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サーバのダウンで、5日以上自分のサイトが見れなかった。もうどうなってんのー、と思っていたら、いきなり復旧していた。しかしまだ完全復旧ではない。日記はなんとか書けるけど、cinemaには入れない。もうそろそろ潮時か・・・バカみたいに安いサーバなんだけど。

ミヒャエル・バラック

 ブラジル対トルコ戦を見ていた。とくにこっちを応援する、というのがなければ、試合は冷静に見れるものだ。決勝戦は、ドイツ対ブラジルに決定した。正直いって、ブラジルの選手のパスの確実さやスピードを見ていると、ドイツが勝てるのか不安になるけれど、最後は最高の試合になればいいなと思っている。バラックが出られないというのが、本当に残念なんだけど。
 このまえの試合を見終わった後、あちこちの記事を読んで回って、バラックは本当によくやったんだとあらためて感心した。とくにイエローをくらったファウルが犠牲覚悟の行為だったというのは、見る人がみたらすぐに理解できるのだろうけれど、サッカー素人のわたしは教えてもらうまで分からなかった。こういうプレイもあるんだなと、サッカーの奥深さを知らされたように思う。
 バラック関連のファンサイトがあって、そこをのぞいていたら、彼自身のコメントが寄せられていた。自分はファウルをしなくてはならなかったし、その結果として決勝戦に出られなくなったのは、プロのサッカー選手としてはとても辛いことだ。でもチームが決勝にでられたことに喜びも感じているんだ、と。
 前評判がよくなくて、目をみはるようなスター選手もいなくて、ドイツ人たちもここまでくるとは思っていなかったという。勝っていけばやっぱりドイツ、さすがドイツといわれてしまいがちだけど、今回のドイツチームはトーナメントを這い上がっていくことで強くなっていったように見える(多分これは、韓国もトルコも同じだろう。ブラジルだけはやたら強いように見えるけど、やっぱりブラジルも、かな)。逆に、優勝候補とされないことが、気負いもなく、プレッシャーも少なく試合に臨めて、結果的にいい方向に働いたのかもしれない。目立つスターがいなかった分、スターが生まれてくるかもしれない予感にわくわくさせられる。今のドイツはそういうチームであるような気がする。日曜日が待ち遠しい。

ドイツ勝ったよ〜。

 ドイツ対韓国見終わりました。ドイツ勝った〜。アメリカ戦とちがって今日は最初から攻めていたから、「これはいけるかも?」と思っていた。でも、韓国をふりまわしているわりには全然点数が入らなくて、だんだん「だめかも?」という気分になってきた。でも後半にバラックがシュートを決めて、ドイツ応援組みとしてはホッとする。ヘディング以外で点入れたのはじめてか? 韓国の最後のチャンスをとめたリンケもすごい。ドイツって、シュート打たれるにしても、ディフェンスがシュートコースを限定させてカーンに軌道を読みやすくさせているらしい。地道に堅実に基礎工事してますってかんじね。
 ドイツって点数いれても、肩をたたいてポンポンというかんじで、喜び方が地味ですな。あとのニュースでベルリンの様子とか映っていたけど、試合終わって30分くらいたつと、人がまばらになってて、えらくあっさりしてるなー。ま、日本や韓国の盛り上がり方と比べると、どこでもそう見えちゃうか?
 これまで対韓国戦では誤審問題とかいろいろあって、カーンも「誤審覚悟」といかいうし、あまり後味が悪いといやだなあと思っていただけに、今日は審判で「えー?」というのがほとんどなかったからよかった。韓国もほんとによく戦ったなあ。さわやかな終わり方だったと思う。
 でもバラックがイエローとられて、決勝に出られないなんであんまりだわ。あの1点は置き土産か。ドイツの記事にも「悲劇のヒーロー」って書かれてた。前回だってバラックがヘディングで点数いれたっていうのに。クローゼが途中で退場したのは、決勝戦対策なんでしょうか。クローゼの活躍が今日もみれなかったよー。今日はヤンカーも出てなかったし。カーンもスーパープレー続出というわけではなくて、あまり目立つシーンがなかった。まあそれはあまり攻め込まれていなかったからで、いいことだろうけど、ちょっと残念。
 試合前にはリモくんから、「ハマンが出場できるかどうかがポイントでしょう」というメールがくるが、理由を書いてくれなきゃ分かんないよ。タマちゃんからはまたもやカーンの写真が送られてきた。「カーンかっこいいよね!?」って、うきゃーこれドイツのサイトであたしも見た写真だぞー。もっとレアなやつ送れーどんどん送れー。こうなったらドイツ応援組みで、土曜日は韓国を応援して、日曜日はドイツを応援しよう。めっちゃ強いぞドイツ!では全然ないので、応援しがいがあります。ベッケンバウアーに、これまでドイツが勝ってきたのは「運」といわれてるそうで、ベッケンバウアーて、きっついね・・・。でも今回のドイツは地味に強いチームなのよ。地味に優勝してくれー。

ドイツ対トルコ?

 サッカーがないと、なんだか気の抜けたような日曜日になっている。今度のドイツ対韓国戦は火曜日だっけ? 夜にキックオフだからなんとか見れるけど、時間の都合をつけるのが大変だ。どうせなら土曜日とか日曜日にやってくれー。
 ドイツは韓国と対戦することが決定した。ドイツを応援するといった手前、韓国が勢いあるのでちょっと心配。ドイツのサイトに飛んでいって、選手のコメントとか見てたけど、さすがにポルトガル、イタリア、スペインを破った相手に楽勝ムードは漂っていない模様。でも4強まできたら、ドイツもお祭り騒ぎだ。政界・経済界・宗教界の要人のコメントとかも載っていて、さすがに外野はイケイケモード。ブラジルとあたるのを疑っていない。
 個人的には、ドイツ対トルコというカードもおもしろいかなーと無責任に思ってたりする。なんてったって、ドイツはトルコ人移民が圧倒的に多い国で、サッカーは母国への思いを掻き立てるスポーツだから、ドイツ定住のトルコ人はほとんどトルコ応援にまわっているだろう。ドイツ人とトルコ人の仲がまったく中立的な関係であるともいえないし、どっちが勝っても負けても、微妙に政治の問題にからんでしまいそう。ドイツ社会は、たとえば日本と比べると数段成熟している市民社会だとは思うけど、ネオナチはなくならないし、EU諸国の右傾化という最近の流れもあるし、その成熟度がためされることになるかもしれない。・・・とかなんとか考えていると、ドイツ対トルコやってもらいたいなあー。ただ、この組み合わせはないと踏んでいるのか、パラパラとみたかぎり、こんなこと言ってる記事はなかったけど。

もうドイツ応援します。

 今日のイングランド対ブラジル戦は見ようと思って、3時半頃に出先から帰ってくる。下手して、決勝戦がアメリカ対トルコとか、あまり盛り上がりそうもない組み合わせになるとツマンナイので、今日のは絶対みようと思った。
 別にイングランドに恨みはないが、テレビで紹介されるベッカム・ファンがあまりにもうざいので、イングランドが負けて清々する。朝のニュース番組で、おばさん芸能レポーターのアホみたいなレポートもこれで見なくてすむよ、まったくも〜。イングランドの大衆紙で、日本のかなり異様なイングランド応援熱がバカにされているらしい。バカにされるのは仕方ない状況だけど、むこうの大衆紙にバカにされるってのは、ちょっとむかつくぜ。
 しかしブラジルのプレイって、華やか! あれよあれよという間に点数いれちゃって、あっけにとられること多し。余裕だねぇ。

 そして夜はドイツ!対アメリカ。なんでアメリカがここにいるんだ?てかんじですが、ヨーロッパはもう「伝統」と「サッカー」しか残ってないんだから、サッカーまでアメリカにもってかれたらダメでしょう。というわけで、ドイツには多少恨みもあるが基本的にはドイツ贔屓なので、最初からドイツの応援にまわる。
 しかし、これまでのドイツのサッカーをみているとだね、サイドからガーと攻めていってヘディング!サイドからガーと攻めていってヘディング!サイドからガーと攻めていって・・・ってオマエんとこはヘディングしかないんかいっ!とツッコミをいれたくなるような攻撃をする。そんなツッコミもいれながらも、しまいにはドイツのヘディングが見れないと物足りなさを覚えるようになってしまった。今日も見せてくれました、バラックのヘディング! クローゼのヘディングがゴールポストにあたってしまったのは残念だけど、次に期待。守りは鉄壁だけど、攻撃にいまひとつ華がないのが寂しいといえば寂しいのだが・・・。
 そしてなんといっても、ドイツといえばオリヴァー・カーン。ボールのほうがよけていくような炎のゴールキーパー。カーン、かっこよすぎる。あの一度みたら忘れられないサル顔といい、金髪のもみあげといい、ご贔屓の筆頭です。たまちゃんからカーンのすばらしい写真を送ってもらったのでここに披露。吼えろ、カーン

職人さんの都合

 このまえ買った液晶を使ってみて、もっと早く買えばよかったと思う。画面が大きくて、やっぱり快適。コードがうじゃうじゃでているけど、見えないように後ろにまわしたりして、なんとかすっきりさせる。コードレスのコンピュータって、普及しないかなー。

 今まで風呂釜が壊れていたけど、先日やっとガス屋さんがきてくれて新しい風呂釜をつけてくれた。連絡をとってから4ヶ月目。ナメられているのかノンビリしているのか・・・このまま秋がきたら持たないなーと思っていた矢先なので、ほっとする。ガスでお風呂を追い炊きできるのは、やっぱりいいなあ。
 それから隣家との境界画定でちょっともめていて、その話は一応一段落したんだけど、ボロボロになっているうちの塀を新しいものに替えなくてはならない。これも工事の人から連絡がくるのを待っていて、ずっと待機中。職人さんとゆーのは、なかなか来なくて、来るときはいきなり来るんだよね。来るといったときに来てもらわないと、今度はいつになるか分からなし。こういうものなのか、ナメられているのか、やっぱりわからーん。

お疲れモード

 仕事で神戸に行く。7時ごろ梅田に戻ってきて、紀伊国屋や古本屋街やアクセサリー・ショップをうろつく。珍しくヒットするものが何もなかった。阪急三番街にあるお店で、夕食がわりにお弁当を買う。どこかに入ろうかとも思うが、気疲れしているので、家に帰ろうと思った。この前買ったヴェトナム製のカップに抹茶入り茎茶を入れて、お弁当とお茶請けのもなかを食べて、ゆっくりするのだー、とイマジネーションを働かせて、よろよろと電車にのる。
 家に帰ると、ちょうどイングランド対デンマーク戦をやっていた。ちょうど前半戦が終わったとこで、テレビはつけていたけど見続ける元気なし。サッカーの試合って、流れが一気に変わるから、画面から目が離せない。これがけっこう体力いるのだな。もう今日は無理です。デンマークの選手の名前にやたら「○○セン」が多いのが、思考停止状態の頭に入ってきた唯一の情報。
 そういえば、昨日美容院にいったのだった。夏だし、また思いきってベリィショート。ふつーカラーリングをするような髪型だけど、頭皮に引っかき傷によるかさぶたができてしまって、念のため、やめておく。
 ショートにすると、なにゆえに頭が細長く見えてしまうのだろう。去年も髪を切ったときこれが気に入らなかったのに、すっかり忘れていた。鏡をみてなんとか頭の形を丸くしようと四苦八苦する。
 美容師(のたまご?)さんにいつも指摘されるのが、「肩こってますね〜」というやつ。はい、こってます。自覚していますとも。肩こり・貧血・冷え性、ババアの三大条件みたしてます。

液晶モニター

今日は日本橋に行って、液晶モニターを買った。前のコンピュータが壊れ、小さなノートパソコンだけでしのいできたが、それももう限界・・・てことはなくて、すでにこのサイズに慣れてしまい、もう大きな画面のコンピュータを見るとめまいがするような体質になっていた。習慣てコワイわー。
 でもとうとう買ってしまいました、液晶モニター!(15インチよ?) ミツビシとかエイゾーがいいと、詳しい人たちのアドバイスをもらってきたが、結局買ったのはI・O・データ。値段が安く、機能が高かったので。色はメタリック・ブラックとでもいうのだろうか、シルバー入り気味の黒にした。最近はケータイでもなんでもメタリック基調が多くて、「あゆってかんじ?」でイヤなんだけど、湯水のように資金投入できるわけでもなく、ガマンすることも多い。 

 ナンバにむかう途中、「アジア雑貨センター」とかなんとかいう、ヴェトナム雑貨の卸の店を見つけた(ちゃんとした名前が思い出せない)。二階がカフェ、三・四階が雑貨売り場。金魚の絵のついたビール用コップとお皿、ピンクのチェックの小さなバッグ、本入れにするつもりの竹の籠を買う。予定外の散財! しかし今晩はちゃんとビールはこの細身のコップで飲んで、いつもより美味しくかんじられて、満足する。

ベッカム in 大阪

 いよいよ明日から大阪でワールドカップ。たまちゃんは「中田が大阪にやってくる!?」というので大興奮である。「中田が大阪に来るなんて、信じられへん、そんなん似合えへんー! もうどうしよー!」と、とにかくウルサイ。
「中田どころか、あしたはベッカムが大阪に来るよ。もう来てるかも」というと
「ベッカムが大阪に〜!!? そんなん全然似合えへんやん。ベッカムと大阪やてアカンわ、どうしよー! もう、もう、アタシどないしたらええのん!!?」 しるか、アホー。
「ついでに、久米宏も大阪にくるってさ」というと、いきなり声が2オクターブくらい下がって
「オッサンは来んでええ(怒)」

 今日は服を買いにデパートに立ち寄った。ジーンズ2本お買い上げ。一本はジーンズに見えないようなのを買う。お直ししてもらっている間、デパ地下にいって、葛きりを買う。こうも蒸し暑くなってくると、ケーキ類は見ると買う気がなくなるね。抹茶葛きりと、梅葛きりで、「たねや」の「五六あわせ」というお菓子。交互に食べたら、梅のすっぱさが際だってしまった。

美と狂気

 時折読み返したくなる本に、森茉莉の『贅沢貧乏』と『わたしの美の世界』がある。森茉莉の全集も出ていなければ、ちくま文庫が出したりもしていなかった昔、彼女の本は新潮文庫で二冊買えるだけで、あとはもっぱら古本屋で探すしかなかった。所蔵している新潮文庫の『贅沢貧乏』も『甘い蜜の部屋』も古本屋で手に入れたものだし、後者はハードカバーの初版本まで手に入れた。(別に初版マニアではないのですが、これだけは特別。)

 生活空間を自分にとって心地よいものにしたい、という欲求はわたしにも強くあって、そういう意味で森茉莉はわたしにとってバイブルだ。この延長線上で、雑誌のインテリア特集やライフスタイル提案モノは一応目を通してしまう。昨今はこの手の本がブームと化しているし、何人かのライフスタイル提案者はカリスマとなっている。
 カリスマたちの本も何冊か読んだけど、なんというか、すごく「頭のいい人たち」だなという印象を受けている。生活を合理的に設計しながら、それでいてセンスよくコーディネートする、というのがセオリーになっていて、住空間のみならず、食生活から物の考え方まで無駄がない。もしそこに「無駄」があるとしたら、それは計算した上での「遊び」という形であらわれる。
 合理性と計算された上での「余裕」に、感心はするのだけれど、正直なじめない。別にヘンなことを書いているわけでもなく、すごくまっとうで、センスもいいし、彼女たちの言葉に心酔したら、もうちょっとわたしもグレードが上がるんでは(何の?)と思うのだけど、なじめない。
 自分でも、森茉莉に多少洗脳されてしまっているのは自覚しているので大体理由はわかるのだが、要するに、カリスマたちの賢いライフスタイルには「狂気」がないのだ。森茉莉はしょっちゅう、自分が他の人からバカ扱いされていると憤慨している。それで彼女はいつも「わたしの美意識がわかんないアンタがバカなのよ」と怒っている。客観的にみたら、周りの人たちが、森茉莉の行動や思考回路にあきれかえるのはよく分かるし、周りの人は大変だったろうなあと同情することもある。でも、心の部分ではやっぱり森茉莉が羨ましい。
 ライフスタイルな人たちの美意識は、人から賞賛されこそすれ、バカにされることはないだろう。だからこそわたしは、彼女たちよりも、自分で魔法の園をつくりあげてしまった森茉莉に惹かれてしまうのだ。