Jane Eyre
1996 年 英
監督: フランコ・ゼフィレッリ
出演: シャルロット・ゲンズブール
アンナ・パキン
ウィリアム・ハート
原作がよかったりすると、ついつい映画の評価が厳しくなってしまう。この映画も、原作をえらく端折ってしまっていたのが気に入らなかった。
原作では、あるピューリタンの伝導師が、ジェインに強烈なプロポーズをしてくる。彼はこれからインドに布教しにいくのだけれど、信仰心から同じように強い信仰心をもつジェインを妻にしたいというわけだ。愛はないけれど、愛に匹敵するほど強烈な信仰心からジェインを求める、その伝導師の磁力に、ジェインはなかなか抗えないのですね。ピューリタンの強烈な信仰心なんてなかなか理解しがたいものだからとても興味深くて、あたしは彼に強烈な印象を覚えたわけです。
なのに、映画ではこのピューリタンがジェインに遺産相続の話をもってくる弁護士と同一にされちゃって、映画を観ていてがくっとなってしまった。ままある話だけどね。
by kiryn (2001/10/14)
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