Piranesi

別のところにも書いたけど、このサイトはすごいということでトップにもメモっておきます。
opere di Giovanni Battista Piranesi
ピラネージの全作品が見られる。すばらしいの一言。新古典主義時代の古代ローマへの憧憬や傾倒が伝わってくる。ピラネージのこの教養と遊び感覚の融合がなんともいえない。

Piranesi」への6件のフィードバック

  1. 岡田

    お久しぶりです。寒くなってきましたが風邪などひいてないでしょうか?
    とそのまえに、今は秋なんですよね。読書の、芸術の、食欲の…。
    お腹の肉とはおさらばさたくとも、はじめの二つはなんとか実らせたいものです。
    美術とかぜんぜんわからないんですが、とりあえず図書館とかで乱鑑してみようかな。
    なにか引っかかるものがあるかもしれない。感動があるに違いない。
    話は変わりますが、最近DVDで「ゴーストワールド」がヒットでした。
    上品にひねくれてておもしろい映画ですよね。
    主人公の着る服とか部屋の感じとか、そのこだわりがかわいくて、個性的で。でもそれが彼女を孤独に追いやる繊細な内面を表してるようで痛々しくもあった。
    ディテールの作りもそうですが、キャラクターも含めてとても丁寧に練られていて非常にデリケートな映画ですよね。
    笑えるのに危うさもあって、けっこう恐い映画だなっておもいました。
    でもとてもよい映画だと思います。すごいおもしろかった。
    確かにメガネの彼女はインパクトがあった。歩いてるだけでおもしろかった。
    ロストイントランスレーションにでてたもうひとりの彼女は美人だけど性格悪そうだね。
    実際すごいわがままな女優なんだって。

  2. kiryn

    岡田さん、こんにちは。秋になりましたね。たしかに芸術の秋に食欲の秋に読書の秋に映画の秋ですよ。ここんところ忙しくて、そのどれもが堪能できておりませぬ。11月に入れば、とにかくなんか映画みにいく〜と自分をなぐさめております。「2046」ってどうだろう? キレイなだけかしら? 徹底的に美しいのであれば、中身なくてもいいわ、とも思ってるのですが。
    とりあえずレス。また別便で「ゴーストワールド」について書きまーす。

  3. 岡田

    「2046」は僕は近いうちに観に行きますよ。王家衛の映画は大好きなので。前作の「花様年華」は観ましたか?徹底的に美しく、徹底的に王家衛のリズム、世界観が押し出されていましたよ。「2046」は一応その続編のようで、「花様年華」をチェックしてみるのもよいかもしれません。また雑誌の「Cut」でアジア映画を特集しています。
    ウォン・カーワイは、個人的に忙しさに追われ、疲れて、なにも考えられず感じられず感性が鈍ってしまったときなんかにすごく観たくなる映画です。彼の映画に流れる独特の時間がそんなときはとってもあっているのですよね。ぼーっとできる。ただぼーっとするのではなく、思考と感性の狭間をふわふわできる。独特の浮遊感をもたらせてくれます。
    あと映像の色彩とか特有の疾走感を作り出している編集法なんかは僕はカラックスと近い感性を感じます。
    kirynさん、僕も観たら感じたことをなんらかの形で書くつもりなのでkirynさんも観たらぜひレビュー書いてください。楽しみにしてます。
    あと「ゴーストワールド」についてもまたね。
    ではくれぐれも身体に気をつけて風邪にやられないように。

  4. kiryn

    おおお、たくさんの情報サンクス! 
    >個人的に忙しさに追われ、疲れて、なにも考えられず感じられず感性が鈍ってしまったときなんかに
    それってまさに今のわたしのためにあるようなものよー。いやどっちかとゆーと、なんにも考えたくなくて映像に漂いたい気分なんですけど。去年はおんなじような状態のときにタルコフスキーの『サクリファイス』をみてしまって、映像美は映像美だけど、内容的にずーんと落ち込んでしまったんで、選択には気をつけないと。
    ウォン・カーウァイ、印象にのこっているのは『ブエノスアイレス』なんですよね。あの痛々しさがなんともいえないけど、けっこう好きですね。『花様年華』みてないです。ぜひみたいです。『2046』、岡田さんも見に行くつもりなら、わたしも暇をみつけて絶対いきます。また感想を聞かせてくださいな。楽しみね!
    彼の作風、カラックスのあのなんともいえない暗さはあまりかんじないんだけど、フレンチの影響は非常につよく感じますよね。
    『ゴーストワールド』、たいした感想書いてないんだけど、予想以上にヒットだった覚えがあります。「上品にひねくれてて」って言い方うまいね。イーニドみたいな女子高生って、感情移入できそうなできなさそうな、微妙な役だったなあ。ああいうやり場のない鬱憤みたいなのをずーと抱え込んでる女の子って、たぶんあんな行動にでるよ、うん、みたいな。コメント書くといいつつあんま内容覚えてないや、、、ごめん。
    ところで岡田さんはあんまり美術館とかいかない人なの?

  5. 岡田

    kirynさん返信どうも。
    そうですか、kirynさんは今とっても忙しいのですね。
    僕は仕事とかまだプライベートにあまり持ち込まずして済むバイトだし、学生だったときもお気楽だったので沈みたいときは沈んでいたのですよね。気持ちが沈むのはそんなに嫌じゃないしそれでもあまり困ったことにはならない状況なんですよ。
    でもkirynさんの場合は、いろいろ忙しいみたいだし、気持ちが沈んで困ってしまうということがあるみたいですね。
    なんというか、あまりにも影響を受けてそのとき軸になってる価値観のようなものが危うくなって、何にも気の入らない鬱になることって僕はよくあります。それは価値観が壊されて、また新たに作り直されてそしてどんどん広がっていいことなんだろうとは思うけど、そのときは辛いですよね。
    「2046」はどうだろう。「ブエノスアイレス」の痛々しさは強烈ですよね。でも彼の作品ではもっと軽い楽しい作品もたくさんあるし。ねたねたした引きずるような感覚はあると思います。でもそれほど暗い映画じゃないんじゃないかな。いやしかし「花様年華」はちょっと暗かった。
    まあkirynさんに効くポイントと僕のは違うだろうし、観てみましょうよ。kirynさんが観るんなら僕も気合入れて観ますよ!
    「ゴーストワールド」、やはりいい映画ですよね。イーニドは、感受性豊かというか、自分の個性を上手に隠して周りに馴染むすべをもたない人なんでしょうね。だから誰とも結局は結びついていられなくて、中途半端にいるのが許せないから、ああいう行動に出ちゃうんでしょうね。ある意味過度に神経質なんでしょう。常識という立場からでは、そう言われてしまう人なんでしょうね。
    この監督の新作「バッドサンタ」がやるんですよ。ああでもこれ単館系かな。なんでも出来上がりを観て配給のディズニーが激怒した問題作らしいですよ。これ予告観れますけど超おもしろそうですよ。
    あ、僕は美術館とかほとんどいかないですね。行ってみたいとは思うけど、結局は行かない。きっかけがないと行けないくらいな興味なんでしょうね、まだ。ほんと美術とか学校の授業以外はほとんど無縁で生きてきました。
    kirynさんは美術館とかよく行きそうですね。僕もちょっと行ってみようかな。

  6. kiryn

    おはよーございます岡田さん。
    美術館、よく行くってほどじゃないけど、基本的にインドア派なので、いちおチェックポイントに入っているというくらいです。でも素人ながら、絵画はおもしろいよ。いろんな要素とリンクしてくるから、謎解きしているみたいです。映画よりは時間の射程距離がながいので、時代精神を感じ取れるあたりが醍醐味かも。
    「バッドサンタ」、ワルのサンタ? ちょこっと検索かけてあらすじ読んだけど、おもしろそー! ダメダメ人間ぶり見て見たいね。あーでも「クリスマス・キャロル」だって、スクルージは人間的にはかなり問題のあるヤツだったなあ、、、クリスマス物の王道パターンなのかな。まあ、えてして型があるほうがめちゃくちゃできるよね。これも情報ありがとー。
    『2046』観に行くよ、ええ行きますとも、11月になったら、を口癖のように繰り返していますが、11月になったらほんとに時間ができるのか? 一種の思考停止状態でスケジュール帳みないようにしてます…。

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