安くなる雑貨

 阪急沿線の岡本に用事があって、久しぶりに行った。行く度に街の雰囲気が変わっているのだけれど、おしゃれなお店がさらに何軒か増えていた。
 わたしは(これでも)雑貨が大好き。古本屋と雑貨のお店だけは、遠慮なくずかずか入っていける。で、岡本にKITCHEN KITCHENというお店ができていて、雑貨のお店だなとめぼしをつけておいたので、帰りに寄ってみた。シンプルなカップやグラス、コットンタオル、ステイショナリー、アジアンテイストの食器、籐の籠、キッチン用品等々、F.O.B.COOPやfranc francを思わせる品揃え。テーマは「お家カフェ」。もう下火かもしれんが、ま、流行りですわね。と、ここまではいいんだけど、値札を見てびっくり。ほぼすべての商品が100円になっている! そのせいでこんなに賑わっているのか、と合点がいった。
 財布の紐が一気に緩みそうになったが、時間がなかったので散財はしなかった。コットンタオル2枚とイグサ編みのかばんと薄紫のショールを買う。しめて420円。この手の商品をこの値段で買える時代になったのかあ。この前ナンバのヴェトナム雑貨のお店に行ったときも、卸しの店だからか、かなり安いなあと思っただけに、それを上回る安さで、正直コワイ。ここまでデフレが進んでいるの? こうなると、他の雑貨のお店では買えなくなるんだよね。安いのはいいんだけど、経済をトータルでみると、ヤバイんじゃない?と心配になります。