『裏バージョン』

 松浦理英子の『裏バージョン』を読んだ。読み出すとおもしろくて、一気に読んでしまう。
 高校生くらいのときに『ナチュラル・ウーマン』を読んだときの衝撃はけっこう大きかった。『裏バージョン』って、彼女がこれまで書いてきた、「性的魅力のある」主人公たちの「裏バージョン」なのかな。あのとき20代だった主人公たちも、今は40代。現実ってやつとどう向き合うか、あるいはどうはぐらかすか、生きもがいているというかんじ。ショウノヨリコ(字忘れた)さんの作品を思い出したりしてね。おもしろくてやがて哀しき? こういう女同士の友情って、ありだろうなあ。

 今日はこれから九州に行ってきます。きゅうしゅう〜。遠いなあ。デハ。