もう忘れそうなので、簡単にメモっときます。ブリヂストン・ミュージアムでレオン・スピリアールト展を見たのですね。何げなーく見にいったんだけど、これがすごくよかった。
スピリアールト(1881−1946)はベルギーの画家で、どこの流派にも属さず作品を描いたらしい。とくに1910年前後くらいの作品が気に入った。海辺に佇む少女たちを描いた一連の作品があって、モノトーンの写真のように、光と影を描いていて、一瞬ファッション写真をみているような気にもなる。でも即物的なところは全然なくて、輪郭を浮かび上がらせるだけの少女たちの姿は、幽玄の存在であるかのように、どこか得体がしれない。ポストカードもほとんどこの辺の作品ばかり買ってしまった。
ほかの作品は、キリコとかを思い出させるような画風もあって、「シュルレアリスムの先駆」というのも、なるほどなあというところでした。
うーん、超カンタンメモ。