Metropolis
1926 年 独
監督: フリッツ・ラング
出演: ブリギッテ・ヘルム
アルフレート・アーベル
グスタフ・フレーリッヒ
資本家と労働者の対立、地下の工場で機械を動かす労働者、紅一点のマリアとロボット・マリア、ロボット・マリアが労働者たちに、機械を壊し、暴動をおこすよう狂ったように扇動する。マリアの陶酔しきった、エロティックなダンス、暴動を起こして水害事故をひきおこしパニックになる労働者たち――この熱をおびたストーリーが一切無音のまま展開する。もちろん1920年代の映画だから音がないんだけど、かえって強烈なまでの印象を与えられてしまう。
文句をいえば、最後にマリアが資本家の息子と結婚してハッピーエンドになるのは、どうも解せない。ハッピーエンドにする必要なんかぜんぜんない映画なのに。
by kiryn (2001/10/31)
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