圧力鍋を早速使ってみた。圧力がかかって、蓋についている重りがグルグル回転しだすと、ものすごい勢いで湯気が噴出してきた。コワすぎ!何度かやってやっと慣れてきたけど、圧をぬくときも機関車みたいに水蒸気が噴出すので、そのうち天井にカビが生えるんじゃなかろうか、と心配になる。とんでもない調理器具だわ。
ともあれ、最初は豆を煮てみた。簡単・早い・美味しい! 次にシュウマイを作って蒸篭にいれて蒸してみた。説明書どおりの時間配分ではイマイチの出来だったけど、時間を延長してゆっくり蒸してみたら、文句なしの出来になった。そして今日はとうとう豚の角煮に挑戦してみた。
角煮はけっこう好きな料理で、外食でメニューに載っていれば、とりあえず注文する一品。当たり外れも多いけど、お気に入りの店もあって、作るならあの店の味を目指そうと思っていた。出来栄えは、はっきりいって美味しかったですよ。味は満足。ただ、圧力鍋があったとしても、角煮は大変だった・・・。そりゃ何時間も煮込む必要なくトロトロになるのはすごいよ。でも油がものすごい。こんなに出るものなのかというくらいの油の塊が! 後片付けがこれまた大変で、洗っても洗っても、ってやつです。ラーメン屋とか中華料理屋がベタベタしているはずだわ。おまけに、普段はベジタリアンに近いような食生活のわたしにとって、味の濃い肉がこんなにあると胸焼けしてしまって。一週間分くらいの塩分をとった気分。角煮はハレの日の料理に決定。もう当分作らないと思う・・・。
こんばんはー
・・面白すぎて又きました。笑
お肉、冷凍したら良かったのにー。
洗う時の鍋のやりきれない重さまで
想像して笑ってしまいましたよ。
シューシューして泣きそうでも爆発
するかもっていうのも分り過ぎて
切ないです。笑
Keikoさん、こんにちは。
鍋いっぱいの肉を見て、それだけで胸いっぱいになってしまいました。圧力鍋、なんと9リットル入りなんですよ。ま、大は小を兼ねるし、貰い物だから文句もないんですけど…。
>お肉、冷凍したら良かったのにー。
ははは…ウチの小さい冷凍庫はパンと強力粉で埋まってるのです…。冷蔵庫はいつもカラッポに近いのですが。冷凍庫がもっと大きい冷蔵庫がほしい〜!
「美味しさの追求」と「めんどくささの回避=家事の合理化」という二つの要求がせめぎあうのが、豚の角煮だということが分かりました。
kirynさん、ご無沙汰してます。
中華ですが、僕は中華しか作れません(笑)。
フライパンに油たっぷりぶっかけて、豚、ジャガイモ、ニンニク、ニラ、生姜を混ぜます(中華といっても、これしか作られない)。
後は料理酒とミリン、塩の加減で味が変わってしまうのがミソ。塩は多めでいいけど、料理酒とミリンをどれだけジャガイモに馴染ませるかが、美味い・イマイチの境界線ですねぇ。
そりゃそうと、春の到来を告げるかのように、3月初旬に、兼ねてボックス3つ買って、ほっとらかしにしていたトリュフォーの作品の内、4本一気に見ました(DVD)。
・ピアニストを撃て
・柔らかい肌
・突然炎のごとく
・野生の少年
印象的なのは『柔らかい肌』。邦題の意味を考えていませんが、最後の場面がすっきりしたのが印象的です。ご存じかと思いますが、今でいえば不倫映画ですけれど、男性側の機微にも配慮し、女性側の一貫性も養護した、男女に対する基準は違うけれど、双方の「心の動き」をはっきりと捉えている「男女平等」的な作品ですね。
トリュフォーといえば、ドヌーブの2本しか見たことがなかったのですが、先月4本見たことも含め、僕には、ルコントよりも彼の作品の方が合うみたい。といってもルコントは2本くらい(仕立屋の恋、歓楽通り)しか見てないので何とも言えませんが、『歓楽通り』の内容は実践タイプのように感じます。映像にした意味がよく分からない。『仕立て屋の恋』は好きですが。
久しぶりなので、立て続けに書いちゃいました♪
遊民さん、お久しぶりです。春ですね!
>僕は中華しか作れません
おお、遊民さんらしい。でもそのうちフレンチを作り出すかも〜。
>フライパンに油たっぷりぶっかけて、豚、ジャガイモ、ニンニク、ニラ、生姜を混ぜます
う、うまそ〜。ジャガイモは先に茹でとくのかしらん。新ジャガの季節だし、味のしみたおじゃがは美味しいでしょうね。
>中華といっても、これしか作られない
潔いというか男らしいというか、、、中華料理は奥深いのにー。映画にでてくる中華料理とか、おいしそうな場面があったら、こっそり教えてくださいね。
ところで、遊民さん、いまはトリュフォー三昧ですか。私何をみたかなあ。『突然炎のごとく』と『華氏451』と『大人は判ってくれない』ぐらい? でももうだいぶ前。
『柔らかい肌』、遊民さんのコメントを見ると、おもしろそうですね。双方の「心の動き」がうまく捉えられているのだとしたら、今上映している『ブロークバック・マウンテン』とおもしろい比較ができるかもしれません。これも、社会制度や慣習と、自分のセクシャルオリエンテーリングに引き裂かれた人物の「心の動き」をうまく表現していたと思うので。不倫映画といえば不倫映画だし(?) ・・・今ちょっと思いついただけですが^-^
『仕立て屋の恋』、ハードディスクに入ってます! 山ほどためこんだもののうちの一つです。時間つくって観ます〜。
よくあるドラマなら「荒んだサラリーマン男性の不倫」という「暗黙の前提」のもとで、それに悩み続ける女性といった形で物語が進行するパターンが多いですが、『柔らかい肌』は、男性の心の機微をも描いた点で「平等」ですね。ただし、最後のシーンは、妻という存在を深く考えさせる意味で、トリュフォーは藍に精通した監督だと感じました。最終場面、圧巻です。
東東さん、おはようございます。
>トリュフォーは愛に精通した監督
わたしは最近つくづく、自分は愛については語るのも理解するのもヘタだと自覚するようになってきました…(自分で書くレヴューがとにかくツマランので)。まあこのジャンルは、ベタなものも多いから、ついていけないところもあるんですけど。
>男性の心の機微をも描いた点で「平等」
一般的には映画を作る側は圧倒的に男性が多いので、「女性の心の動き」も、えてして男性視点であることはままありがちですよね。その点、トリュフォーの映画が、男女双方の心の動きを平行的に描いているというのは、自覚的かつ実験的要素が強い映画なのかなあ。東東さんのコメントを読む限りでは、相当冴えた映画だという印象がありますね。
「女性の心の動き」というのが男性から撮されているというのは考えずに書いていましたが、仰るとおりですね。ただ、この映画自体では女性側の機微に関する違和感はなかったです。私自身が男性的って・・・!?(笑)
『終電車』や『暗くなるまでこの恋を』で使ったドヌーブも含め、トリュフォーの作品は男性的な視点から比較的自由な気がします(単に、僕と彼との女性への視点が同じという話かも知れませんが)。
東東さん、こんにちは。
>トリュフォーの作品は男性的な視点から比較的自由な気がします
「男性的」「女性的」というのも、しょせん言説ですから、本質的な部分も根強くあるだろうけれど、変わることもあるし、変わりうるし、解釈の自由さがあるべきだし、むしろそのあたりに自覚的で、こちらの感覚を撹乱させてくれるような作品や作家はすごく好きです。
わたしが「男性的」「女性的」と思うものと、東東さんがそう思われるものとは、まるっきり一致するわけではないでしょうけれど、それでも「男性的な視点から比較的自由」と思われるのであれば、きっとそうなんですよ。
>単に、僕と彼との女性への視点が同じという話かも知れませんが。
それもまたおもしろい。わたしはなかなかそういう僥倖には恵まれないですよ。ちなみに、わたしが相当「男性的」と思う監督は個性の強い人が多い気がします。キューブリックとかトリアー、ヴィスコンティなど。王家衛は微妙、男性的だけどかなり撹乱的な要素が強いってところです。・・・って、話がそれてちゃってますね、ゴメンナサイ。