ブレーメンに行ってました(↓アリバイ写真)。
ハンザ同盟の自由都市と世界史で習ったことと、ブレーメンの音楽隊のイメージくらいしかなかったけど、旧市街の建物や駅舎や教会がものすごく豪奢で、この街の経済力と気概を感じるのに十分だった。旧市街そのものはそんなに大きくはなくて、トラムにのってれば、観光地はほとんど回れる。観光にも力を入れているけれど、観光だけしかない街という印象ではまったくなかった。そういう意味で、京都に似ているように思った。
教会もカトリック系とプロテスタント系があった。なんとなく、プロテスタント教会のほうが豪奢だったような気がする。たまたま、近くのアートスクールの学生さんがパイプオルガンを練習しにきていて、教会のなかでオルガンの音を楽しむことができた。空間のすべてに音が広がっていくようで、ずっとそこで聞いていたかった。
ブレーメンは天気がとてもよくて、暑いくらいだったのだけれど、近郊都市のブレーマーハーフェンはびっくりするくらい寒かった。ヴェーザー川は暗雲たれこめる泥川だった。厳寒の日本海にきたかんじだ。ここは、日本の感覚だと冬だ。もっていった服を無理やりぜんぶ着込んでも寒くて、ホテルでじっとしていた。でもヒーターもつかないから、実はホテルも寒かった。ショーウィンドーに飾られている夏服に意味があるのか? ここには住めない、と思ってしまった・・・寒いの苦手。
なんだか寒そうな雰囲気がよく伝わってくる写真ですね。私もブレーメンと言えば、音楽隊くらいしかイメージありません。それとサッカー!
むかしブレーメン出身の友人が、市役所の写真を見せてくれたことがありましたが、ブレーメンって、市役所の前に広場があって、街の中心になっているという、典型的な都市の構造をもっているのでしょうか?
nozakiさん、こんばんは!
ブレーメン、音楽隊でこれでもかと商売してましたよ。観光の目玉でした。逆さ音楽隊(いちばん上がロバ)の絵のポストカードとか、動物の目玉だけが光っているイラストとか、なかなか楽しかったです。
>ブレーメンって、市役所の前に広場があって、街の中心になっているという、典型的な都市の構造
あっ、いわれてみたらそうなってました。市役所前にはかなり広いスペースがありましたね。ゲッティンゲン市役所の前に比べると、ずっと広いし、それに周囲を囲む建物はほんとに豪奢でした。やっぱりブレーメンって相当裕福な都市だったんじゃないでしょうか。
街の中心に普通に広場があるのがヨーロッパの都市、と思っていたけれど、イタリアなどはともかく、ドイツではめずらしかったりするのでしょうか。まあたしかに、ベルリンは近代都市すぎて、中世都市的な広場のイメージはあまりない、かな?