンの音を楽しむことができた。空間のすべてに音が広がっていくようで、ずっとそこで聞いていたかった。
 ブレーメンは天気がとてもよくて、暑いくらいだったのだけれど、近郊都市のブレーマーハーフェンはびっくりするくらい寒かった。ヴェーザー川は暗雲たれこめる泥川だった。厳寒の日本海にきたかんじだ。ここは、日本の感覚だと冬だ。もっていった服を無理やりぜんぶ着込んでも寒くて、ホテルでじっとしていた。でもヒーターもつかないから、実はホテルも寒かった。ショーウィンドーに飾られている夏服に意味があるのか? ここには住めない、と思ってしまった・・・寒いの苦手。
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ドイツ旅行:お買い物編

数年ぶりにドイツを旅行した。
まずはお買い物。最初は免税店で、ということになるのだけれど、免税店での買い物はお店がいっぱい並んでいるわりには商品がワンパターンで、買うものがあまりない(高級嗜好品には縁がないし)。化粧品もノン・ケミカル系に切り替えたから免税店のご利益なし。というわけで買ったものは、香水とおみやげ用の小物と菓子類。
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香水はニナ・リッチのLove in Paris。花の香りが鮮やかで、時間がたつとムスクの香りが残る。ちょっとフェミニンすぎるかな、と思いつつも、華やかなのでこれにした。
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あとGALのバームのセットを買う。黄緑色の箱が可愛くて、中に入っているバームのケースも丸くて可愛くて、ほとんど衝動買いだった。ひとつひとつにフルーツの香りを閉じ込めていて、いいかんじ。小分けにしておみやげ用にするつもり。
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食べ物はフルーツ・ゼリーを買う。この手のゼリーをヨーロッパではよく見かけるので、美味しいのかな、どうなのかなと常々思っていて、チョコレートばっかり買い込むのも芸がないので、買ってみた。帰国して早速味見してみたけど、珈琲と合わなさすぎてびっくり! おまけにやっぱり香料のにおいがすごい。見た目は赤や紫や黄や緑と色鮮やかなんだけどな。
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それからドイツのスーパーやドラッグストアでお茶をいっぱい買い込む。BIOマーク付きのを買ったけど、意外に安くてうれしい。日本の輸入雑貨店で有機物を買うと最低でも700円くらいはするから、1ユーロあたりで買えるのはやっぱりお得だ(でも安すぎて、本当にBIOなのか一抹の不安が)。
ブレンドしているお茶を売る紅茶専門店にも行ってみたかったけど、夏期休暇中だったりで、こちらは縁がなかった。
ほかにもいろいろ買ったのだ。蜂蜜とかスプーンやフォークのセットとかハーブ入りの塩とかヴェレダの化粧品とか山ほどのチョコレートとか蜂蜜で作ったクッキーとか。でも正直、まだまだ買い物したりない気分。もう少し長くいたかったな。

ビールの季節

 だんだん夏が近づいてきて、ビールが楽しみ!な季節になってきた。といっても、天気も悪くて肌寒かったりするけど。おまけに、輸入ビールは今年は値段がはねあがっていて、なんとなーく買いそびれてきた。去年ひたすら飲んだドイツ・チェコ系のビールだけでも値段下がって欲しい。輸入化粧品類も値上ってんだよね・・・。
 今年は国産ビール中心かなあと思いつつも、最近の国産ビールはがんばってると思うので、これはこれでうれしい。近頃は、近所のスーパーでキリン・ザ・ゴールドとモルツをよく買っている(ややゴールド寄り)。たまにモルツを飲むと、独特の風味がやっぱり美味しい。あと、黒モルツ飲んでみたい。
 ・・・銀河高原ビールはほんとに見つからなくなった。あれがいちばんヨーロッパのビールの味に近かったんだけど。大手のビールメーカーも、酵母の香りががっつり残るようなものは作ってくれないのかなあ。・・・やっぱ売れないか。炭酸系か淡白系が主流だもんね。
 そういえば、先日デパート屋上のビアガーデンに行った。わたしはほとんど行ったことがないのだけれど、いっしょに行った人は夏になればビアガーデン!な人だった。雰囲気を楽しむのであって、味は二の次らしい。たしかに外で飲み食いするのは楽しい。お月様もきれいだったし。・・・でももう少し料理とビールの味が美味しければ言うことないのになあ。

ヨガ

 運動不足は重々承知なので、一時期ヨガを習いに行こうかと逡巡していた。どうせ習いに行くんなら流行のホットヨガとかいいなあ、と思いネットで検索していたのだけれど、元来の出不精がたたってか、なかなか即決できない。
 ぐずぐずしている間に、本屋でCDつきのヨガブックが大量においてあるのを発見し、安いしモノは試しと買ってみた。ついでにヨガマットとエクササイズ用パンツも購入する(やはり形から入らないと続かないと思ったので)。
 ヨガマットは薬臭さが鼻について、干したり拭いたりしてもなかなかとれず、結局あまり使っていない(みんなどう処理してるんだろ?)。でもCDはけっこういい。本だけだとよく分からないポーズも、インストラクターの解説つき映像だと、そのままマネればいいから簡単。ちょっと続けると、なんとなーくおなかまわりが締まってきたような?
 何につけても自宅でするのは、継続が難しかったりする。ヨガも同じで、仕事が忙しくなるとやらなくなったりする。でも習いに行っていたら、今通っている暇ないのに〜!と定期的にイライラしそうだから、自宅ヨガはわたしには合っているかも。パワーヨガのポーズはほんとうにときどきしかしておらず、いつもラクチン系のヨガばっかりやってしまうのは反省。

バトン

merinoさんからまわってきたバトンですが、勢いで書いてみようではないですか。
お題は「恋愛バトン」だそーです。
1、外見でタイプを教えて下さい。
一貫性なし。間口広し。(たぶん)
でも手指が美しいと見惚れる。
2、内面でタイプを教えて下さい。
絵がじょうずなひと(それは内面か?)。
食べるの好きなひと(それも内面か?)
3、恋愛対象はいくつから??
相手次第かと。
4、無口な人と喋る人どっちがいい??
 
両極端でなければどっちでもいいかなー。
無口すぎて一言も喋ってくれなくて汗ばっかりかいていた人と話をしなきゃいけなかったのは、ツラかった。マシンガン・トークもツライよね。
5、異性のどんな所に弱い??
自分の性格や行動と逆なところ。
実は熱血だったり、実は詐欺師体質だったり、大言壮語だろと聞き流していたらいつのまにか高層ビル建ててた、みたいなのに弱い。
6、異性にされて、もしくは言われて嫌なことは?
ネガティブ・マインド系のネガティヴ・トーク。勘弁して・・・。
8、積極的ですか消極的ですか??
意外と積極的です。でも封印しています。
9、告白したい方されたい方??
どっちもめんどう。
10、このバトンを回す人の恋愛観を知りたい人の恋愛におけるイメージは??
こんなんですいません、merinoさん。
わたし恋愛体質じゃないんです・・・

適当メモ

怒涛の一週間がすぎて、まだまだ終わらない日々が続きます・・・。
右手指が腱鞘炎気味になって、キィボードをうつのがツライ。おまけに吹き出物がおでこを中心で出来てしまって欝。原因が分からなくていやだ。寝不足?栄養不足? しかも今朝は寝ぼけ眼でテーブルを運んでいたら、足をすべらせて思いっきりアゴをテーブルで打った。なんなのー厄日なのー? 疲れがたまっているわ・・・。
『天空の城ラピュタ』を見る。はじめたみたけどおもしろかった。もう20年も前の作品なのね。映像すごいー。建物とか城のパーツが丁寧に描かれていて、センスいいなあ、とあらためて思った。
夜眠れなくて、中村うさぎの『私という病』を読んだ。
共感するところももちろんあるんだけれど、でもこれは半分煽りだよね。この人はこういう風にしか書けないんだろうけれど、男性一般に対する怒りと不信をこれでもかとぶちまけて終わりではなくて、それを昇華させたものが読みたかったな、とは思った。なんというか、《敵》と正面衝突するこの手の発想はもういい、というかんじ。ずらしたり、別の発想を見せてくれたり、そういうのが読みたい。・・・甘っちょろいんですかね?わたしは。
疲れてるときに読んでさらに疲れてしまった・・・。
では当分お仕事モードにもどります。

映画感想

 「トロイ」をみた。「グラディエーター」に続いて古代舞台の戦争映画です。ストーリーは完全に「グラディエーター」の方がうまいけど、戦闘シーンだけなら、「トロイ」も「キングダム・オブ・ヘブン」並みによかった。
 個々の役者さんもよかったなあ。とくにトロイの王様を演じたピーター・オトゥールの演技などとくに。慈愛と敬虔な心は持ち合わせているけれど、政治的な判断能力はない、人のよさそうな哀れな王の役がとてもうまかった。
 オーランドは、「キングダム」のカッコいいバリアン役のときには、さほどなんとも思わなかったが(フツーにカッコいい)、今回のパリス役の彼はすごくいいですねー。可愛すぎるわ。

トロイ

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2004年、米
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:ブラッド・ピット
エリック・バナ
ピーター・オトゥール


 ギリシア神話上の戦争とされるトロイア戦争を題材に、アキレスやヘクトールら古代ギリシアの神話的英雄たちが活躍する様が描かれる。小アジアを舞台にした古代の戦争シーンは迫力もすごくて見ごたえがあった。武装や武器や戦車や戦い方や埋葬の仕方が時代考証的に正しいのであれば、とりあえずいうことなしです。
 とはいえ、ハリウッド的脚色がかなり為されているので、ストーリーも登場人物の描き方もどことなくヘン。ハリウッド的に善悪をぱっきり分けて分かりやすい英雄譚にしたら、アキレスの扱いももうちょっと小マシになったんではないかとも思う。でも中途半端に原作に引きずられているのか、意気込みは感じるけど何がやりたかったのかよく分からなかった。それで、あまり話の内容について書く気が起こらないので、以下ただの感想に走ります。
 戦争の発端になったとされるスパルタ王妃ヘレンは、トロイ滅亡のきっかけとなる傾国の美女。ヘレン役のダイアン・クルーガーは、美しいのは美しいのですが、いかにもハリウッド・セレブなお顔立ちでエクササイズ・ビデオとかに出てきそうなかんじなのです。人妻の彼女と恋に落ちてトロイアに連れて帰ってしまうという、戦争の原因を作ってしまうパリス(オーランド・ブルーム)の方が、顔立ちがすっきりしていて美しかったりするんで、あんまり説得力ないのうという始まりだった。
 が、見ていくうちに、傾国の役はヘレンじゃなくてパリスだろ、と思えてきた。なんというか、パリスのヘタレっぷりと可愛らしさは、どう見てもヘレンを超えていた。パリスがヘレンの元夫メネラオスと名誉をかけての一騎打ちをするんだけど、ゴリラみたいな相手に全然歯がたたなくて、もう今にも殺されちゃうー!というときには、ヘレン、見てないでオマエが剣を取ってパリス守ったれよ!て思わずツッコミを入れてしまうほど。アンジェリーナ様ばりに城壁飛び越えてパリスを救いにいってほしかったです(ダイアン嬢もそういうのが似合うお顔立ちだと思うの)。
 でもパリスのヘタレっぷりはその上をいっていて、なんと剣を放り出して兄のヘクトールの足にすがり付いてしまうではないですか。兄ちゃんも兄ちゃんで、思わずメネラオスを刺し殺してしまい、、、ま、あんなにかわいい弟に子犬のようにすがりつかれたらしょうがないでしょう。パリスがヘタレのくせに「ぼく王子だからがんばる」って言うたびに、ヘレンは「また無理しちゃって〜」と胸キュンしてたんじゃないでしょうか。それに最後の最後でパリスくん大活躍するし、もうこの映画の真の主人公はパリスでOK。アキレス役のブラッド・ピットは色ボケしたチョイ悪オヤジみたいな役柄でさっぱりだったし(多分、神殿の巫女とのラブロマを無理やり入れたことがこの映画の失敗ね…)。
(06.jun.2007)

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河瀬監督&宇治散策

 カンヌ国際映画祭で河瀬直美監督がグランプリを受賞。
 商業ベースにのりそうもない実直な作品を作ってきた人が高く評価されたことに、うれしい思いがするし勇気づけられもする。「殯の森」で扱われているテーマも心魅かれるものがある。公開されたらぜひ見に行きたい。テレビでちらりと映る映像の、緑深い森の色が目に染み入るようだ。
 先日の休日、宇治を散策する。風はきつかったかが、天気もよく、宇治川のほとりを日傘をさして歩くと、随分と癒された気がする。
 平等院鳳凰堂は小学校の遠足以来。こどものときに見たものよりも小さく感じたけれど、この建物自体、普通の建築物よりかなり小さく作られている。見た目やバランスの美しさを優先させて、機能性が後回しになっている。本来的には、遊び心ある貴族が作らせたというかんじだ。
 楽器をもった飛天の群れはなかなかすばらしい。密教思想が混在しているとのことで、12世紀あたりの中世日本の思想状況などおもしろそう。
 あと、宇治といえばやはりお茶。茶そばに茶団子、お薄とぜんざいを食べ、抹茶と煎茶と抹茶チーズケーキをおみやげに買う。抹茶ソフトクリームも食べたかったけど、おなかいっぱいで無理だった。表参道にお茶の香りがあふれているのもよかった。

プチ旅行(にーがた)

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新潟に小旅行。港が近いのでお魚がすっごくおいしかった。料理うまいし、お酒もうまい。
横のおかしは「もなまかろん」という、マカロンのなかに小倉餡が入っているもの。めずらしいので買ってみた。越乃雪本舗大和屋というお店のデザート。もなまかろんと一緒に「浮き島」という上新粉と餅粉の蒸し菓子も買った。バタやクリームを使っていないので、あっさりしていてヘルシーなかんじ。和風スウィーツはいいですね。