道路脇の雪柳が真っ白に咲き誇っていた。だんだん精神的に余裕がなくなってきて結構ツライ日々。『ドッグヴィル』を見に行きたいのだが、半分あきらめモード。
クンデラの『存在の耐えられない軽さ』を読む。映画は前にみていて、なかなかおもしろかった。ダニエル・ディ・ルイスのトマーシュがハマリ役だった。ジュリエット・ビノシュも一途な田舎娘がヘタなファム・ファタールをするよりずっと板についていて、いいかんじだった。映画の後半の「プラハの春」のシーンが、見た当時は意味がよく分からず、恋愛と政治の関係を咀嚼できないままに残った。
本はずっと本棚に眠っていた。いつ買ったのか覚えていない。読むとすごくおもしろかった。クンデラのこだわる「軽さ」と「重さ」がテクストの語りそのものにもついてまわっていて、時に蓮っ葉なまでに軽くなりながら、気がつくと、人間の奥底を垣間見せるような深みにまで到達してしまう。小説を読むときにはあまり用いない付箋を片手に読みすすめてしまい、読み終わるとあちこちに付箋が張り付いていた。
それからカルヴィーノの『冬の夜ひとりの旅人が』も読み始めている。これもずっと本棚に眠っていた。読むとおもしろい。読書好きにはたまらない実験的小説、の気配。
わたしはいつも本を並行して読むクセがあるが、ついでに森安達也の『東方キリスト教の世界』も読んでいる。森安さんの『近代国家とキリスト教』という本がとてもおもしろく、その続きの感覚で読む。でも初心者向けのようなそうじゃないような、とにかく専門用語の意味がわからない。注も原典を示すのが多くて、わたしには歯がたたない。リーゼンフーバーの『中世思想史』が、事典の役割を発揮している。この本も事典代わりにしようと思って買ったんだけど、読むとおもしろくって、つい読んでしまっている。
以上、最近の逃避でした。逃避と分かっていながら読む本は、何ゆえにこうもおもしろいのだろうか・・・。
ジュリエット・ビノシュの「一途な田舎娘が板についている」という意見、同感です。基本的に高貴な顔だちをしている女優ではないから、クンデラの映画はハマッテました。
ところでDogville、友人に連れられて私も観ましたよ。かなりの強度があって、おまけに長いから、体力がないときだとつらいかも。私はこの監督の作品初めて観たので、なんともコメントできませんが、友人たちの感想では、これまでの作品とはちょっと作風が違うらしいです。
ニコール・キッドマンは、いじめられたり、不幸な女を演じるのが、最近のスタイルになってしまいましたね。この映画の見所は80歳を過ぎたローレン・バコール。それから後で気づいたんですが、ベルイマン映画の名女優ハリエット・アンダーソンも出ていました。バコールほどよぼよぼではないですが、素敵なおばあちゃんになってます。
kirynさま、初めておじゃまいたします。例の某所でリンクを発見いたしましたー。
わたくしは7歳までのなにわっこなのですよー。
森安氏の著書には存命中からはまっておりました。じつに惜しまれます。
nozakiさん
ビノシュは『ダメージ』あたりがちょっとキツかったんですよねー、、、。『カウチ・イン・ニューヨーク』(だったかな?)なんかはよかったです。これもすっとぼけた田舎娘役でした。
ところで『ドッグヴィル』、やっぱおもしろそうですね。たしかに上映時間長いですね、これ。あーあ、4月すぎまでやってくれないかなー、今はなんだか無理っぽいので。
メアリさん
書き込みありがとうございます!
そう、森安氏はすでに他界されておられるのですよね。『近代国家とキリスト教』をよみきったあと、別の人が書いたあとがきを読んで、びっくりした覚えがあります。こんなにおもしろい本を書く人がもういないのかとすごく残念に思いました。
森安さんの本を読んで、キリスト教世界がいかに重層的な世界かを知りました。でも東方キリスト教の世界は、高校レベルの世界史でさほど習うこともなかったせいか、基本的知識がなさすぎて、ついていくのが大変です。
『近代国家とキリスト教』終章など、いやほんとにもう鋭いです。
そもそも日本人が最初から東方キリスト教に遭遇することは稀といますか、西欧キリスト教経由かロシア文化経由がほとんどですね。私も、ある日とつぜん、リルケのように知ってしまったのです。
メアリさん、こんばんは。
>西欧キリスト教経由かロシア文化経由がほとんど
たしかに西欧キリスト教やロシア文化は、情報量も多く、ひとつの塊として強力な磁場を備えていますよね。で、その間に、東方キリスト教というこれまた強力な磁場を備えた塊が、実はあるということなのかなー。
わたしの場合、突然知ってしまったというよりは、断片的に知っているものが、寄せ集めて見るとどうもこの世界の構成物であると気付きつつあるというような、なんかそんなかんじです。パラジャーノフの『ざくろの色』の修道僧はこの世界の断片だったりするのかーとか、『カラマーゾフ』のゾシマやアリョーシャのあの説明し難い神秘性もこの辺がオリジンなのかなーとか。まだまだ断片のまま転がっているかんじなんですけどね。
わんばんこ。
先日、この掲示板に触発されて「近代国家とキリスト教」を手に入れました。さらにはビデオ棚から前世紀に録画したと思われるSayat Nova を発掘しました。気取ってビデオテープのシールにロシア語でタイトルを書いていたせいで、なんのビデオかわからなくなり放置プレイとなっていたようです。春になると芽がでてきそうな話です。
>まだまだ断片のまま転がっているかんじなんですけどね。
うん。私も断片のままです。多分、死ぬまで理解できないと思います。正教のミサに出席するとさらにその感を強くします。ロシアでミサに出ても違和感がなく、なんとなく少しわかったような錯覚に陥るのですが、日本の正教のミサにでると、自分の日常の中での体験であるせいか、なんともいえない居心地の悪さを味わいます。ある月報でビザンツ研究家の討論で皆が口をそろえてビザンチンに対する違和感を訴えていたのが印象的でした。だから面白いんだろうけどねー、、、
あざろしさん、こにゃにゃちわ。
>前世紀に録画したと思われるSayat Nova
もしかしたらわたしも同じ番組のを録画したかもしれません。ロシア語わからんので、日本語でタイトル書いてますが。
>私も断片のままです。多分、死ぬまで理解できないと思います。
そうかーそうなのかー。いやおもしろいですね。0=∞みたいな世界だったりして・・・。「ビザンツ研究家の討論で皆が口をそろえてビザンチンに対する違和感を訴えていた」というのもすごい。専門家はみんなそういう、というのを越えてワカラン世界なのでしょうか。
人間一人の内面の奥深さなんてたかが知れているのかも(私小説の伝統が強いこの国の傾向にうんざり気味なんで)。東欧・ロシア、やばい、奥が深すぎる、ハマりそう・・・。うーん、ロシア語勉強しよっかなー。春になると芽がでる話ってことで。
>『カラマーゾフ』
久しぶりに『罪と罰』を手にしたとたん、主人公の超狭い屋根裏部屋が、墓(死と復活の)なんだと気付きました。
ロシア・スラブに親近感を抱く人は多くても、ビザンチン注目は最近の現象ってことで、これから芽が出る話なのでしょうねー。
>ある月報
どの月報なのか、ご教示希望ですー。
今日は阪神3連勝!! わーい。
>どの月報なのか、ご教示希望ですー。
中央公論社の世界の歴史の11巻の月報で、辻先生と井上先生と栗生沢先生の鼎談です。改めて読んだら「ビザンツの美の型」の項で、井上先生が「どうにも惹かれるところが少なくて、、」と言っているのを辻先生が何度も「時間がかかる」と繰り返しているのが印象的。さらに詰め寄る?井上先生に、辻先生も「私も究極的には不可知論者」だと言ったりしてます。栗生沢先生はこの項では特に発言なし。「皆が口をそろえて」ってわけではないですね。すみません。
今日、本屋に行ったら、「イコンのこころ」が新装版で再刊されてました。あの本、「イコンのこころえ」って感じで、わたしとしては、あんまり、、、
メアリさん
>主人公の超狭い屋根裏部屋が、墓(死と復活の)
ああ、なるほど。そういや主人公はあの部屋にずっとこもってましたね。ソーニャに聖書を読ませるくだりの重要な場面も、あの部屋でしたっけ。でもラスコーリニコフって、最後まで肥大した自我をひきずっていて、「復活」をはたしたとはいいきれなかったような、、、。
あざらしさん
ビザンツの美、奥深そうですね。事例をあまり知らなくて申し訳ないですが、わたしは「ざくろの色」すごく好きなんですね。知り合いは「きれいなのは分かるけど、理屈が分からん」ので苦手だと言ってました。理屈でもって好きになってるわけじゃないよなーと思い、合理的思考の度合いが強くなると、この世界にはなじまなくなるのかなあ、と思ったのでした。
「イコンのこころ(え)」、お値段お手ごろですねぇ。こんど本屋にいったときにチェックしてみようっと。そういや先日、古本屋でヤロスラフ・ペリカンという人の『イエス像の二千年』という本を購入したのでした。タイトルがおもしろそうだったので。また積読本が増える、、、。
阪神、昨夜はみごとな負けっぷりでした。
>もしかしたらわたしも同じ番組のを録画したかもしれません。
やっと見ました、「ざくろの色」。録画の後ろの余ったところに金日成が死んだニュースが入っていたから10年前の録画のようだわ。「パルラジャーノフのポートレイト」ってフランスの記録映画もついでに録画してありました。良いですねー、アルメニアの教会建築って、、、という話ではないですね。良い映画でした! 最近は宇宙人の出てくる映画ばかり見ていて、ダメだなあーって反省しました。
>合理的思考の度合いが強くなると、この世界にはなじまなくなるのかなあ、
うん、私はプロテスタントだから、正教の神学はよけいわからないです、、、 内部で閉じた系になっているなら、そういうものか、となるのかもしれないけど、なんかそういうわけでなく、理屈を述べるところもありで、、、いやあ、、、まるごと受け入れるしかないのでしょうね、、、
>古本屋でヤロスラフ・ペリカンという人の『イエス像の二千年』という本を購入
わたしも持っています。積読本を卒業して収蔵本になってます。容易く取り出せない本棚の奥の奥に入ってしまいました。
そういや枕詞が「阪神」の季節になったのですね。早いものだ。
ところであざらしさん、「ざくろの色」は見ていなかったんですか? てっきり見ている前提で話してましたわ、、、。
>「パルラジャーノフのポートレイト」ってフランスの記録映画
えーそれ知らないよーいいなー。
「宇宙人」ってキンザザでしたっけ。見てないんだなこれが。かなりの傑作らしいので見たいんですけど。でも「ざくろ」いいでしょ。あの女優さんの神秘的美貌が忘れられない。
>私はプロテスタントだから、正教の神学はよけいわからないです
プロテスタントだと規律的合理的禁欲的勤勉的なかんじがしますねー。ちょっとステレオタイプですか、こういう理解は。あまりあざらしさんのイメージじゃないなあ(いや、決して混沌的非合理的快楽的と申しておるのではありませぬ)。
信仰としての正教をまるごと受け入れるのはアリとしても、神「学」となると、ある程度の合理化は必須のような気もするけどなあ。件の森安氏も正教神学については、そういう感じで書いていたから、もう丸ごと受容の世界なんでしょうね。
積読本→収蔵本
そこはブラックホールですか。まだまだ未熟者ですねー、わたしは。
>ところであざらしさん、「ざくろの色」は見ていなかったんですか?
部分部分で見たような記憶も、、、どうも、いい加減に見ていたようです。10年前は、アルメニアやグルジアの教会建築には特に反応しなかったようですにゃ。
>>「パルラジャーノフのポートレイト」ってフランスの記録映画
>えーそれ知らないよーいいなー。
おかしな表記(パルラジャーノフってなによ)をしてしまってスミマセンだす。30分のドキュメンタリーでした。かなり変な撮影風景などがでてきておもしろかったわ。いつの日か、お金が入ってDVDレコーダーを買える余裕が出て、晴れてDVDに落とせるようになって、kirynちゃんがご希望なら送るだす。
>「宇宙人」ってキンザザでしたっけ。
なんか似てるんだな、これが。キンザザのシュールさは「ざくろ」に通じているんだな、いやはや。もちろん、キンザザがパロっているんだろうけど。でも、そう感じるのは私だけ?
>あの女優さんの神秘的美貌が忘れられない。
詩人の役の時はなんか美川憲一みたいよね、、、そう一回思っちゃうと、もう美川憲一になってしまって、、、
>プロテスタントだと規律的合理的禁欲的勤勉的なかんじ
ああ、それってまさに私。正しい理解です。
>もう丸ごと受容の世界なんでしょうね。
うん、生まれた時からそういう環境にいないと理解できないでしょうね、、、 成人してからマニアックに惹かれる人は、偏執的な人も、、、
>そこはブラックホールですか。
ただの蛸部屋です。シクシク、、、
>まだまだ未熟者ですねー、わたしは。
なにを言うだすか、kirynはん。
>ラスコーリニコフって、最後まで肥大した自我をひきずっていて
そうでしたね。救われるまでの苦しい道中の描写がドスト的過剰なのと、ラストのシベリアでの復活があっさり書かれているのが、対照的だなあと思いました。
>成人してからマニアックに惹かれる人は、偏執的
ああ、それってまさに私。どうしましょう〜(号泣)
あざらしさん、こんにちは。
>10年前は、アルメニアやグルジアの教会建築には特に反応しなかったようですにゃ。
それ以後アンテナが急成長していったのですね、、、。
1「いつの日か、お金が入ってDVDレコーダーを買える余裕が出て、2「晴れてDVDに落とせるようになって」、3「kirynちゃんがご希望なら」
という三段階もの条件をクリアしなくてはならないのですね。では、あざらしさんがめっちゃ売れっ子になって見るのもいやになるくらいお金がはいりますように(柏手)。
>プロテスタントだと規律的合理的禁欲的勤勉的なかんじ
>ああ、それってまさに私。正しい理解です。
あざらしさん、そんな無理しなくていいんですよ。そんな人がピングーグッズをヤフオクで必死におとしたりするはずないじゃないですか。自分のなまえを五段活用して遊んだりするはずないじゃないですか。
メアリさん、こんにちは!
>成人してからマニアックに惹かれる人は、偏執的
>ああ、それってまさに私。どうしましょう〜(号泣)
尊敬します、おねえさま。
しかしこのログ、異様に濃ゆくなっていくなあ。あやしげなプロテスタントと正教マニアなおねえさまズが高濃度すぎるのかしら、、、。
そうなのですよー。私はあやしすぎて、なかなか居場所がないのですー。あざりしくんさんのおうちに大人しく戻るわ。kirynちゃんの映画評、愛読いたしますね。
>>成人してからマニアックに惹かれる人は、偏執的
>ああ、それってまさに私。どうしましょう〜(号泣)
にゃ? メアリさまのことではないよん。怖くて名前やHNを書けない例の人たちよん。
>それ以後アンテナが急成長していったのですね、、、。
今でもあんまり知らないの。書籍とかあんまりないからね。現地にも行けなかったし、、、 トビリシも回るツアーに参加した時も、内戦が始まって、、、急遽、タシケントで足止め、、、シクシク、、、
>あざらしさんがめっちゃ売れっ子になって見るのもいやになるくらいお金がはいりますように(柏手)。
がんばるわ!!!
>そんな人がピングーグッズをヤフオクで必死におとしたりするはずないじゃないですか。
昨日はホチキスを落としたわ。ホチキス、うふふふ。
>あざりしくんさんのおうちに大人しく戻るわ。
えー。メアリさま、拙宅も大歓迎だけど、私はよそ(kiryn宅)で好き勝手をするのも好きなのよー。私を一人置いて行かないで、、、 さっきステ猫さんを見たら、メアリさんがいたわ!
いざらしくんさん、なぐさめてくださってありがとう、、、人畜無害なマニアでいられるようがんばるわ!
>猫さん
彼は今や、幸せな家猫でいらっしゃいます。
>あざりしくんさんのおうちに大人しく戻るわ。
あ〜ん、そんなこと言わないでください。いつでもマニアで高濃度なトークを歓迎いたしますわ。てゆか、こちらこそ遊んでやってくださいまし。
>怖くて名前やHNを書けない例の人たちよん。
ビザンツの奥深さとはいえ、これは別の意味での奥深さってことかにゃー。
>がんばるわ!!!
そうですその意気です、そしてKABA.ちゃんみたいに売れっ子になるのだ〜(あ、馬ズラはアザラシさんの美的感覚にあわないんだっけ)
>昨日はホチキスを落としたわ。ホチキス、うふふふ
ピング・ホチキスはあざらしさんの美的感覚にあうのね、、、、
メアリさん、
>人畜無害なマニアでいられるようがんばるわ!
メアリさんってなんとなく正教のことが勉強したいカトのかただと思っていたけど、結構なマニア(アクセントが後ろ)よねー。ボンクリというか「ボン正教」のかたがたのように自然体を目指しつつ、マニアックに爆走してして。
kirynつあん、おばんどす。週末をいかがお過ごし?
>ピング・ホチキスはあざらしさんの美的感覚にあうのね、、、、
あ、落としたのは普通のホチキス。金物が好きなのー。私しか入札してなかった、、、
今日、散際の桜を見に行ったら小手毬がきれいでした。最初の書き込みにある雪柳って小手毬と同じかと思ったら違うのね。でも開花時期はだいたい同じなのね。
すいません、「ボンクリ」って何ですか?業界用語ってやつかしら。
小手毬もかわいいですね。白くて丸い花がいっぱいついてて。黄色くて丸々っとした花がいっぱいつくのはミモザ。大島弓子っぽいですね。ミモザは別名アカシアなので、森川久美も連想します。雪柳からだいぶ飛びました。
教会の会議がやっと終わって憔悴して帰ってきました、、、 私の日曜日を返して、、、
>「ボンクリ」って何ですか?業界用語ってやつかしら。
あ、業界用語でした。ボーン・クリスチャンってことで、生まれた家がクリスチャンファミリーで、カソなら赤ん坊の頃に洗礼を受けているような人のこと。「あ、わたしんちは臨済宗」とかいう感じで、「あ、うちは代々カソリック。イースターとクリスマスにはちゃんと教会に行くよ。○○ちゃんとかも来るし。」といった自然体の人(言葉を変えると所謂「クリスチャン」らしくない人)が多いようです。メアリさんはボンクリ??
>大島弓子っぽいですね。
あのフワフワ感は、女性によりアピールするようですねー。私(公立高校理系男子長髪眼鏡やぶにらみ猫背黒服鼻炎)も昔の作品は大方読みましたが、ググッとは来ませんでした。そういや、萩尾望都の新刊買って来ましたよ。まあまあでした。
わたしの日曜日は所用により京都行き。観光客の多さに疲れ、帰阪すると、梅田の人ごみにめまいをおぼえるばかりでした。
「ボンクリ」は「ボーン・クリスチャン」。にゃるほろ。ひとつ賢くなった気分です。そういう言葉があるということは、やはりボンクリさんたちは特権的?少数派ってことなのかしら。再洗礼派とかだとボンクリはありえないってことになるのかなー。
実は大島弓子にはそうハマってないんですよね。信者はまわりにいたので、借りて何冊かは読みましたが。「見かけは華奢なメレンゲ、でも中身は丈夫な大福」(by吉野朔実)ってかんじがします、大島キャラは。あ、でもキライじゃないですよ〜。
>私(公立高校理系男子長髪眼鏡やぶにらみ猫背黒服鼻炎)
うーん、キャラできてますねぇ。このまま801系あたりに脇役で登場できそうな気配、、、。もちろん美形であることを前提としますが。理系なのに倉橋由美子を読んでいる、などというセンスもヨイですね。でもやっぱり、所詮ステレオタイプな801系なんかにゃもったいないですわね。
いくつまでコメンツ可なのでしょうか、、、
>イースターとクリスマスにはちゃんと教会に行くよ。○○ちゃんとかも来るし。
幼児洗礼ではない私がとりあえず添削いたしましょう。
(正)御復活と御降誕と被昇天にはいちおう行くよ。○○神父様の御ミサだし。
>見かけは華奢なメレンゲ、でも中身は丈夫な大福
ああ、それってまさに私。苺大福だわ。
すいません、「801系」って何ですか?業界用語ってやつかしら。なんちって、わかっているわ、、、そんな自分が、、、
> わたしの日曜日は所用により京都行き。
あらー、私のお店にも来てくれれば良かったのにー。
>再洗礼派とかだとボンクリはありえないってことになるのかなー。
あ、うちにいるKちゃんは米国メノナイトで洗礼を受けました。珍しいです、、、
>もちろん美形であることを前提としますが。
軽くクリアだわ、はっはっは、めそめそ、、、
>幼児洗礼ではない私がとりあえず添削いたしましょう。
やはし、メアリさまは幼児洗礼ではないですにゃ。
>(正)御復活と御降誕と被昇天にはいちおう行くよ。○○神父様の御ミサだし。
こんなこと言うカソのボンクリいるですかあー?! とてもとてもメアリさま的だわわ。
>いくつまでコメンツ可なのでしょうか、、、
こんなにレスがついたログははじめてなんで、多分いつまででもいけるんでしょうけど、、、ううーいつもいつもこんな下まで下りてきてもらって申し訳ないですー。トップにロシアネタを振ったので、よければそちらに移動するとか、、、あ、ここでよければご遠慮なくどうぞです。
>ああ、それってまさに私。苺大福だわ。
いいですねー。わたしも見かけメレンゲ・中身大福をめざしたいのですが、いかんせん、、、でも逆パターンだけはイヤ。
>あらー、私のお店にも来てくれれば良かったのにー。
あざらしさんだけに、生魚でもてなされたりして(ロビとかピングが重なっちゃう)
>米国メノナイト
おおー、前に宮田光雄さんの本でメノナイト派の歴史について読んだようなおぼえが(南北戦争時代から良心的兵役拒否をしたとかいう)。そうですか、Kさんのような方は珍しいのですね。
>私がとりあえず添削いたしましょう。
事情がよく分からんなりに、あざらしさんの例文が添削されているのが可笑しい。
イースターとかクリスマスなどという言い方はなされないのですね。被昇天はさすがに信者さん以外の人間には馴染がないかも。前に「世界遺産」でやってたスペインのお祭りがそれかしら。かなり派手派手だったです。(クエンカ? 「世界遺産」のサイトで確認しようと思ったけど、なんかすごく不親切な作りで確認できなかった、、、)
>あざらしさんだけに、生魚でもてなされたりして(ロビとかピングが重なっちゃう)
そりは、寿司を出せということね、、、いいわ、生きが良く蛍光灯の下でくるくる回っているやつね、、、
>事情がよく分からんなりに、あざらしさんの例文が添削されているのが可笑しい。
なにやら還元主義的な私と、オーソドックス志向のメアリさんとの怪しげな対比ねー。二人で漫才でもしようかしらん?
>そりは、寿司を出せということね、、、
あら?そんなふうに意訳してくださるなんて。わたしはただ、ピングが氷を割って釣りをしてたり、ロビが水中で魚をとったりしているのを思い出しただけですわ〜。
>いいわ、生きが良く蛍光灯の下でくるくる回っているやつね、、、
まあっ、そんなの邪道ですわ。ちなみにわたくしは平目や鯛や鱸などが好きでありゃんす。
>なにやら還元主義的な私と、オーソドックス志向のメアリさんとの怪しげな対比ねー
楽しかったですー。観客一人の贅沢なる舞台鑑賞ってかんじでし。
>ちなみにわたくしは平目や鯛や鱸などが好きでありゃんす。
そうねー。kirynとガード下の飲み屋でおでんでもつつきたいわねー。(文章が微妙につながってないわね、、、)
あ、敬称が抜けてたわ。ごみんにゃさい。
>ガード下の飲み屋でおでんでも
いいですにゃ。でもこんなセットみたいなとこあるのかな〜。しかも寿司屋のはずがいつのまにか赤提灯になってるし。なんか「昭和」ってかんじー「ダメおやじ」ってかんじー(語尾上げ!)。、、、自分でも何を書いてるのかよくわかりませんです。
ああ!なんという深さ。でも、もうちょっと掘れば、きっと温泉が出るわ。
>還元主義的
すべて脳みその働きの成せる業です、というこってしょうか?
温泉でるまで地底探検た〜い!
「昭和」といえば、横山光輝さん。わたしは「バビル2世」が好きでした。黒豹を「僕」にしているあたりがとくに。ご冥福をお祈りいたします。
>なんか「昭和」ってかんじー「ダメおやじ」ってかんじー(語尾上げ!)。
あ、そんな感じなのですー。
>もうちょっと掘れば、きっと温泉が出るわ。
石油がでないかなあ、、、そしたらお金持ちになれる、、、でもアメリカに攻め込まれるかも?
>すべて脳みその働きの成せる業です、というこってしょうか?
そうそう。でも脳みそだけではだめで、末梢からの知覚のインプット(フィードバック)もないと、意識レベルを保てないですね。脳みそも臓器の一つで自律的(自立的?)ではないですから。「脳はいかにして“神”を見るか」って本があるけど、これはSPECTという脳の血流を(おおまかに)みる装置を使った研究についてのもの。同じテーマでfMRI(空間分解能が高く、脳の機能的な解析が出来る)のデータに基づく本が出たらすぐ買うのになあー。
あ、 kirynちゃん、わたしDVDレコーダーを注文したわ! 語学の講座も録画しまくりが出来るわ!! 多分、見ないけど。
まだレスが続いてたよ、、、遅くなってすいません〜。
>石油がでないかなあ、、、そしたらお金持ちになれる、、、でもアメリカに攻め込まれるかも?
イラク戦争も、そもそもはオイルって話もありましたよねぇ。今それどころじゃないけど。
>「脳はいかにして“神”を見るか」
おお、ググッてみるとなんだかおもしろそうな本。難しそうだけど。でも「すべて脳みそのなせる業」って、そりゃ一つの切り口だとは思うけど、なんだかツマランと思ってしまったり、、、。訳者さんの『意識とはなにか』あたりから読んでみようかしら。そしてまた逃避読書が続くのであった、、、(ふりだしにもどってるやん!)
あ、DVD購入おめでとございます。しかしあっという間に買ってるなぁ。
温泉も石油もなかなか出ませんねえ。
脳みそのほうも、いまだに謎ですねえ。「2001年宇宙の旅」によると人工知能(コンピュータぢゃなくて)が出来ているはずですよねえ。
茂木さんの『意識とはなにか』読みました。「脳」をそれこそ「言語」や「意識」におきかえても同じようなことはいえそう、というか、すでにいわれてきたような気もするので、いまいち「脳」にぐぐっとくるものないなあ。茂木さんはソニーの方だけあって、テキストはなんとなくオトメチックでしたわ。コミュニケーション論のところは一番おもしろいけど、すでにどっかで読んだような聞いたような話だし、、、。
「2001年」、人工知能HAL対デイブ船長、あのシーンはカッコいいですよね。60年代に構想した未来像に現実はまだまだ追いついてないということですね。
プロテスタントのあざらしさんが還元主義的ならば、カトリックのメアリさんは、有機体的だったりするのかしら、、、おもしろいなあー。
にいはお
> 茂木さんの『意識とはなにか』読みました。
え、あの本を?! 私も新年のバーゲン会場で読みました。感想は、すでに読んだkirynちゃんならわかるわよね、、、意識についてのメモ
http://www.asahi-net.or.jp/…
にも書いたけど、日本人による著作でよいものはあまりないように思います、残念だけど。
アニョハセヨ。
なんというブックガイドの充実度。すばらしすぎです、あざらしさん。
たぶんハマるとおもしろいんだろうなあと思いつつ、いまいち、意識/脳といったあたりにビビッとこないのは、単体としての人間に焦点があたっているような気がするからかなあ(いや茂木さんのユルイ本を読んだだけなんで、えらそうにはいえないですが)。集合的存在としての人間がつくる社会や社会的な価値判断がなされていくこととか、そういうほうが個人的には関心があるかも。だから茂木さんの本にしても、「意識」を扱うにしても、問題関心の切り口がちがうんだろうなあとおもって読んだのでした。社会現象なども意識/脳に還元できる、とかいわれるとちょっと違和感かんじます(←養老氏)。
でもまあ、割り切って読むときっと楽しいですね。あざらしさんのブックリスト、参考になります(なるのか?)
カリメーラ。
このトレンチの40ヒットおめでとう!
>集合的存在としての人間がつくる社会や社会的な価値判断がなされていくこと
はげしく同意しますー。単体であると同時に集合的存在なジレンマ、これこそ人間の生だわ。
>人工知能HAL
彼はストレスが頭に来て(頭しか持ってないか)ヘンになっちゃったのよね。かわいそうだわ。
グーテンターク。
もう40まできましたか。おそろしいことです。浅瀬にいきなりクレバスです。はまり込んだら出られません。つるはしもって三人でまだまだ掘りまくってます。でももうきっと誰も見てないよ、、、。
>単体であると同時に集合的存在なジレンマ
そう、そうなのですよ。メアリさんウマイ! 昔ラインホルト・ニーバーというアメリカのプロテスタント系の政治学者さんがいて、彼は「道徳的人間」と「非道徳的社会」について論じていたのですが、まさにメアリさんがいわれたようなジレンマについて、ぎりぎりと思考をすすめていたのでした。
HALについては、むかしこんなお茶らけを、、、cinemathekの「2001年」からオマケでリンクはったやつですが。
http://www.pallalink.net/in…
>集合的存在としての人間がつくる社会や社会的な価値判断がなされていくこと
うん。今では、社会学的なアプローチや文化人類学的なアプローチの前提として、進化心理学的な視点も必要であろうなあー(トンデモに注意しつつも)って思うのよ。
>単体であると同時に集合的存在なジレンマ、これこそ人間の生だわ。
ウマイだす。そうだすね。単体であることを「意識」するのはなぜなのか?「意識」なんてあんまり役に立たないものをヒトが持っているのは、(集団としてのヒトに)どういう生物学的利点があるのか?「ジレンマ」が、どう生存に有利に働くのか?「罪の意識」がどう生存に有利なのかしら?今の法制度が個人の「自由意志」や個人の「責任」を前提になりたっていることからも、社会的な利点があるんでしょうね、、、(法制度が本来のヒトに適していない異形のものである可能性も高いけど、、、 宗教はよりプリミティブな要素よね。)
>ラインホルト・ニーバーというアメリカのプロテスタント系の政治学者
知りませんでしたー。言っていることは難しいの?
24時間働くあざらしさんってコンビニみたいー。
>知りませんでしたー。言っていることは難しいの?
わたしにとっては、没入できる内容でした。あ、意識とかそういうレベルの話ではなくって、単体では善良でありうる人間が、集合的存在になるときは、はるかに閾値を下げて、いわば敵・味方にもとづく行動パターンしかとれない、と。そういう限界をふまえたうえで、なおかつ規範的な社会はどうあるべきかを探っていた本だと思います。
http://bookweb.kinokuniya.c…
>法制度が本来のヒトに適していない異形のものである可能性も高い
「本来のヒト」がそもそもなにをさすのか、がまず問題になりませんか? 単体であることをさすのであれば、制度が異形のものである可能性は高そうだけど(いらないよねー)、集合的存在たることを「本来的」ととらえるならば、集合体をなりたたせる最低限の土台として、制度(法や慣習)は切り離せないような気もする、、、。この場合は、プリミテイヴなものであっても宗教もまた集合性をぬきには語れないものかも。
ただ良心や罪の意識など、単体としての人間がもつ高度な意識は、集合体の「基盤」としては必ずしも必要ないような気もします。
>単体であることを「意識」するのはなぜなのか?
うまくいえないんですけど、むしろ、「単体である」と意識させられることの意味は何か、というほうが、自分にはしっくりくる問いになるかなぁ。本当は単体で存在しえない生物なのに、あたかも単体・個体であるという思い込みのうえで、みんなが行動してるようにみえる。単体と集合体のジレンマも、こうしたパラドックスを生きざるをえないから生じるものなのかなー、、、と。
> 24時間働くあざらしさんってコンビニみたいー。
リゲインのCMみたいにパワフルなら良いけれど、ボロ雑巾のようよ、、、
>そういう限界をふまえたうえで、なおかつ規範的な社会はどうあるべきかを探っていた本だと思います。
人間の所謂「愚かしさ」(生存のための特性?)を、うまくシステムに組み込むかが問題よね、、、
>「本来のヒト」がそもそもなにをさすのか、がまず問題になりませんか?
そうね。ホモ・サピエンスが10万年前に出てきてそれ以来生物学的にはあまり変化がないはずよね。そのヒトのほとんどの特性は約180年前のホモ・エレクトスから受け継いでいるはずだし、、、 その頃の集団の規模はそれほど大きくないはず。ローマ法のようなものは、きわめて近代的で、「人工的」でヒトの特性になじんでいないほずよね、、、
>良心や罪の意識など、単体としての人間がもつ高度な意識は、集合体の「基盤」としては必ずしも必要ないような気もします。
うん。そんな気がするほど我々の特性に深く食い込んでいるのかも。有名なコスミデスらの「4枚カード問題」の「裏切り者検出装置」解釈(あくまでも解釈でしかない。保留つき)などを考えると、良心や罪も進化の過程でチューンナップされた可能性が高いような気もします、、、
>「単体である」と意識させられることの意味は何か、というほうが、自分にはしっくりくる問いになるかなぁ。
にゃるー。kirynちゃんの文章や(キリスト教関連の)読書傾向を見ていると、最初の印象とはちょっと違う人なんだにゃー、って最近思うのよ。うん。←えらそう
にいはお。バイトでおわった週末でした。げっそり。
それにしてもこのログ、ブログの欠点をあきらかにしちゃいましたね。こうまで後ろのほうにきたら、探し出すのが大変ですよ、、、というわけで、トップページのメニューから最新コメントに飛べることになりました。ここまでくるとツリー式のほうが便利なんでしょうねー。
>最初の印象とはちょっと違う人なんだにゃー、って
ふはは。わたしも、こういうサイトにしようという初期設定と現状の大幅なちがいに、びっくりしてます。でもいーの、楽しいから。知らないことだらけというのが分かるだけでも楽しいです。ごちゃごちゃ考えるのが好きなでしょうね、きっと(あんまりつきつめられないのが欠点)。
ところで、「本来のヒト」というときに、あざらしさんはホモ・エレクトスやホモ・サピエンスというレベルで考えるんですね。「人間」や「集団(社会)」を観察するにしても、かなりシンプルなものを設定して「意識」や「脳」の問題を考えている、ということでしょうか。そうなると、ローマ法とかはちょっと対象が複雑すぎるかも。
>良心や罪も進化の過程でチューンナップされた可能性が高いような気もします
良心や罪の意識というのは、誰か・何かに対する責任という感覚があるだろうし、あるいは、単なる互恵を超えた、受けたものを返しきれないという負債の感覚が根底にあるのだと思います。こうした感覚は、連綿とつづく人間の再生産の流れのなかに自分がいるというよりは、そこから切り離された個としての自己という感覚がまさっているのかもしれません。(・・・ちょっと話がアバウトすぎ?)
集合体に属しながらそれと距離をおく意識、といえるかもしれませんが、こうした感覚がチューンナップされてきたのだとすると、そりゃいったなぜ?という疑問はでてきますね。これは見えない手による(人間の?集団の?)バージョンアップのための取捨選択の結果?
・・・進化とかチューンナップとか、ふだん考えないワードだったりするので、ちょっとこんがらがってますが、ご容赦を。なんか難しい話になってて、頭のなかがカユクなってきたりして。
あんにょん、kirynちゃん、お返事ありがと。
>ふはは。わたしも、こういうサイトにしようという初期設定と現状の大幅なちがいに、びっくりしてます。
ふはは、私の耽美サイトもそんな感じよ。にゃに?一緒にするなって?
>連綿とつづく人間の再生産の流れのなかに自分がいるというよりは、そこから切り離された個としての自己という感覚がまさっているのかもしれません。
うん、そうなのよ。地上に立って空を仰いだ時、回っているのは(感覚的には)天なのよね。でも、私たちは回っているのは地球だと知っている(教えられた)。同様に、良心や罪も(多分)内面から自然にわき上がってくるものだと感じる。生存のための戦略的な淘汰の結果だとは言われても、納得できない(腑に落ちない)のよね、、、そんな進化論的な考え方はある意味「非社会的」だし。私たちは、まだ実はダーウィン以前の思考に取り付かれているのかも。ダーウィンの性淘汰についての著述はすごいよ。
ネットで検索したら京大のセンセのサイトがあった。昔、彼の本を買ったけど、積んだままだったのを思い出しましたー。下のサイトは斜め読みしたけど、良い内容だと思います。
http://www.bun.kyoto-u.ac.j…
カリニヒタ。
直通エレベーターで降りて来ました。ああ、なんてむずかしいお話なの。
>ラインホルト・ニーバー
面白そうね!kirynちゃんありがとー。
意識ですかー。そうですねえ。脳みそを使って考えてもよくわからんのでは!?
>直通エレベーターで降りて来ました。
実は、トップのLatest Commentsのところから、テレポートできるようになりました。降りてこなくても2クリックで飛べるはずでありゃんす。
>ああ、なんてむずかしいお話なの。
そうなの、自分でも何を書いているのかよくわからんようになってたりして・・・。
どうも「良心」とか「道徳」とかいっても、あざらしさんと次元の合うレベルで話をしているのか不安だったのですが、例のリンク先の論文を読み始めて、なんとなくあざらしさんのスタンスが分かってきたような気がします。
まだ読みかけなので、レスはまた次便にまわします。難しい話だけど、文章がクリアなのでなんとかついていけそうです。おもしろいです(しかし、自信のある文体とゆーか、迷いのない文体ですね、この方の文章は)。
>地上に立って空を仰いだ時、回っているのは(感覚的には)天なのよね。でも、私たちは回っているのは地球だと知っている(教えられた)。
ここの表現、なんだか文学的かつ詩的で、ちょっとジーンとなりました。
>私たちは、まだ実はダーウィン以前の思考に取り付かれているのかも。
うん。良心・倫理の根源を探る試みって、先の論文の先生の語っておられることはまた別の次元でありますよね。萩尾さんの作品(『残酷な神が支配する』とか)などは、そういう意味でもわたしはとても興味深いです。
わんばんこ
耽美テストなどを作っておりましたです。変な画集を見ていて、ちょっと頭が痛くなりましたです。
>意識ですかー。そうですねえ。脳みそを使って考えてもよくわからんのでは!?
ピンカーなんかもそう考えてますね(心の仕組み 下巻202頁)。我々は「意識」を究明するために進化してきたのではないから、そういった問いに答える「認知装置が欠けている」のかも?!という仮説ですね。そうなのかもしれないですねー。
>なんとなくあざらしさんのスタンスが分かってきたような気がします。
全てそれで解決!とは思ってないです。社会的には「次元」(TPO?)ごとに使い分けないといけないのでしょうが、どれが「正しい」と思うかと問われると還元主義者になっちゃいますね、、、どうしても。はは。kirynちゃんはどうよ?
↑50げと、おめでとうございます!
つるはしを研いでお手入れしてみました。ぴかりんこ☆
kirynちゃん、もーさまはわたくしお子さま時代に読みふけったわ(すでに全集だか選集が出ていました)。バンパネラ希望、ギムナジウム転校を夢見る少女でした。
>もーさまはわたくしお子さま時代に読みふけったわ(すでに全集だか選集が出ていました)。
あー、中学生の頃、私も首まで浸かってずぼずぼにはまっていましたね。かなりはまったとは言え、森博嗣氏のもーさまへのはまり方には負けたわね。あれはすごいわ。
ついに50まで行ってしまいましたか。はっはっはっ。メアリさんはつるはし研いでるし、そろそろあらたな旅立ちのときがきたのでしょうか。どこへ行くのかは不明だけど・・・やはりここは萩尾サンかしら? てゆーか森博嗣って誰?(ググってみたけど、なんかマルチな方ですね、、、としかいいようがないよーな、、、)
>バンパネラ希望、ギムナジウム転校
日本のオトメたちに、現実とは激しく違うギムナジウム空間を妄想させた罪つくりな作品ですが、、、。バラと紅茶は永遠のアイテムですね。
>我々は「意識」を究明するために進化してきたのではないから、そういった問いに答える「認知装置が欠けている」のかも?!という仮説
後頭部を直に見ることはできないみたいな? でも「意識とは何ぞや」みたいな「問いをたてる」ことはできるんだよね。人間はやっかいな存在ですねぇ。
>kirynちゃんはどうよ?
うーん、難しいよー、、、。でも合理的で整合的な説明に、ロジックとしての美しさは認めても、意図せざる結果や破綻やパラドックスはつねに付きまとうものだと思うしな、、、。どっちかとゆーと、合理的な説明が排除してしまう非合理性や矛盾のほうに目がいくタイプだと思います。ほっとくと人間(と社会)ってどうしようもなく野蛮なものになるし、知性と道徳性のアンバランスさは相当なものだと思う。この辺に鋭敏な人の書くもの作るものに惹かれる割合が高いような気がします。ハッピィじゃない人が好きなのかも。
>合理的な説明が排除してしまう非合理性や矛盾
ああ、先日、ロシア宗教哲学のお話を聞いてまさしくそう思いました(江戸は寒かったわ)。ソロヴィヨフなるシト、トンデモ哲学者だったとお見受けしまふが、彼の拓いたロシア・ソフィオロジーは、正統が排除してきた面(共存と神の女性性)を提起する意義があるというお話でしたわ。
ソロヴィヨフですか!
著作集ほしかったんですけど、もう品切れとかで入手できなかったです。『三つの会話』とか図書館で借りて読んだおぼえがあります。御子柴道夫さんのかかれた伝記だけはもってます。ソロヴィヨフって、びっくりするくらい綺麗な顔立ちの人ですよね〜。
>正統が排除してきた面(共存と神の女性性)
おもしろそう! あら、でもトンデモな位置づけだったりするんですか? マチズモが苦手なわたしには興味ありかも。神の女性性って、すごいですね。どんなこと言ってるんだろう。『神人論』とか読めばいいのかなぁ。
例のブツは発送されたわ。
切手に笑いました(暗号?)。
ブツを手にして、あざらしさんは実在の人物なのだなーと思いました(いやあたりまえなんだけど、わたしはオンとオフがそこそこくっきりと分かれてる方なんで、、、)。
ともあれ、感動さめやらぬ状態です、、、すばらしいです。いろいろ書きたくてしょうがないです。メイキングオブというのは、裏舞台を覗く楽しみがある反面、魔法がとけてしまう寂しさも感じるものですが、今回は両方の感覚を同時に強く感じました。もう宝物にします。
あ、ちゃんと届いて良かったです。
> 切手に笑いました(暗号?)。
網走の流氷見物の観光船の待合室で売っていたのよ。ご当地切手ねー。
私は実在していますよん。オンもオフもはっきりとせず朦朧とした存在です、、、
>もう宝物にします。
粗悪なメディアなのでバックアップを取るほうが良いかも。
>網走の流氷見物の観光船の待合室
またシブイところですねー。ピング切手発売してくれないかなー、そしたら買い込むのになー。
>朦朧とした存在
それはきっとつぎに覚醒シーンがきますね。で、世界を救う、、、
>それはきっとつぎに覚醒シーンがきますね。で、世界を救う、、、
お風呂場のカビ取りくらいはすると思います。
梅雨だしね!って、そんな生活感あるヒーローって、、、もいっぺん覚醒しなおしてください。
> 切手
わだすのところに来たのは「ゴマフアザラシ」と「1983 南極観測船しらせ就航記念」。な・なんというレアもの切手でせうか。
kirynちゃん、こちらは晴れて涼しい毎日だもんで、ソロヴィヨフの読みはストップしたままだすよ。
>『神人論』
あざらしくんさんの「テオシス」不可知論が再燃しそうだわ。。
昨夜は寝苦しかった、、、阪神も負けた、、、
>もいっぺん覚醒しなおしてください。
もいっぺん覚醒して、昨日は台所のシンク磨きをしました。
>「ゴマフアザラシ」と「1983 南極観測船しらせ就航記念」。な・なんというレアもの切手でせうか。
あざらし、かわいいよねー。その上、繁殖期以外はだらだらだらだらだらだらだら過ごしているのよ。人生に疲れたとき(浪人時代)、私は上野動物園のアザラシ Phoca vitulina(専門用語 technical term辞書をインストールしたら勝手に英語を追加したりおかしな変換 transformationをするようになったわ、、、)を見に行ったわ、、、
>あざらしくんさんの「テオシス」不可知論が再燃しそうだわ。。
理解しにくいものでも「歴史」となっていれば受容できるけど、正教は「現在」のものでもあるからねー。まあ、一般の信徒にはあんまり関係ないけどにゃ。
>アザラシ Phoca vitulina
>専門用語 technical term
>変換 transformation
最初、何をしておられるのだろう?Phoca vitulina??とか思いましたぞ。
勝手に変換ってすごいですね、このままどんどん書いちゃうと、すごくイヤミでウザウザな文章ができあがるのかしら。いや新手の芸として見ればいいのか。あざらしさんと辞書とのcross fusion!てかんじで。シンク掃除してるよりはヒーローっぽくない?
今日はレンジ rangeの相似 convergenceをしたわ。すごい油 oleumでしたよ。
>勝手に変換ってすごいですね、
相 congruenceね。インストールした後のデフォルトの設定のままだと、「時間」と打とうとすると耳管 eustachiumが筆頭に出てきたりして不便でしたよ。でも適当に使っているうちにヘンナ Lawsonia inermis変換 transmutationは減ってきましたですよ。
今日は斑疹 macular eruption勝って欲しいなあー。kirynちゃんの運気も斑疹 macular eruptionと連携 liaisonしているようなので、是非とも応援してねー。
うきゃー!まさに斑疹 macular eruptionのでそうな文体!(斑疹 macular eruptionて何?蕁麻疹みたいなもの?)
>適当に使っているうちにヘンナ Lawsonia inermis変換 transmutationは減ってきました
減ってない減ってない。
cross fusionした結果、ヘンなものとどんどんunitedしてout of controlにならないでくださいねー。
斑疹 macular eruptionと連携 liaison、、、不吉だ、、、でも近鉄と collaborationするのはもっと不吉、、、 浮上しなきゃgive me buoyancy!
>斑疹 macular eruptionと連携 liaison、、、不吉だ、、、
昨夜の阪神、一昨日の阪神に続いて、競り負けましたね、、、 その上、昨夜は巨人 hypersomiaびいきの審判がとんでもない判定をして、私は激怒 furor。今日こそはババンと勝って欲しいダス。
阪神の復活 revivescenceにkirynちゃんの明暈 area pellucidaもリンクしているようなので、ホント今日は勝って欲しいです。ビールをおいしく飲みたいダス。ダイエット中だけど。
こ・これっていったい!?きっとアザラシ語だわ。
今夜はすでに祝杯を挙げておいでのことでしょう(^_^)_U 乾杯!
今日は勝ったわ!! 借金も3に減ったわ。
kirynちゃんも阪神とシンクロして浮上してねー。 kirynちゃんが浮上しないと阪神も浮上できないのかも、、、
土日は彷徨しておりました。あちこちで愚痴りながら魂の洗濯でございました。ちょっと前向き思考できる状態になりました。
そしてさっきニュースをみたら、阪神快勝とのこと。おおお〜!なんだか当たりくじを引いた気分に。しかも井川、がんばったのね〜。運気のあがりそうなものには飛びついとこうってくらいの元気はもどってきそうです。
真夏ですね!
NHKのカッパドキアを見たら、この地下都市のことを思い出して、またまた来ましたー。
縦穴通気抗を軸に、螺旋階段状に下へと伸びて、一番下にはギリシア十字型の聖堂。なんともフシギなところですー。
うひゃー、一ヶ月ぶりです、地下での邂逅。カッパドキアと隠れ家つながり? その番組みのがしちゃった、、、おもしろそうですねー残念だわ。
地下都市といえば、カルヴィーノの『見えない都市』という作品にも登場していたような覚えがありますわ。
暑い、、、礼拝が終わって街を歩いて来たら、頭がさらにボーっとしました。
昨夜は、まるで地下都市のように幾重にも堆積している本や書類やガラクタの山を整理していました。 kirynちゃんの手紙が奥の方から発掘されました。なあーんと、かわゆいキリンの切手が貼ってある。気がつかなかったにゃー。
いちおう暗号のつもりでした(だってあざらしさんがあざらし切手でくるんだもー)。でもちょっとかわいすぎましたね。
あー地下都市にでもいけばきっとこんな暑さからもオサラバできるのだろうなあ、、、。
>カルヴィーノの『見えない都市』
設定が面白そうだわ!読みたいですー。都市。それは生き物。地下空間といえばカタコンベもそうですね。あーひんやりしたい、、、
朝から暑いわ、、、ネズミさんは暑くないのかしら?
>カルヴィーノの『見えない都市』
私も古本屋に注文したわ。
>私も古本屋に注文したわ。
おお〜。この本は表紙がなかなかイカスのですよ。楽しみですね。
>あーひんやりしたい、、、
わたくしめはバカンスに行ってまいります。地下じゃなくて山だけど。多分ひんやりしてなくて暑いだろーけど。そりでは。
>おお〜。この本は表紙がなかなかイカスのですよ。楽しみですね。
表紙に穴が開いてるわ、こり。
>わたくしめはバカンスに行ってまいります。地下じゃなくて山だけど。
ネズミさんはお留守番ですか? kirynちゃんの留守の間にきれいになったお部屋をおもいっきり堪能できますねー。 kirynちゃんのお土産が楽しみですね。
ネズミさんにお留守番など頼んでないし、だいたい勝手に居ついているだけでペットじゃないし、よけーなことしないでよっと天井に声をかけて出かけるだけの関係だし。
>表紙に穴が開いてるわ、こり。
その穴からのぞく図像は、かの高名なる版画家ピラネージの描いた架空の古代ローマ都市の一部でございます。le citta invisibiliというタイトルにピッタリのニクイ演出ですねー。
>だいたい勝手に居ついているだけでペットじゃないし、よけーなことしないでよっと天井に声をかけて出かけるだけの関係だし。
ビスコンティの「家族の肖像」みたいねー。
>ピラネージの描いた架空の古代ローマ都市の一部
あ、ホントだ。Taschenの廉価ピラネージの図484だにゃ。わざと?鮮明になっていないので全く気がつかなかったよー。
押井守ファンとかが好きそうな本ね。
阪神、負けたわ、、、
「見えない都市」のレアンドラの守護神、ペナーティとラーリは、kirynちゃんちのネズミさんみたいね。ペナーティがラットでラーリがマウス(又はその逆)なのかしら?
ピラネージの絵は(装丁の人が)ちょっといじってるみたいですけどね。
>押井守ファンとかが好きそうな本ね。
え?そーなの??
押井ファンがどんなのかイマイチよくわからんですが、あまり結びつかないけどなあ。どっちかとゆーと、建築系のネタ本かと思ってました。
>え?そーなの??
あー。ピラネージじゃなくて、カルヴィーノの方ね。
いやはや、やっと最後まで読みました。何度か睡魔に負けましたけど、、、 京都も大阪も一緒になってました。違うのにー!
>京都も大阪も一緒になってました。違うのにー!
んなことイタリア人にいっても仕方ないじゃん、、、
まあそんな話もありましたかな。もう読んだのだいぶ前だからなー、、、読みなおす元気もない。そう、この本はたしかに眠くなります。
カルヴィーノが押井的なのかどうか、イマイチ納得いかないのですが、そもそも押井的なるものがいかなるものか分かりません。てゆーか、分かりたくないってかんじ(←アニオタ系知識人の匂いがする。地下だから言える)
>てゆーか、分かりたくないってかんじ(←アニオタ系知識人の匂いがする。地下だから言える)
ああ、そんな感じなのよね。私も良くわかって言っているわけじゃないのですが、なんとなくそんな香りを感じたので。
またそんな「香り」などと遠慮がちな物言いを。
でも最近「オタク」の定義がわからなくなってきました、、、。実践(スポーツやってるとか音楽やってるとかアートやってるとか)をともなわず知識・観察・消費にかたよりがちな人間は、すべからく「オタク」なのでしょうか、、、。
ああ!地下87階でございます。
>よっと天井に声をかけて出かけるだけの関係だし。
絆を感じられるわ。
>実践・・・をともなわず知識・観察・消費にかたよりがちな人間は、すべからく「オタク」
kirynちゃん、まさしくその通りだと思うわ!そして、ジャンルが特殊すぎ(実際、国内に何人もいないという有様)の私は「ヲタ」。しくしくしく、、
この地下都市も高層化(低層化?)してまいりましたね。
>まさしくその通りだと思うわ!
そんな! 否定してくださいよメアリさん!
>ジャンルが特殊すぎ(実際、国内に何人もいないという有様)
こういう特殊な方は「オタ」にゃのかしら? レアだし、階層化してなさそうだから、なんか違う気がするんだけどなあ(実は、違うものであってほしい、、、)。
「オタ」は、凡百の人間から特有の欲望を言語化できるオタ系知識人までが、層をなしていて序列化しているのかも。ちがう?
ハーイkirynちゃん!
秋だわねー。そう、わたしたちの季節です。美を求めてまた掘りましょうぞ。
ねずみの皆さんはお元気!?
地下90階?!
そうです、わたしたちの季節です。オタの話なんかしてるバヤイじゃないですよ、美ですよね美!と、掛け声だけ威勢よくても、さいきんのわたくしめは殺伐とした生活で・・・美が枯渇気味です。あ、でも消費に走って、真珠のついた金色の薔薇ピアスだのフリルのついたデコラティヴなシャツなどに散財しております。
えーとネズミさんですが、猫さんとの抗争に敗れて駆逐されたのではないかと思われます、はい。
ピラネージの版画集のサイトありました。
ネオ・クラシシズムの秋などいかがかと。
http://www.picure.l.u-tokyo…
[via:pallanoia.org]
http://www.pallanoia.org/?i…
>ピラネージ
拝見しましたよ!
たまたまフォロ・ロマーノに想いをはせていたところ、kirynちゃんのおうちでお教えいただるとはびっくり!うれしいですー。
おお、フォロ・ロマーノ!
ローマに観光旅行いったことありまーす。雨上がりの朝のフォロ・ロマーノをほっつき歩きました。また行きたいなあ。
>雨上がりの朝のフォロ・ロマーノ
うーーん。なんて素敵!
歩いてごらんになって広かったですか?パンテオンはご覧になりましたか?
私はもし行かれたらバチカンそっちのけで、ビザンチン・モザイクのある教会めぐりをしそうです、はい。
パンテオン、すばらしかったです! あれも内部は後世の時代にもどんどん手を加えられたようでごちゃごちゃしてましたが、天井の模様の簡潔な美しさには圧倒されました。何時間でも立ち尽くして見惚れてしまいそうな美しさでした。あ、もちろん外からみた佇まいもよかったですよ。雨がふってもすぐにやんでカラッとするのですよね。地中海気候ってやつですね。
>バチカンそっちのけで、ビザンチン・モザイクのある教会めぐり
メアリさんらしーい。ビザンチン・モザイクかぁ、、、ヴェネツィアのサン・マルコくらいしか見てないかも。ローマにもたくさんあるのかな、いやきっとあるんでしょうね。
バチカンはもう世界遺産級のものがゴロゴロ状態で、目がくらみました。ありゃ観光レベルでは太刀打ちできませんわ。