The Piano
1993 年 豪
監督: ジェーン・カンピオン
出演: ホリー・ハンター
ハーヴェイ・カイテル
サム・ニール
最初見たときはすごくよかった。で、もう一度見たくて、見てみた。一度目ほどの感動はなく、状況設定はたしかに特徴的だけど、話としては、んー三角関係モノのメロドラマかなあ。そういいきってしまうのも酷だろうか。
でも、海辺で弾いているピアノのシーンとか、ナイマンの音楽とか、印象的なのはいっぱいあった。口のきけないアダ(ハリー・ハンター)がピアノを介してベインズ(ハーベイ・カイテル)と関係を深めていくのを、夫のステュアート(サム・ニール)が嫉妬して、最後には妻の指を斧で切り落としてしまうシーンもすごい。どしゃぶりの雨のなかをふらふらとアダが倒れこんでいくとき、スカートがふわっとひろがって、ゆっくりしぼんでしまう。とても鮮烈なシーンだ。
ジェーン・カンピオンの昔の映画って、とにかく長くて空恐ろしいくらい退屈だった。絶対途中で寝てた。この映画、最後までおもしろく見れただけでもすごいかもしれん。
by kiryn (2001/12/28)
hi