諸般の事情により、「マトリックス・リローディッド」観ました。いやーどうしよう? いいたいことはいろいろあるような気もするけど、文章化するのが面倒って気になった。
前作のほうがストーリーがシンプルでおバカな分、映像のおもしろさを堪能できたけど、今回は最終回に向けて一気にネタばらしをしてくれるから、内容つめこみすぎで少々疲れました。ネタばらしもぶちまけ状態で、どーすんだろこの後始末?と思わせるあたりは、とりあえずつなぎの映画としては成功なのか?
小ネタに走りますが、パーツでおもしろかったところは、やっぱりあの「キーマスター」。どうみても、東大阪あたりの中小企業で銀行の貸し渋りに苦しみながらも油にまみれつつピンポイントな精密部品を作り続けているようなオッチャンだった。あとエージェント・スミスがコピペしまくりの「ただの荒らし」に成り下がっていたこと。
良かったよ、と言った手前、何かカキコせねばです。
私の評価はギャグ(スラップ・スティック)映画としてのものです。スミス君のパイ投げ状態や、キーメイカーの発言・行動と容姿・動作の落差などなど。
地下世界の人間模様なんてダルダルでした、確かに。ま、自作への布石なんでしょう。あとアーキテクトのしゃべりはカッコ良かったです。ああいう役に必ずイギリス英語を使うアメリカ人のメンタリティーも面白い。
檜山が離脱。大丈夫か?でも負けた日の方がサンスポをくまなく読む私です。
otoさん、コメントありがとう。スラップスティックとしての評価というのは、わたしもよーく分かりました。思わず笑ってしまうシーン多すぎ。アーキテクトがイギリス英語喋っているというご指摘はおもしろいですね。
なんやかんやいっても「マトリックス」には時代性があると思うので、もう少しつっこんだコメントをしたいのですが、いかんせん雑音が多すぎる。ストーリーのダサダサぶりは、おそらく確信犯的行為なのでしょう。でもわたしにとっては、これが一番きついですね。
ま、今回ので「現実・仮想現実」の反転世界や入れ子構造の世界を描くわけではないと早々にネタばらししてくれたので、最終作でどうオチをつけるかが気にはなりますね。
やはりタイトルが「レボリューションズ」とプルーラルなのが効いてくるのかな。これはpalla氏の受け入りですが、マトリックスのグリッドひとつひとつが完結した世界で、そこでネオがレボリューションを起こしながら、同時に他のグリッドのなかでもレボリューションが起きている、でも全貌を見渡してもやはり一つの世界である、、、と、「マトリックス」=フラクタル説。プルーラルの説明にはなってるかなあ。
そうそう檜山、ケガで戦線離脱なんですね。ここにきて、、、早く甲子園に戻れるといいですね。最近負けてるし。