久しぶりに実家で弟と会った。何年ぶり?っていうくらい。久しぶりに会ってびっくりしたのは、考え方や行動パターンがよく似ていること。違うのは、向こうのほうが徹底していて迷いがないことか。
たとえば、わたしはパンが大好きだけど、弟もパンが好きで、あちこちのパンやめぐりをしていた時期があったらしい。パン屋の情報交換で盛り上がり、わたしがパン焼き機でパンを焼いていることや小麦粉の種類の違いについて話すと、すごくノってきた。あと、レシピどうりに作らず、勝手に配合を変えてしまうところや、自分で料理をすると好きな味に調節できるからいいよね、という点で意気投合したりするところも、なんか似ていて笑える。
弟の方が徹底しているなーと思うのは、自分流のレシピをちゃんとメモしていることと(全部データ化しているらしい)、試行錯誤がすごいこと(例えば、卵抜きで滑らかな舌触りのアイスクリームを作るための試行錯誤など。レシピ教えて!とお願い中)。あと、テレビの料理番組はすべて録画しているらしい(これは一部マネしようと思った)。
仕事で忙しい母は料理に時間を割く人ではなかったし、父はまったく料理ができない人だったから、うちは料理好き・食べるの大好き家族というわけでは必ずしもなかった。だから、今二人で料理談義で盛り上がるのが、すごく不思議。弟は小さい頃、大きくなったら自分で稼いだ金で自分で美味しいものを作って食べたいと思っていたらしい。わたしはそこまで思わなかったなー。母は「悪かったね!」とそっぽを向いていたけど。