ご近所に不幸があって昨晩はお通夜だった。亡くなったのは天寿まっとうのご老人だが、喪主さんが地元の資産家だったりするので、お通夜がすでに社交場と化していた。ライオンズクラブだの地元町内会だの、お通夜とは思えない人の多さ。選挙も近いし、議員候補もたくさん来ていたんだろうなあ。なんでも親族だけのお通夜は前日にすませているらしい。お通夜を二回もするなんて、資産家は大変である。ここは町中だけど元・村だから、地元の人には、かつての地主・小作関係の名残というか、その辺の人間関係の感覚が残っているのだろう。共同体というかんじだが、今はマンションや建売住宅もたくさんできて、そういうのと関係ない人たちもたくさん住んでいる。かくいうわたしもそうだけど。ああいう場にでると、つくづく自分は根なし草だなあと思う。