ファイル交換問題の新局面?

ムーア監督の「華氏9/11」を、ムーアに批判的なウェブサイトがダウンロード可能にすることで批判しているらしい[via:CNETjapan]。これいろんな意味でおもしろいなあ。でも単純に考えて、これってムーア批判になってるの? 配給会社はあわてふためいているけど、ムーアにしてみれば、映画のテーマからしてできるだけ多くの人に映画を観てもらえるほうがいいんじゃないのかなあ? フィルムが届かないから日本でも公開の目処がたってないぐらいだし、、、なーんか逆効果のプロテスト行動になってるような気がするんですけど、、、。

ファイル交換問題の新局面?」への2件のフィードバック

  1. nozaki

    もともと「華氏9.11」は、アメリカでも配給先がストップをかけたために、公開できてなかったわけですよね。それをカンヌで積極的に取り上げて、しかもパルム・ドール賞まであげてしまった。そこにはアメリカ人タランティーノの尽力もあったでしょうが(ちなみにこのときの彼はソフィア・コッポラと腕を組んで歩いていました)、ヨーロッパ側からの圧力でアメリカでも見せないわけには行かなくなったという流れがあります。ムーアは映画は流通すればいいと思っている人だから、ダウンロードが進めば、彼のねらい通りですよね。
    それにしても日本もまだ公開してないんですか。ドイツもまだですけど。

  2. kiryn

    nozakiさん、こんにちは。
    >ムーアは映画は流通すればいいと思っている人だから、ダウンロードが進めば、彼のねらい通りですよね。
    やっぱそうですよねー。だとすると、アンチ・ムーア・サイトの狙いは何なんだろう??単に外しているだけなのか、裏があるのか、、、。
    日本では公開日程を繰り上げているらしいんですけど、フィルムが不足しているとかで、日程は未定とのことらしいです。最近のアメリカ映画は物議を醸し出すものが多いですね。映画の枠を越えるあたり、わたしはすごく興味深いんですけど。
    >ヨーロッパ側からの圧力
    たしかに。タランティーノをはじめ、選定メンバーに米国人がかなりいたというのも強調されていましたよね。でも宣伝効果は抜群というか、米国ではかなりの人が映画を見に行っているようですよね。ディズニーのイヤガラセもかなり露骨になっているし。
    ファイル交換に関しては、ムーアのスタイルはクリエイティヴ・コモンズの趣旨に賛同するものとみていいのかなあ。いろんな動きがでてくるなかで次世代の流通システムがでてくる過渡期ですよね。規制、規制でくる動きが、ネットのダイナミズムを枯死させないことを願いますよ。

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