京都国立美術館に「大レンブラント展」を見に行ってきました。久しぶりの美術館、ということでウキウキしてたけど、気分がなえてしまうような結果になってしまった。
まず腹ごしらえに、とあるうどん屋さんでランチをとった。人が多くて繁盛しているから、さぞかし美味しいんだろうと期待していたんだけど、こんなショボい定食最近みないわねっていうような代物がでてきた。トンカツは冷えてるし、肝心のうどんの汁は冷めまくり、うどんものびてコシも何もなし。しかも店員がつまずいて、うどんの汁を半分床にこぼしたのに、謝りもせず、もちろんうどんもとりかえず、そのまま置いていった。呆れて物がいえません状態。観光地にありがちな客をナメた店でした。
気をとりなおして美術館に向かう。「待ち時間」の表示の札をみつけて、なんかヤ〜な予感が。待たずに入れたけど、入り口からものすごい人ゴミ。そのまま出口まで押し出されてしまった。
なんかもう、レンブラント見にきたってかんじじゃないね。わたしの好きな美術館のあの独特の空間なんて、あったもんじゃなかったです。だからもうレンブラントの感想もほとんどない。だいたい「大レンブラント」って何だよ。小レンブラントでもいるのか? しかも肖像画がほとんどで、正直飽きた。肖像画って、絵画としてはあまりおもしろい物ではないと思う。17世紀のオランダなんて世界制覇して調子づいている時期だし、レンブラントってなんだかとってもバブリーな画家よね。
くさしてばかりなのも何なので、いくつかおもしろい作品をメモっておこう。とくに、額縁のなかに額縁とカーテンの絵をだまし絵的に描いて、そのなかに聖家族をのぞかせている作品とか、解剖学の授業風景を描いたものとか、聖書を題材にしたあたりの作品はよかった(よーするに肖像画以外)。黒い服に映える繊細なレースと人間を解剖する科学の目が並存していて、うーん17世紀だね!と思いました。
とにかく照明は暗いし、警備員はいっぱいいるし、すごい有名な作品がきているわけでもないのにこの物々しさ。しかもこの集客力。死んでから300年以上たってるだろうに、エラすぎますレンブラント先生。先生の絵を眺めていた一人のオバさまは、「オランダ人のお肌ってキレイネ〜」とのたまってました。でもそれってなんか違いますよね? センセの技量のたまものですよね?
あんまり物足りなかったので、常設展をみた。和同開珎とか埴輪とか壷とか茶器とか観音像とか水墨画とか。いやこの常設展おもしろかった。国宝級のものがズラズラあって、餅は餅屋というべきでしょうか。あー疲れた。
Ich gehe ins Kyoto National Museum, wo die Ausstellung “Rembrandt” findet statt. Wenn ich viele Luete schon im Eingang finde, fühle ich mich lahm. Vom Eingang bis zum Ausgang werde ich von der Masse Leute mitgerissen. Deshalb kann ich leider nicht genug die Gemälde sehen.
Im Museum stellen viele Porträten aus, aber ich werde müde und langweilig infolge der lange linie der Porträten (und Leute). Doch einige Gemäldes finde ich sehr interessant. Zum Beispiel, es gibt eine Malerei, dass Rembrandt die heilige Familie mit illusionistische Effekte malt. Und eine Malerei, dass er eine anatomische Szene malt. Zarte Zpitze an Ärmeln und am Hals und wissenschaftlicher realistischer Blick koexistieren, das gerade der 17Jahrhunderte Geist ist, so denke ich.
Nun, heute bin ich sehr müde, so fertig mache.
なんだか疲れてしまって、ドイツ語考えられない〜。やはり三日坊主か? いや明日がんばります。だから今日はもう寝ます。Gute Nacht!
なかなかコンパクトなドイツ語です。細かいニュアンスって難しいー!
お疲れさまでした…
私は年末に行きまして、けっこう透いていたのでラッキーでした。
同じ国立博物館では、雪舟展の最終日にいって萎えました…
気に入った作品が、だいたいかぶってるみたいで親近感です♪
コメント初投稿ですが、こんな感じで良いのでしょうか?どきどき。
今月の最後の週末に京都に行きます。レンブラント展とすれ違いになることが判って、ちょっとショックだったんですが、そんな大混雑ならまあ良いかと、ショックが少し和らぎました(笑)。
上野でやった「MoMA」もひどい有様だったけど(入場まで2時間半待ち)、日本全国どこでも似たようなモンなんですねえ(逆回転寿司状態)。
いつも思うのは「オバサンを隔離してくれ」ってことと、「3倍払うから、開館前に見せてくれ」って、そればかりです。
>同じ国立博物館では、雪舟展の最終日にいって萎えました…
わーお。わたしはその少し前に行きましたが、やはり壮絶でした。
「大」レンブラント展は最初から敬遠、、、
うわー、コメントがたくさん! やはりレンブラント先生のご威光かしらん。憎いジジイだ。
masa3さん
コメント初投稿、そんなかんじでオッケーだすよ! masa3さんは年末に行かれて正解でしたね。羨ましいデス。とにかく絵をゆっくり見ることなどできなかったので、感想も非常に大雑把。あ〜あ。あんなに混んでるとは知らんかったです。
Ramble Fishさん
多分、展覧会に間に合ってもウンザリされるのは必至だと思いますよ。まあ、レンブラントの作品を初期から晩年まで集めてあって、見る価値はないことはないんでしょうけど。
「逆回転寿司状態」、うまい!でもカナシイ・・・。
>「3倍払うから、開館前に見せてくれ」
オバサマのほうがお金をもっているので、オバサマに三倍支払わせたいです。
あざらしさん
>「大」レンブラント展は最初から敬遠
誰でも知ってるビッグネームは敬遠するのが正解かもしれないですね。次はマイナーでカルトなあたりを狙います。そして美術館でまったりするのだ〜。
だいたい「大レンブラント」って何だよ。小レンブラントでもいるのか?
ってとこが面白かったっす…
レンブラント展、人気あるみたいですね。あたしの知ってる人も何人か行って来たと言ってたから、いいなぁ〜なんて思ってたんだけど、どうも風情なさげですな。やっぱり「大」のせいだろうか。
きゃりこちゃん、こにゃにゃちわ。
風情なんかないない、ぜんぜんないよ〜。新春の京都とはいえ、日帰りでいける距離に住んでる者にとっては、あまり観光気分になるものでもなく、かといって穴場的なスポットを知っているわけでもなく、どうも中途半端でいけませんな。